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私は、数年前に、夫とは別居せざるを得なくなり、子どもを連れて、家を出ました。 (東京都 Fさん

(2015/02/12)

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夫との夫婦関係の清算をしたくても、とても夫とは話ができず、やむなく、最初は、自分で家庭裁判所に、離婚を求める調停の申し立てをしました。

 本当は、弁護士の先生に依頼したかったのですが、費用が気にかかり、また、たくさんいる弁護士さんの中から、どのように選び、依頼したらよいかがわからなかったのです。

 そこで、本を読んだり、法テラスの無料相談を受けたり、自治体が主催する相談場所へ相談しに行ったり、やり方を手探りしながらの調停でした。

  ひとりで調停待合室にいることの心細さと辛さ。
私は、不安で不安で、たまりませんでした。

 そんな思いで何回か調停期日に臨みましたが、結局、調停は、不成立に終わりました。

  しばらくして私は、きさらぎ法律事務所を訪ねました。
それは、福本悟弁護士を取材した記事が、新聞に載っていたのを読んだからです。

 「初回相談料は無料!時間制限なし!」

 無料相談ができる場所があっても、必ず時間制限があります。

 30分ぐらいでは、とても長期の夫婦のことについて、話しきれるものではありません。

 きさらぎ法律事務所のホームページを見て、面談の申込みを決めました。

 福本先生との初対面は、怖い印象でした。

 最初の面談のとき、私は、とても緊張しながら、今までの経緯をお話ししました。

 先生からは、相手への愛情の有無の確認、私に悪いことはないのかの質問がありました。

  かなり時間を掛けて、私の話を聞いていただきましたが、「調停は、弁護士に依頼しなければダメだ」等の結構厳しい言い方をされ、そして、「お金を取りたいなら他の弁護士のところへ行ってください。」等、突き放したような言い方もされたのです。
(これは離婚することを目的とする心構えという意味でのお話であったようです。私は、その時は、「なんで…」と思いましたが…。)

 調停が不成立だった私は、次は、離婚裁判なのかと考えておりました。

 ですが、福本先生は、「裁判せずとも、代理人が間に入れば、必ず解決に向かう」と言われたのです。

 それは、本を読んでの知識だけではわからないことでした。

 そして、その言葉が、私にとって、とても心強いものだったので、依頼することを決めました。

 依頼の費用についても、日本司法支援センター(法テラス)の代理援助を教えていただき、福本先生の事務所は、法テラスと契約されているとのことで、すぐに手続きしてくださいました。

 法テラスから援助決定されたため、以後私には、福本先生に対する直接の費用は発生せず、法テラスに対して、分割で、お支払いすることができました。

 こうして始まった手続ですが、今までを振り返ると、福本先生に、なかなか思うように自分のことを伝えられず、先生に対して、遠慮していたことも多々あったように思います。

 夫婦の事情を思い出すだけでも、私には、とても辛く、嫌なことでした。

 また、そのころの私は、率直に言って、福本先生と、どのように関わっていったらよいかもわかりませんでした。

 先生に、「うまく話せない」と伝えると、「ゆっくりでいいから」と、おっしゃっていただきました。

 夫婦関係が解決するまで、長い時間が過ぎました。

 しかし、時間を掛ける,時間が掛かることは、悪いことではなかったのです。

 その間、福本先生との会話の時間も少しずつ増え、先生のお人柄にも触れることができ、私自身も、とても安心することができるようになりました。

 先生は常に、離婚するという目的のためにどうしたらよいかを一緒に考えてくださいました。

 福本先生とお話しすることで、自分の気持ちに整理がつき、また、相手方の立場を思い量るということも、教えていただきました。

 私はやがて、先生は、人間として公平で、優しさのある方だと感じました。

 そして無事に協議離婚が成立。

 私にとって、とてもよい結果となりました。

 私たちが生きていく為に、世の中にはたくさんの決め事があります。

 その専門知識をたくさん持ち、様々な方々の問題を解決に導いていらした先生の経験からの判断。

 私は、福本先生のそのようなお考えに大変助けられ、よい結果となったと思っています。

 本当にありがとうございました。

 もっと気軽に、また、もっと早くに相談に伺っていたらよかったです。