新学期が始まると、すぐにゴールデンウイークが到来する感があります。
今年は、5月2日が月曜日、6日が金曜日に当たるため、うまく休みが取れる人は、10連休になりますね。ゴールデンウイークと言えば、家族旅行でしょうか?
楽天トラベルが、『2016年家族旅行の人気急上昇エリアランキング』を発表しました。これは、楽天トラベルが、今年1.000人泊以上の宿泊予約実績があるエリアを対象に、楽天関係からの子連れ利用の予約人泊数を、昨年度と比較したもので、第1位は京都駅周辺、第2位は別府市内エリア、第3位はハウステンボスがある長崎県平戸、佐世保、ハウステンボスエリアだそうです。
ケチをつけるつもりはありませんが、これから述べることも含めて、チョット意外な結果でした。
楽天トラベルは、私もよく利用するサイトであり、私がよく行く場所は、この『ひとりごと』をご覧になっている方は、おわかりだと思うのです。 京都自体は、世界遺産が多くある千年の古都であり、歴史好きな人には、何回行っても飽きない場所だと思います。
外国人観光客も多く、つとにホテル不足が指摘されてもおります。だとすると、今更伸び率なんてと思いました。京都駅周辺がトップになったのは、子連れ客が利用しやすい宿があるからだと報告されています。すなわち、添い寝ができ、大浴場があり、朝食バイキングを設定している宿があるからと分析されていました。
別府温泉も、子どもも遊べる娯楽施設があるから、ハウステンボスは、大人も子どもも楽しめるからと言われます。でも、それは今に始まったことではないと思われ、昨年より伸びたと言うのがわからなかったのです。京都やハウステンボスは、絶対的な人気上昇と言ったところでしょうか? 昨年と比べての伸び率ですから、私は、函館とか大阪、信州あたりかなと思いました。
伊勢志摩も人気は出るはずですが、昨年式年遷宮がありましたから、急上昇とはいかないことはわかります。絶対的人気と言うべきかわかりかねますが、嬉しいような意外な結果?が出ていました。ベストテン内に九州の中から6エリアが入ったことは凄いですが、その中でも同じ県内、それも同じ市から2エリアがランクインした場所があります。
私が、そんなことを取り上げるのですから、もうおわかりですね。さあ~福本悟の福岡自慢が始まりました。 楽天トラベルの調査では、『福岡市(天神、中洲、百道浜)、糸島エリア』『福岡市(博多、祇園、海の中道)、太宰府、二日市』がいずれもランクインしているのです。そうです。私がいつも楽天トラベルで宿泊予約を入れる『福岡市(天神、中洲…)』が人気急上昇なのだそうです。家族連れの利用が増えたわけですが、卒直に言って、その理由はわかりません。
福岡市は、子どもが楽しめる場所、家族で見学するにふさわしい場所は多くないです。福岡市内には、ほぼ天然温泉が湧き出る宿はありません。そもそも大浴場を備えるホテルは少なくて、シティホテルがほとんどです。リッツカールトンもウエスティンもマリオットもシェラトンもルネサンスもありません。オークラ、ニューオータニ、グランドハイアット、ヒルトンシーホークが高級宿と言えるくらいです。子連れ利用には、似合わない都市だと思っておりました。
福岡は、『食王(ショッキング)都市』すなわち、飲み食いだけの街だと思っておりました。 それはそうだとやはり思っています。ただ、これだけ福岡大好き、福岡を宣伝している私の立場からすると、やはりこの予想外の?嬉しい結果を分析しなければなりません。
それで私なりの分析ですが、福岡市は、九州そしてアジアの入り口、福岡を起点に行き来する現実があるのではないかと言う結論です。すなわち、東海道山陽新幹線と九州新幹線は、福岡市にある博多駅が、原則として始発であり終点です。ここから熊本、鹿児島方面に出発し、在来線も、大分や長崎への特急始発駅でもあります。外国船入港日本一の博多港、世界一都心部にある福岡空港を持つ福岡市は、対馬や韓国への玄関でもあります。
九州また、アジアの諸地域に行き来するために、旅行者は、福岡市に宿泊するのではないかと言うことです。北海道の入り口新千歳空港は、北海道のあちらこちらに向かうツアーバス等が多く出発します。福岡市も、九州そしてアジアへの出発口そして帰ってきたときの宿泊先に利用されるのではないでしょうか。それは、私が福岡に行く目的とは、明らかに異なるのです。 これは、なんの裏付けもない福本悟の私見にすぎません。
私のように飲み食いのためなんて不謹慎な動機で福岡市に行く人は、実は少ないのだとしたら、楽天トラベルが調査したとおり、どんな宿泊施設が家族旅行をする人に重宝されるか、福岡市の宿泊施設のあり方が見えてくるような気かします。
『京都駅周辺』を例にすれば、添い寝ができ、大浴場があり、朝食はバイキングが高得点でした。そんなホテルが福岡市に多くなれば、正統派福岡宿泊者が、さらに増えるのではないでしょうか。でも私は、私なりの福岡を愛する気持ちで、福岡に行き来するでしょう。
それは、鮮魚を筆頭に、美味しい食べ物と焼酎、そして行きつけの飲食店や屋台等、いつ行っても福岡市を愛する福本悟を歓迎してくださる多くの福岡博多の熱い人たちがいるからです。私の福岡は、統計には現れないよか福岡です。