伊勢志摩サミット、オバマ大統領広島訪問、消費税率据え置き、内閣支持率アップで、衆参同日選を行うチャンスですが。

2016年5月27日
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伊勢志摩サミットを終え、オバマ大統領の広島訪問を実現し、消費税率アップを延期する、これで内閣支持率は10%は確実に上昇するでしょう。

 

それに、最近沖縄県で発生した米軍軍属による凶悪事件に対して、日本政府が厳重に抗議することは、良い国民感情を生むと思います。安倍晋三内閣総理大臣、衆議院を解散して総選挙をしたいでしょう。でも、私なんかでもわかってしまうミエミエの戦略、返ってそうは問屋が卸さない様相です。

 

例の沖縄に駐留する基地で働く米国籍の軍属の事件は、これまで繰り返されては実現し得ない日米地位協定の見直し、改定を求める声が大きくなっています。翁長雄志沖縄県知事は、オバマ大統領との面談も希望したのですが、日本政府は、適切な運用を期待するとのこれまでの答弁を変えません。 ところが、今回の参議院議員選挙で改選を迎える島尻安伊子沖縄北方担当相、「自民党県連としても、地位協定の改定改正は求めていく、求めざるをえない」と記者会見でこう述べました。

 

これは、明らかな県民国民を欺く目くらましですね。安倍内閣の閣僚でありながら、内閣の方針決定と違うことを発言するのは、もしかしたら『歯舞』を読めなかったように、単なる閣内不統一となるとを知らなかったのかもしれません。 でも、自民党議員、選挙のときは、辺野古沖移転反対!大間原発反対!等み~んな言ってますよ。

 

島尻大臣、ご自身もあと数日で迎える選挙に、これは影響しますね。ただ、日米地位協定の改定改正ができないことはともかく、選挙後は、政府与党として充分アメリカに物申したので、今後は適切に対処されることが確実になったとでも言い換えて、『成果』を仰るのでしょうね。 翁長雄志知事が言われます。日本政府は、やれることはやると言っているが、「やれないことはやらない」と言うに同じです。

 

でも、本当に閣内不一致と謗られても、安倍晋三内閣総理大臣から罷免されてもご自身の主張を貫きますか。それなら自民党に留まる理由ないですね。でも、安倍晋三内閣総理大臣、安倍内閣の閣僚が選挙のときにも、どーせ実現する気はないパフォーマンスだとわかっていても、政府と違うことを言えば、チョット嫌ではありませんか。 それから公明党です。自民党が公明党と連立を組むのは、これはもう選挙、纏まった組織票が欲しいことは、憚りなく言ってしまいます。平和と福祉の政党が看板だった公明党、すっかり与党慣れしたようで、安倍晋三内閣総理大臣に対して、衆参同日選の回避を求めたようです。これには、安倍晋三内閣総理大臣も、『本音』を言えなかったのか、公明党山口那津男委員長の『踏み絵』に屈したかたちです。

 

公明党は、選挙を繰り返す体力は、自民党ほどではないようです。 安倍晋三氏は、憲法改正を目論んでいて、そのための布石として議席獲得を目指しています。もし、護憲政党?公明党が言うことを聞かなくても、おおさか維新会の議員が増えれば良いからです。公明党切りが起きます。しかし、公明党だって黙ってはいられない。もう、選挙協力なんかしない、党首?の人気に頼る選挙をどうぞとでも言われたら、やはり不安になるのではないでしょうか。

 

橋下徹氏の国政進出わかりませんから。 それと、安倍内閣の功労者、菅義偉内閣官房長官の本音、どうでしょうかね。もともと保守本流宏池会ご出身、その尊敬する梶山静六氏は、橋本龍太郎元首相が、沖縄へ傾注する流れを作った叩き上げ、菅氏は、生まれも育ちも自分とは違う人が、そして右派自民党が、総理総裁を続ける現実に、内心汚れ役ばかり押し付けられて…の思いはないでしょうか。

 

しかも、今回同日選をやって自民党が議席を減らしでもしたら、官邸を預かる者として、責任を押し付けられる危険性さえあります。

 

先に行われた衆議院北海道5区補欠選挙では、安倍晋三氏が選挙区入りすると票が逃げるとして、投票日前日に熊本に行かせ、投票日直前に、『同日選はない』させないと公明党と密かに約束、支持母体の協力を得られたと、まことしやかに言われています。公明党とのバイブは無視できないのではないでしょうか。さて安倍晋三内閣総理大臣、解散総選挙、できるのでしょうか。