梅雨前線が長く停滞するこの時期の新聞報道に寄せて。

2016年6月24日
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今の時期は、1年中で最も日の入りが遅く、夕暮れが遅く感じるときです。今日は夏至です。ただ雨が多く、明るさはあまり感じませんね。東京と福岡は、30分以上日没時刻が異なりますが、梅雨前線が停滞するため大雨の被害が起きやすく、博多祇園山笠を前にしたこの時期、いつも気を揉んでいる自分がおります。

昨日も北部九州や中国地方では断続的に大雨となり、各地に土砂災害警戒情報が発令されました。ここ数日間、局地的に猛烈な雨が降る危険性があるとして、気象庁は土砂災害、低地の浸水、河川の増水等に厳重な注意を呼びかけております。


遠く東日本でも起きたように、雨だけではなく、落雷、突風にも注意が必要で、北部九州を中心に、既に56万人に避難指示・勧告が出されたそうです。

地震による被害が癒えない熊本県では、土砂崩れなどでまたしても大きな被害が起きました。福岡県内でも、増水に巻き込まれたと見られる行方不明となった方がおられ、福岡空港でも最大瞬間風速的20.1メートルを観測したそうです。



交通機関への影響も出ています。数年前甚大な被害が齎した広島県内では、山陽本線瀬野八本松間を深夜走行中の電車が、線路に流れ込んだ土砂に乗り上げて、運行できなくなるアクシデントがありました。いつかこの『ひとりごと』でもお話ししたように、今も昔も『セノハチ』は難所です。来月また広島空港⇄広島駅を通ります。復旧作業に感謝します。 


首都圏で暮らしていると、もう慣れっこになったのは、朝の通勤電車の遅延と、毎日どこかで発生している運転見合わせです。これは人が多く、列車の運転本数が多いがゆえに起きることです。それでも終着新宿駅では係員が、遅延証明書を発行していますが、アレ、遅延時刻、鉄道会社からは未記入です。そして、これも年中行事になった振替輸送の案内です。鉄道地理に詳しくない方でも、意外と覚えるのではないでしょうか?慣れは怖いですが、危険回避を学ぶこともあるのです。 


しかし、鉄道やバスの本数が少なく、また、路線が網羅されていない、迂回方法がない地域にお住まいの方は、災害で交通網が遮断されますと、生活にモロに影響してくると思われます。例えば、海が荒れて船が運航中止となると物資が届かないのはその例でしょう。また、道路が寸断されて、陸の孤島なんて言葉がよく聞かれます。 首都圏、都会では、そう何日も公共交通機関が使えなくなることはありません。


混雑に文句を言うくらいのこと、日常生活に大きな影響が出るわけではないです。今、雨の羽田空港にいて、これを書いておりますが、次々に離陸していく航空機、その行き先は、どんな気候なのかと気になります。今日も今日日本国中平和で、それぞれの土地で暮らす皆様が平穏安全であることを願って、機内に入りました。