批判して、もうお客様になり得ない人に言い訳や嫌味を言っても…

2016年3月11日
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年々ペットブームが加速されるようです。街のあちらこちらで獣医師の医院を見かけますし、ペットと泊まる宿も増えている感じです。

我が家にもわんこが3匹おりますので、ペット情報には敏感になっています。よく、空港の搭乗手続きのところで、わんこの鳴き声が聞かれます。また、到着口荷物受取場では、荷物室からゲージに入ったわんこが出てきて、飼い主さん引き渡される場面が見られます。ペットは、航空機内、客室には同乗できないのです。

そんな日本の航空業界のおきて?を破ったツアーが発表されました。ANAホールディングス全日空が、日本の航空会社では初となるペットと機内で過ごせるチャーター便を利用したツアー、『わんわんフライトin北海道』を企画、実施するのだそうです。

成田釧路間を往復チャーターで獣医師が同行、阿寒湖荘へ貸切で宿泊する2泊3日の旅で、大人2名わんこ1匹で222.000円です。全日空では、これからもペット向けサービスに取り組むとのことであります。

こんなツアーに参加できる方は、お金や時間がある方と思われ、羨ましいです。わんこもしあわせですね。人間2人で釧路から阿寒湖方面を巡る2泊3日のツアーでは、20万円超えはないだろうと思うからです。

私は、阿寒湖荘なる宿泊施設に泊まったことはありませんが、ペット同伴可能な宿では、オーナーさんが、犬等のペットを飼われていることが結構あります。よく、看板犬なんて宣伝されています。もっとも、ペット同伴可能の宿ではなくても、ペットを飼われている宿泊施設はあります。特に、都市部から離れた場所にある宿は、その例が見受けられるでしょう。この全日空のツアーを知った同じ日、YahooNewsで物議を醸している記事を発見しました。

和歌山県にある温泉宿で飼われていた15歳の看板犬が、この宿に宿泊して、旅行会社『じゃらん』のサイトに口コミした利用客の感想(苦情?)を原因に、殺処分されたのではないかと、最近になってネットで議論されている件です。この利用客、お風呂や食事は良かったが、館内に犬が居たのが嫌だった、また、朝早く外から犬が吠えてゆっくり寝られなかったと書きました。

これに対して宿側より、じゃらんに返信がありました。曰く、「犬も歳をとると目が見えなくなり、呆けて言うことがわからなくなるなど、まあ人間も同じで、長年飼っていると冷たい仕打ちもしにくいもの。しかし、迷惑を感じる方がいる以上仕方ありません。保健所に連れて行って処分してもらおうかと思っています。マロ(犬の名)のファンの方もたくさんいらっしゃる状況になりましたので、どうも長い間ありがとうございました」ですって。

これが投稿されたのは昨年10月ですので、なんで今ころ騒ぎ?になったのかわからないところもありますが、幾つかのサイト運営者やマスコミ関係者が、この宿を取材したところ、件の犬は、そのとき殺処分されず、今年の2月に血管が切れて急死したと回答されたとのこと、じゃらん口コミへの返信は、「旅館の雰囲気を知っている方だったのて、少し嫌味を効かせた」のだそうです。

ネット上の投稿でも、嫌味、あてつけ、やるはずない、ブラックジョークが強すぎる等の宿の回答を間に受けていない方があると思えば、勝手な飼い主、最低、最初から飼うな!酷すぎ、人間のエゴ等総じて宿側を批判する意見がほとんどですが、犬が居ることを知っていながら、ーーこんなことを投稿したばかりに、犬の命が奪われるのだからーー泊まったクレーマーが悪いなんて意見もありました。

私は、ペットを飼っている人なら、自分の家族と同じであり、自ら保健所に提出するなんて、絶対に出来ないと思っています。ですから、このじゃらんの口コミと宿の返信を巡って、ネットで騒動が持ち上がっていると知ったときに、宿の酷い嫌味であり、嫌がらせであることはわかりました。でも、愛犬を殺処分するなんて、冗談でも言えないと思うのですが。

この宿のことが気になり、殺処分に関する真相が明けらかとなった後に掲載された情報から、思うところを書きます。

私も、個人事業主であり、ご依頼者は、お金を持って来るお客様でもありますから、きさらぎ法律事務所そして福本悟をどのように思われているか、気にならないわけではありません。ホームページをご覧になっていらっしゃた方には、初回無料相談を受けてお帰りになる際に、事務所備え付けのアンケート用紙にご記入いただくのも、検索用語等の検証もありますが、ご相談者は、どのように感じられたか知りたいからでもあります。

ですが、ご不満ご批判をいただいたとしたら、これを真摯に受け止め、改善するのは当たり前ですが、少なくとも私の対応を含めた相談の結果にご不満がある方は、もういらっしゃることはないのだと理解されます。ですから、その方々に対して、言い訳などすることはないのです。何らかの理由で、今回弁護士福本悟に依頼することはなかったとしても、好印象を持っていただければ、将来「客が客を呼ぶ」ことにもつながると思っています。

そんなふうに考えている私は、件の宿のじゃらんや楽天に掲載された口コミに対する返信を見て、信じられない思いです。もし、宿に不満を持っていて、低い評価をする方は、今後利用する可能性は低いです。そんな方々に対して、言い訳ならともかく、嫌味や当てつけとも思える返信があるのです。余程言われっぱなしが嫌なオーナーさんなのでしょうね。

中には、当時の宿側と利用客との『喧嘩』が、口コミの場で場外乱闘となったかのやりとりまであります。さらに驚いたのは、この宿を相当評価している、少なくとも口コミからは、批判不満は全く見られない利用客に対する返信で、評価を満点の5点にしなかったことを、不満タラタラと何回も述べていることです。仕組みはわかりませんが、じゃらん等で高得点を貰えたら、賞金とか出るのでしょうか。

この宿のじゃらんの口コミは、犬の殺処分の可能性がネット上で議論されていたわけですが、本質は、そこではありませんね。犬を、すなわち自分たちを少しでも批判されようなら、たとえ愛犬であっても殺処分するかの嫌味を平気で言える人が、じゃらんや楽天の指定宿となり、利用客に喧嘩を売るか、おねだりしていることをどう見るかではないでしょうか。


アベノミクスって奴で、消費が活発になるそうですから、観光業界も、顧客獲得に懸命なのでしょう。少しでも悪く言われたら、競争に勝てないと言うことでしょう。私は、批判を許さない、話をはぐらかして高い評価を狙うやり方は、好きにはなれません。誰がそうだと言っているわけではありませんが。一連の『騒動』の中で、愛犬マロが殺処分されず、天寿を全うしたとことが救いです。

福岡市に春を告げる事柄の説明です。

2016年3月10日
昨日のひとりごとのつづきですが、気温が20℃を超えた3月5日、福岡に行きました。


汗ばむ陽気で、市内中心部の天神には、半袖姿の若者がおりました。この時期の西の方角は、特に日暮れが遅いと感じます。午後6時半過ぎても、まだ灯りは点灯されません。そして、この時期になると、『福岡に本格的な春が来た』と私が思っているふたつの事柄があります。

ひとつは、きさらぎ法律事務所旧ホームページの『よかとこ九州』でご紹介した室見川の『しろうお』です。市内西部を流れて博多湾に注ぐ室見川、もう海に近い場所で、しろうお漁が始まります。


毎年2月中旬から4月上旬にかけて、産卵のために博多湾から登ってくるのです。しろうおは、『シラウオ』ではなく、ハゼ科に属します。体長5cmくらいの透明で、目だけ黒い魚です。これを博多湾の河口近くの室見川に、梁と呼ばれる柵で囲い込んで獲る伝統的漁法です。行きたままポン酢につけて食べる『踊り食い』が主です。まさに福岡に春を告げる魚です。


それともうひとつ、それは福岡の『ホワイトデー』です。3月14日、バレンタインのお返しがなされる習わしですが、そのルーツは、福岡市の和菓子店『石村萬盛堂』が、チョコレートのお返しに、マシュマロを作って販売したのが最初と言われているのです。


福岡市博多区にある石村萬盛堂本店は、博多祇園山笠のゴールに位置します。まさに博多そのものを感じます。皆さん、石村萬盛堂とマシュマロ、そしてホワイトデーの成り立ちはご存知でしたか?

福岡みやげの定番のひとつともなっている『鶴乃子』。これはマシュマロ生地で、黄味餡をくるんだ明治時代から作られた和菓子でしたが、当時の石村萬盛堂は、これしかなく、売上が伸びなかったので、新たな菓子の販売を考えていたそうです。そんなとき、昭和52年のことですが、当時の社長さんが、ある少女雑誌をめくっていたところ、「男性から、バレンタインのお返しがないのは不公平。ハンカチかキャンディ、せめてマシュマロでも…。」の記事を見つけました。

これを見た社長さん、男性から女性にお返しする日を、鶴乃子をきっかけとして作れないか、そんな思いで、当時は鶴乃子を作る機械で作れるマシュマロに、バレンタインがチョコレートだったことを考えて、チョコレート包餡のマシュマロを考案したのでした。これは、バレンタインでもらったチョコレートを、やさしく包んだお返しする、そんな思いで、チョコマシュマロが出来上がったのでした。


ただし、マシュマロデー後のホワイトデーが3月14日になったのは、全くの偶然でした。このチョコマシュマロを販売することになったのは、岩田屋天神店ですが、いつ販売するかは、そのときのスケジュールをみて、石村萬盛堂さんが暇となる3月14日がよかでしょうと進められて決まったのだそうです。これがホワイトデーの前身、マシュマロデーが生まれた経緯であります。昭和53年3月、遂にマシュマロが店頭に並びます。

こうして誕生したマシュマロデーでしたが、百貨店から提案がありました。バレンタインのお返しは、マシュマロだけではなく、もっと幅広く文化にできないかと言うのです。こんなところから数年後、マシュマロの白に合わせた『ホワイトデー』の名に変わったのです。そしてホワイトデーの商品は、心からのお返しなら、マシュマロやホワイトの品物に限らないことにもなって、日本国内に、ホワイトデーが、定着することになったと言うお話であります。

私は、昭和59年の3月、司法修習生として福岡市で暮らしておりました。そのとき、既に婚姻していた同期生から、「マシュマロを買うから付き合え」と言われたことを覚えています。そのときは、ホワイトデーなんて言葉は記憶にはなくて、マシュマロデーと言っていたその友人に 誘われた?のは、正直迷惑だなと思ったのです。


そのころは独身でしたし、誠に残念ながら、2月14日には、私にチョコレートをくださるこころ優しい方はおられなかったからです。現在は、『ミーナ』となった天神にあるビルで、マシュマロを選んでいる友人をみて、何やってんだろうと疑問を感じていたのは事実です。もちろん、そのときマシュマロデーの謂れも、石村萬盛堂さんも知りませんでした。

今回福岡市に行くにあたって、石村萬盛堂のチョコレートマシュマロを買いました。石村萬盛堂は、ときどき都内の百貨店で開催する福岡物産展に参加され、チョコレートマシュマロを販売します。ホワイトデーとは無関係の私には、普通にこれが買えるチャンスなのです。博多祇園山笠と深い関係があるこの店舗、かなり気になっていたので、本店を訪ねたのです。

今回見栄を貼って、何気なくチョコレートマシュマロを買って来ました。自分で食べるためです。

さて、福岡はもう春本番でした。

今回の福岡では、『しろうお』にはありつけませんでした。いつも市内の魚のお店に入って飲み食いする時間帯、私は、レベルファイブスタジアムに居たからです。


そうです。先週開幕したサッカーJリーグディビジョン1に所属する『アビスパ福岡』のホーム開幕戦が、3月5日行われたからです。今年に限っては?アビスパ福岡J1でのシーズンスタートも、福岡市に春を告げる事象かと思います。

富士山は、遠くから眺めるから美しく、安心だとわかりました。

2016年3月9日
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3月5日は啓蟄を迎えました。春の暖かさを感じ、土の中で冬ごもりしていた生き物たちが、目覚めるころと言われます。

この日、日本列島は、軒並み気温が上昇し、九州では20℃を超え、東京あたりで例えると、ゴールデンウイークころの陽気となったようです。雪解けの雪崩、大量の花粉の飛散等に注意を要します。

気象庁は、1953年から、季節の移り変わりを動植物の様子で見る『生物季節観測』を続けていますが、温暖化、都市化の影響で、身近な生き物が見られなくなっているのです。気象庁が、全国規模で観測の対象としていたのは、トノサマガエル、チョウや鳥等の生き物が11種、タンポポやサクラ等の植物が12種だそうです。ですが、トノサマガエルは関東地方、九州福岡市でも見られなくなり、ホタルは外されたようです。その福岡市のアイランドシティにある体験学習施設で、日本では最大級とされるオオゴマダラと言うチョウが羽化したと報じられていました。

福岡市東区にあるアイランドシティは、人工島ですが、その上空を福岡空港に着陸する航空機が飛行します。最終の着陸態勢に入っていて、約2分で着陸します。ちなみに、3月5日は、『スチュワーデスの日』でもあります。スチュワーデスなる言葉は、男女雇用機会均等法の施行により、客室乗務員、すなわちキャビンアテンダントに変わったわけですが、スチュワーデスが日本に初めて誕生したのが、1931年3月5日だったからであります。でも、記念行事が行われている様子はないようです。

こんな話題を書きましたのは、3月5日、私は、羽田空港から福岡空港へ向かったからであります。でも、航空機に詳しい人にとっては、3月5日は、ひとつ忘れらない出来事があるのです。

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それは、昭和41年3月5日、英国海外航空機(BOAC)の富士山麓上空で起きた空中分解事故でしょう。この前日3月4日には、濃霧の羽田空港への着陸に失敗、炎上して多くの死傷者が出たカナダ太平洋航空機の事故があったばかりでした。以前この『ひとりごと』にも書きましたが、1966年昭和41年は、当時小学生だった私にとって、とても怖かった『5連続航空機事故』が発生した魔の年でもありました。

航空機が空中分解するなんて…。想像を絶することだと思います。BOACのボーイング707型機は、当時ロンドンを起点に、世界の富豪たちを乗せて、世界周遊の途についておりました。ホノルルから香港に向かう途中、3月4日夕刻に、羽田空港に立ち寄る予定だったわけですが、例の濃霧のため着陸を断念、予定を変更して福岡空港に着陸、一夜明けた3月5日、羽田空港に立ち寄り、約20時間遅れて香港に向けて離陸したのです。そして、富士山麓御殿場市上空高度4.500mを有視界飛行中、乱気流に遭遇して、翼が分断されるなど、機体は空中分解して落下した事故がこれです。

この事故は、当時から計器飛行が行われていたのに、あえて機長は有視界飛行に切り替え、しかも、もともとの伊豆大島上空を経由せず、あえて富士山近くを経由する航空路の許可を得たのは、日本のシンボル富士山見たいと言う世界の富豪たちの希望を容れたからではないかと取り沙汰されました。民間のジェット機としては、かなり低空を飛行していたこともあって、好天の中、多くの目撃者がありました。空中で機体がバラバラとなり落下した様は、さぞかし驚いたことでしょう。しかし、事故原因、すなわち空中分解した原因が判明したのは、数年してからでした。

BOAC機が乱気流に巻き込まれたであろうとは、初期段階から指摘されていました。しかし、乱気流の原因が、富士山周辺で、快晴の日に発生する『山岳波』と言う乱気流であり、その中でも極めて特殊な力が作用した『剥離現象』がもたらしたものと確定したのは、1970年気象庁気象研究所の発表まで、調査が待たれたのでした。

山岳波は、富士山のような孤立した高い山の風下が特に強く、その影響は、標高の5割増の高さまで及ぶとされます。そのため事故のあった日は、南側の高さ5.800m以下の飛行は危険とされる計算です。これまでも、富士山麓では、ヘリコプターや自衛隊機が墜落したことがありましたが、旅客機による上空通過は、問題視されておりませんでした。

ところがこの日は、中国大陸からの強烈な季節風の影響で、従来の予想を超える山岳波が発生し、ボーイング707の設計荷重を遥かに超える重量がかかって、垂直、水平安定板が破損、主翼やエンジンまでが脱落して、最後にはきりもみ状態になって、墜落に至ったと結論つけられたのです。

この事故の教訓は、パイロットの間に、「晴れた富士山には近づくな」の合言葉になって、踏襲されているそうです。富士山は、孤立峰のため、もろに山岳波が発生するところ、大気が湿っていれば、他に雲が出て、雲の間から様子を知ることができるけれども、快晴のときは、肉眼では発見できないからと言われるのです。
ですから、富士山の北側を通過する航空路はありますが、南側は、富士山からかなり離れていなければ乱気流、すなわち山岳波に襲われる危険があるため、相当外側を通っています。西から、特に九州から羽田空港に進入するのに、通常は、大島上空を通過して、房総半島をくるりと廻って千葉県側から着陸態勢に入る理由がわかりました。それでも特に危ないと機長らが判断したときは、大島より更に南の八丈島あたりまで、周遊することもあるようです。

富士山は、確かに大きくてきれいです。

特に冬か春にかけて、空気が澄み切っている時期は、冠雪もあり、絵になる日本の風景です。でも、富士山に空から近づくのは危険なのです。美しいものにはなんとかと言われますね。さて、今日3月5日は、とても暖かい日で、雲の上は晴れていたようです。羽田空港から福岡空港に向かうとき、富士山の北側を飛行します。左手に富士山がみえるはずです。昔、航空機の中で、「左手に雪を被った富士山がご覧いただけます」とキャビンアテンダントのアナウンスがあったことを覚えています。

スチュワーデスの日の今日は、BOAC機の事故の日でもあります。機内では、真ん中の席でしたので、私の席からは富士山は見えませんでしたが、富士山……のアナウンスがなかったのは、今日と言う日が、航空関係者には、忘れてはならないとても重い日だったからではなかったかと考えてしまいました。そして到着した福岡空港もまた、よい天気でした。

アビスパ福岡は、決して強くないけれど、応援し続けます。

2016年3月8日

3月に入り、花粉も飛ぶようになつて、関東では、少し春らしくなってきました。

 

今年の桜の開花は、東京が最初ではないかとも予想されているそうです。3月に入る前に、2016年サッカーJリーグは開幕しました。

きさらぎ法律事務所は、今年も『アビスパ福岡』の法人後援会に登録されました。それを称するバッジも届きました。5年ぶりにJ1に復帰して迎えた開幕戦は、『バトルオブ九州』の元祖、宿命のライバルサガン鳥栖とのアウエイでの一戦でしたが、さすがJ1に定着しているサガン鳥栖の力は想像以上で、アビスパ福岡は、J1の洗礼を受けた結果となりました。

 

さて、ホーム開幕戦には、私も、福岡市博多区にあるレベルファイブスタジアムに参戦いたします。この『ひとりごと』がアップされるころには、厳しい?結果が現れていると想像されますが、昨年の感動と、彼らから学んだプロ意識、仲間を大切にする姿勢を引き続き体得したく、応援してまいります。 昨年のホーム最終戦で、今年もチームの主将を託されたアビスパ福岡一筋、『キング』と呼ばれる城後壽選手は、「自分を信じ、仲間を信じ、これまでやってきたこと全てを信じ、関わってもらった全てに感謝の気持ちを持って、J1昇格を勝ち取る」と言われました。

 

そしてJ1昇格を決めた『師走の大阪長居の夜』では、試合後城後選手は、こうも言っていました。「隣の人のため、周りの人のため、それがチームのために繋がった」。今、私が日本の政治家、これから世界のリーダーとなりうる人に対していちばん申し上げあげたいのは、まさに人を信じ、人のために発言し、行動すること、それができる人が、自分を信じたことになるのだと言うことです。

 

政府与党の大臣や議員の失言、不適切とされる行動が続いています。確かに政府与党から見れば、失言なのでしょうが、私は、そうは思いません。一部無知をさらけ出したみっともない人もおりますが、そのほとんどは、本音が出た、確信犯であり、本当は、全然悪いことをしたとは思っていないのだと感じます。

 

彼らの発言なりを、一部の大手新聞社は、真意が伝わっていないと言い、ネット上では、発言の一部だけ切り取ったマスコミの言葉狩りであるかに議論されているのです。そんなふうに受け取って良いのでしょうか? 黒人大統領であるアメリカ合衆国のオバマ大統領をして、奴隷でも大統領になれるかに発言した自民党議員がおりました。

 

確かに発言全体から、アメリカのダイナミックさ、進取気質にいくらかの敬意を表していることは読み取れます。でも、オバマ氏は、ケニア出身で、先祖が奴隷だったことはありません。そもそも政治家たるもの、かつて存在した奴隷制度をなんと考えているのでしょう。

 

多くの人が苦しみ、国を挙げて苦闘した歴史がアメリカにはあります。例え話であっても、奴隷に言及するのは人間性を疑わざるを得ません。これと同じように、その発言、そこから読み取れる考え方が、とても気になる人がおります。アメリカ共和党のドナルドトランプ氏です。

 

トランプ氏の発言は、強いアメリカを取り戻す、強い排外主義に根ざすものであることは明らかです。発言例を挙げれば、キリがありません。代表的なのは、イスラム教徒の入国禁止、メキシコからの移民排除でしょうか。かつて日本に対しても、アメリカが、タダで守ってやるのはバカらしいなんて言っていましたね。

 

もっとも私は、アメリカは、アメリカのために日本に基地等を置いているのであって、日本を守るためのものではないと思っております。閣議決定した集団的自衛権の行使、そして昨年成立した安全保障関連法により、日本は、アメリカに対して引き続き思いやり予算を差し上げ、『非戦闘地域』であれば自衛のため?行動を共にすることになりましたが。

 

それが原因なのかどうかわかりませんが、今、全米を賑わしているトランプ氏の動画があるそうです。「China、China、China……。」今度は、こちらのようです。

 

何かに不満がある人、上手く行っていない人を熱狂させるには、人が言いにくいことを、ズバリ言ってくれることだと思ってしまう心理が、人間にはあるようです。なんかカッコいいのでしょう。しかし、場を盛り上げる、人を熱狂させる方法として、方や奴隷でも…、方やイスラム教徒、メキシコ、そしてChina…。

 

私は、こんな言葉を発する人は、決して他人のために事をなす品格はないと思っています。

 

こんな人の言葉を真に受け、あたかも本音を言ってくれるなんて評価を下すことは、それは自分たちの首を絞めることだと気づく必要があります。

 

彼らは、決して人のために発言し、行動しようとしているのではないからです。ところで、「ハッキリ言って奴隷でしょう」の発言の主、議員を辞めないのでしょうか?

 

オバマ大統領に謝ったのでしょうかね。

アビスパ福岡の選手は、自分たちはプロではあるけれども、強くないことを知っています。だから、仲間そして周り、さらに自分たちを信じ、託してくれる人の気持ちがわかるのだと思います。

 

強い人、さらに自身は強くも偉くもないのに、強い人の傘に入っていると、勘違いすることが見て取れます。

 

方や自民党議員は、強い総裁の顔を窺い、この人が気に入るような行動とり、方や自分を過信し、神だと思い込んでいる人は、現世に不満を持ち、変えてくれると願う人に向けて、カッコいい言葉を発信して、神に託すようアピールする。

 

残念と言うべきか、今のアビスパ福岡には、そんな力強さはありませんね。

 

でも、私は、アビスパ福岡を応援します。

人の命や男女の関係をダシにする試みには、私は強く反対します!

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私は、地理に明るく、旅行好きです。

最近は、実際旅行することは滅多にありませんが、旅行計画を練ることは好きです。ただ個人で動くことがほとんどですから、ツアーに参加したことは、あまりないのです。


そんな私ですが、最近のニュースで、『???』と思えるツアーが行われたこと知りました。これは、ツアーの内容が問題だと言うわけではありません。

青森県は、日本一の短命県なのだそうです。


厚生労働省が発表した全国平均寿命で、青森県は、女性85.34歳、男性約77.28歳で、ともに全国最下位と言うことです。でも、厚生労働省は、こんなこと!あえて発表しているのでしょうか?国民の健康に関する調査検証をしている過程で、現れた統計を並べたところ、これを見た人が、何かしらの目的を持って、下から
の順位を公表したのではないでしょうか。


こんなことが明らかにされると、決して面白おかしくではないのだと信じますが、これを裏付ける統計を取りたくなる人がいるものです。


青森県は、11年連続がん死1位であり、脳卒中での死亡率も、最近まで2位だったと書いてありました。なんでこんなことになっているかと言えば、濃い味が好きと言う県民性が挙げられます。

例えば、中華麺カップ麺の購入数量は1位、ソーセージ、ウイスキーの購入量も1位なのだそうです。ラーメンのスープを飲み干し、焦げた焼き魚にドバドバ醤油をぶっかけるいっぼうで、寒さで外に出られず、行動範囲が減って加工品をツマミに、部屋でウイスキーをストレートでグイグイやる印象があるらしいです。

そうなんでしょうか?

私が大好きなイカーー九州の剣先イカですがーーは、脳の老化を防ぐタウリンが含まれています。

イカは、函館そして八戸がライバル?ではなかったでしょうか。青森県の代表リンゴ、ニンニクが、健康を維持するのに有効であることは、つとに言われます。

そもそも青森県は、海に囲まれている海産物の宝庫、欧米文化により、戦後の食生活では、大腸がんや肺がんが増えたと言われる中、肉より魚の代表的な県だと思うのですが。


私は医師ではありませんし、統計自体好きではありませんので、事の信憑性を論じたいのではありません。ここで言いたいのは、こんな1位を名にしたツアーの存在です。

弘前大学の学生が中心となって、『短命県体験ツアー~ 青森県がお前をKiLL』なるツアーが企画され、すぐに満員となったそうです。このツアーは、短命県1位を逆手に取り、青森県の暮らしを経験してもらって、より広く青森県を知らせるアピールを狙ったものであることはわかります。

1泊2日のこのツアー、朝から複数の酒蔵で地酒の飲み比べ、昼は煮干しぎっしりのラーメンをハシゴし、夜は全ての食べ物に醤油をぶっかけるのだそうです。この間に、太宰治を学び、雪かきをするなど、青森県を知ってもらうツアーです。

ネット上では、『自虐過ぎる』との評価とあったとのことですが、多くのメディアが取材に訪れたようです。特に青森県人の参加者が少なくなく、郷土愛を感じたとの意見が多く寄せられたそうです。郷土を愛する若者たちの発案を、行政や企業が取り入れたのはよいことだと思います。


でも、なんで『短命』なんて名付けるのでしょう。それをウリにして、人を集めることには、どうにも違和感があります。実際体験しながら普段の生活を見直そうの意図も含まれていたと、主催者は言われます。

先にも申しましたが、私は、専門家ではありませんので、統計上とは言え、青森県民の平均寿命がワーストの理由はわかりません。確かに気候や生活習慣は影響がないと言えないかもしれません。


ですが、その生活習慣を身につける健康教育、医療や介護機関の充実、安心安全な就業環境の確保等、公私一体となって人はいかようにも人生を送ることになるのではないでしょうか。それよりも私が気になるのは、人を呼び、故郷を知ってもらう方法として、こんな名称のツアーを行う必要があったのかと言う疑問です。

今、このとき、短命なんてイヤだ、また、何としても生きたいと願う人が確実におられます。私は、人の生死や男女の関係をテーマに、あるいはそれをネタ、ダシにして盛り上がることは大嫌いです。

確かにこのツアーに参加した1日くらい、不健康と言われることを経験したからと言って、短命になることはあり得ないでしょう。本当にそんなふうになる危険があるなら、そんなツアーは挙行できるはずがありません。


つまり、みんな『短命』をダシに、また、これに釣られて楽しんでいるわけです。心ならずも青森県内で、命ながら得なかった方が、こんなツアーの話を聞いたらどのように思われるでしょうか。


言葉やキャッチフレーズとは異なる内容が、巷にあまた存在すること、良しも悪しきも人はそれに釣られるのだと考えさせられたニュースでした。

私が、青森県や青森県ご出身の方に、他意を持つものではないこと、申すまでもありません。