参議院で審議中の安全保障関連法案に関する市民の反対運動は、8月最後の日曜日30日に、国会周辺に、これまで最大の12万人が集まったとされています。
また、この日は、全国各地で、さまざまな反対運動が展開されたと報道されました。国民の半数以上が反対している法案を、急ぎ簡単に成立させるのか、到底理解できません。
安全保障関連法案に関する報道がない日はありませんが、このところ芸能界でも、結婚や交際のおめでたい報道が続いているようです。
山本耕史さんと堀北真希さんの婚約発表に続いて、片岡愛之助さんと藤原紀香さんが、真剣な交際をしていることが、ご両人により述べられております。 芸能界のこ とは、ほとんどわからない私ですが、藤原紀香さんには、注目しておりました。特に数年前神戸市に行き来した際、ホテル○○○○や○○神社等、あることで藤原紀香さんにゆかりがあるとされる場所だとして、神戸市内の名所案内の方が、観光客にいちいち説明していたことが思い出されます。
藤原紀香さんは、以前イラク戦争に反対する意思表明をされたことが、私がこの方、単なる芸能人ではないと意識した契機です。 神戸市では、その足跡が観光名所となっているなどビッグさを感じた後、特定秘密保護法を危惧する意見を出されました。
東日本大震災のとき、その日ミュージカルの初日が予定されていたところ、すぐに基金を作り、6300万円を日本赤十字社に寄付されたこと知りました。
それは、阪神淡路大震災で知人を失った経験から、やり残して人生を終えるのは嫌だと思ったからだと述べられたそうです。 アフガニスタンを訪れ、戦災リポートをし、独立運動が展開されている東ティモールでも、様々なボランティア活動をされました。
ご自身世界子ども基金を設け、カンボジアに学校を建設されるなど、その社会活動、人権活動には誠に尊敬されるべき素晴らしいかたちを、世界各地に残されているのです。藤原紀香さんの根底にあるのは人の命の大切さ、これを奪う戦争には絶対反対にあり、戦争により被害を受けるのは、戦争を始めた政府や人間ではなく、これに巻き込まれた人たち、特に子どもたちだとの考えであろうと思われるのです。
さて、そんな藤原紀香さん、これだけ反対運動が拡大している安全保障関連法案に関して、特にご意見を出されないのはなぜ?と思っておりました。
そうしたところ、先のロマンスであります。これからは、少しは、ご自分の時間を確保して、自分の幸せも考えたらと言う思し召しでありましょう。私は、今回ご自身が交際の事実を発表されたお相手の方がどうのこうのとは申しません。
ただ、世界には、特に戦災等に巻き込まれた子どもたちには、優しいお母さんであられることを、わかってあげて欲しいなと願うばかりです。
この時期、安倍晋三内閣総理大臣と懇意にしている橋下徹大阪市長は、この秋にも国政政党を立ち上げると発表しました。ご自身が生みの親であった維新の党は、民主党等国政野党と仲良くなって行くことが、立党の精神に反するのだそうです。
大阪市長を勤め上げた後、橋下徹氏は、政界を引退すると言われますが、橋下徹の名のもと当選した大阪、関西や中心とする議員の方々は、橋下徹氏が完全引退したら、橋下新党?は、一定の役割を果たしたとして、○○党に流入すると思っています。
維新の党が、野党編成に加わることを毛嫌いしたのはなぜか、いずれわかるでしょう。
それにしても、関西には橋下徹氏以上に、社会問題に真摯に取り組む方がおられるのに…。と思うものであります。大阪市長選、大阪知事選に、藤原紀香さんが出られることをいちばん恐れているのは誰でしょう。それは橋下徹氏ではありませんね。これからも、藤原紀香さんの公私にわたるご活動に、気を揉む中年男のひとりごとでありました、
8月30日に国会周辺で行われた安全保障関連法案への抗議活動は、参加者は10万人を超えたとされ、永田町界隈や国会議事堂周辺は、すごい人人人となった模様です。
一部報道機関は、何もわからずに、ただ情動に流されてデモに参加した人たちとの捉え方がされていましたが、参加した70歳以上の方々は、60年安保のときは、それこそ組織や仲間に頼まれて国会前まで来た人がいたけれども、今回は違うと言われました。それは、参加者を見れば分かるのだそうです。ヘルメットをやマスクをした人なんていない、小さな子どもを連れたお母さん、一見してチャラ男、遊び人風、さらには他の政策では、政府与党を支持している人たち、まさに一般市民なのです。
休日の霞が関永田町、ちょっとした異変が起きて、混乱したようです。
これだけ多くの人が集まり、大行列が出来ると、『全く無関係な人』は、迷惑?だったかもしれません。車で自宅に帰ろうとしたとき、家の前の幹線道路が、なんらかのセレモニー、会場への行き来に使われて、大渋滞となってたどり着けないなんて聞きます。
この日、国会なんぞに行くつもりはなかったのに、地下鉄駅からすごい行列となって、そのまま進むしかなかったなんて事態に見舞われた方も、おられたのではないでしょうか?
こんなとき、困るのはトイレですね。平日であれば、もし、駅近くでもよおしたとしても、勤め先はすぐ近くです。駅で用足しするとしても、大行列はあり得ないでしょう。ところが休日の官庁街、ビルは立ち入ることはできません。駅にある2つ3つのそれが頼りです。
トイレの前の大行列は、コンサートやスポーツ観戦の際にも見受けます。
特に、女性に人気のあるアーティストの催事では、会場内の男子トイレが、臨時に女性用に変わっていることがあります。空港の到着ロビー近くのトイレが、航空機到着直後、長蛇の列となることも、珍しくありません。
私も高校受験のとき、受験高校が男子校の折、外のフェンスに沿って、臨時のトイレができていて、受験生は、フェンスの下に流れる『水路』にそれを流した経験があります。受験生で、あれこれ言うような余裕なかったですが、後ろから眺めると、不思議な光景でした。最近では、高速道路の渋滞に巻き込まれたときの危機回避に、ポータブルトイレの類が、出回っているようですが。
トイレなくして人間の生活は成り立ちません。
以前、太平洋戦争における日米の戦略に関して報道した番組がありました。先の大戦での日本国の戦死者のうち6割は病死で、しかも、多くは餓死されたと言われております。物資が困窮する中、戦争を止めなかったのです。アメリカ軍は、物がない日本軍は、山岳地帯や藪茂みの中に隠れて、草木を食べてゲリラ戦に挑むこと承知しておりました。
それでアメリカ軍は、山中で、草などを食した場合の便のあとを、備に研究していたのだそうです。これを追って、いつころまで日本軍がいたか、どの方向に動いたか、把握して戦ったのだそうです。
この話を聞いたとき、なんかとても辛く悲しかったです。補給路を絶たれ、食物が底を突く、仲間が餓死していく中、かろうじて山中の草木で、その日その日を凌いでいた当時の徴兵された方々は、これが理由で、いとも簡単に、アメリカ軍に看破されていたなんて。トイレとは、人間の尊厳そのものではありませんか。
図らずも、今回『戦争法案』に反対する運動に参加された方々が、トイレの大切さを感じとられたのであれば、今後も、人間の尊厳を踏みにじる最たる悪、『戦争』に関して、さらに広く多くの方たちに、語っていただきたいと思います。
戦争しかり、予期せぬ災害でも、まず、トイレの不便が言われます。
安保法案とトイレ、考えさせられる記事でした。
「やはりそうか」と納得した発表がありました。維新の党最高顧問で、地域政党大阪維新の会の代表橋下徹大阪市長が、「大阪維新の会で国政政党をやる。年内に道筋をつける」と記者会見で述べました。橋下徹氏は、この発表の前日、「国政政党から離れ、大阪の地方政治に軸足を移す」と述べ、松井一郎大阪府知事とともに、維新の党を離党したばかりでした。
橋下徹大阪維新の会代表は、自らが維新の党を離党するにあたっては、維新の党の国会議員、これは、橋下徹氏に近い大阪、関西選出の議員に向けてでありますが、現在審議中の安保法案へしっかり対応するようメッセージを送り、離党しないよう自重を求めるメールを議員に送っていたそうです。そして、大阪系の議員も、「今(離党して)組織を割っても何も良いことはない」と確認して、党分裂を回避すると述べたばかりでした。それがその翌日になると、橋下徹氏の表明を受けて、『橋下新党』に参加するのだそうです。
以前このひとりごとで、大阪都構想に敗れて政界を引退する、ただし、市長として任期満了まで精一杯勤めると述べた橋下徹氏に、ーーおそらくはじめてーー賞賛の弁を贈ったことを思い出しました。いつも申しますが、精一杯やって結果が出なかったとしても、そして、闘いの場から去る者に対しては、私は、賛辞を送ります。あの時、橋下徹って、実はカッコいいとも思えたのです。まあ、彼は、私なんかにそう思われてもどうってことないでしょうが。
橋下徹氏が、今後国政政党を立ち上げることがどうだと言うものではありません。だいたい、政界引退を表明しながら、安保法案が衆議院で審議入りしている6月ころ、維新の党顧問の松井一郎大阪府知事と一緒に都内に出向いて、菅義偉内閣官房長官、安倍晋三内閣総理大臣と会食する意味がわかりません。そして8月25日には、松井一郎氏は、菅義偉氏を訪ねていたとのことです。「離党せず、安保法案にしっかり対応して」と党員に言っておきながら……。さて、どんな『対応』を、橋下徹氏は期待したのでしょう。
橋下徹氏は、もともと菅義偉氏、安倍晋三氏と近い関係にあり、先の大阪都構想を巡る投票にあっても、官邸は、自民党大阪支部が、共産党、民主党と同調したことに不快感を示し、橋下徹氏を支持していたことが知られています。橋下徹氏、元大阪府議の松井一郎氏らが考えていることは、わかりそうなものです。
それにしても、橋下徹氏人気にあやかろうとしか考えていないのでは?と思いたくなるのが、維新の党のいわゆる大阪系議員さんです。橋下徹氏が立ち上げる政党が、将来自民党と合体した(吸収
された?)場合、この方々は、なんのためらいもなく、付いて行くのでしょうね。私は、維新の党では、その主義政策はともかく、江田憲司氏や柿沢未途氏らのほうが、ご自分の意見を言い、敢然としている政治家だと思います。
大阪都構想に敗れたとき、大阪市長を勤め上げて政界を引退すると爽やかに述べた橋下徹氏、『永田町病に付き合っている場合ではない』として、大阪、関西に集中するして離党した松井一郎氏、ならば、そんな大仰なことを仰らなくてもとだけ、今は述べておきます。
首都圏の鉄道は、JR東日本よりも、私鉄各線が網羅されていると思っています。
新宿、渋谷、池袋、横浜等ターミナル駅を結ぶ各線があり、これが新宿駅とか横浜駅の利用客を増やしている計算です。
ただ、始発駅から終着駅まで、それほど距離は長くないので、座席指定の特別料金を要する特急電車は、あまりありません。私が利用する私鉄もそうです。 また、特急電車が走っていても、これが夜間走行するのは無いですね。
遅い時間帯に、通勤客のためのホームライナーはありますが、これは、家路に帰る乗客が利用します。ターミナル駅を出て、深夜未明に私鉄の終着駅に到着しても、やることが無いでしょう。ここが姿を消した寝台特急、ブルートレインと違うところです。
そんな『常識』を覆す私鉄特急が現れました。8月のある日、西武鉄道が、サッポロビールと協力して、特急車両で、エビスビールの飲み放題付きの『夜行特急ツアー』を行ったのです。これは、深夜0時29分に池袋駅を発車し、終着駅西武秩父駅には2時40分に到着、その後ツアーバスで秩父のパワースポット三峯神社に4時過ぎに着いて、明け方の雲海を臨むと言うものであります。
その後どうするのか、朝そのまま池袋方面に戻って仕事に出るのかは、参加者それぞれにお任せのようです。
これは盛況のようでした。深夜の時間帯は、鉄道は、眠った状態です。これを利用した面白いツアーです。お父さんたちのちょっとした夏休みの思い出となったでしょうか?利用客のおじさんが、西武ドームで活躍中の『エビスガール』が可愛かったなんて、酔っ払い談義に興じていたとtweetされていました。
これをいつも行なっては、やる方も参加する方もたいへんですが、夏休みなんかにちょっとやるのは良いかもしれません。
全国各地の私鉄の中には、『あまちゃん』のようなお座敷電車よろしく食を楽しむ特別電車等を運行する会社もあります。でも、首都圏のターミナル駅から、仕事を終えた人たちを乗せて、ビールを振る舞いつつ目的地に向かうの列車は、私は、今回初めて知りました。
私鉄の場合、車両はロングシートで、トイレが着いていないのが大半です。そもそも始発駅から終着駅までの距離が短いので、今回の秩父ツアーのような企画は難しいでしょう。ましてビール付きでは。
でも、小田急、京成、東武等の車両を使って、それこそ首都圏の目玉である相互乗り入れを利用して、なんかできないでしょうか。新しい私鉄各社の顧客獲得策、業績アップへの試みなんて言えそうですが、実は、車内でビールを飲む機会を増やして!の個人的理由からの願望に過ぎないと一蹴されそうですね。
ちょっと珍しい、面白い話題でしたので、紹介した次第です。
8月のある日、夕方の通勤ラッシュの時間帯に、東京と横浜を結ぶ東急東横線が、約4時間運転見合わせとなるアクシデントがありました。これは、信号システム等を集中管理する信号機器室の電気ブレーカーが、なんらかの原因により落ちたためと発表されています。この信号機器室は、東横線多摩川駅付近にあって、東横線と合わせ
多摩川駅を通る多摩川線、目黒線もストップする事態ともなって、利用客36万人に影響が出たと報じられています。
このところ首都圏では、信号系統等のトラブルで、長い時間、広範囲に渡って運転見合わせとなる交通機関のアクシデントが発生しています。先日も、横浜港花火大会の夜、その最寄り駅JR桜木町駅近くの信号トラブルで、長時間に渡って電車の運行ができないことがあったばかりです。このときも、京浜東北線のみならず、桜木町駅を通らない東海道線等も、長時間運転見合わせとなりました。
以前にも申したかもしれませんが、首都圏の鉄道は、各社相互乗り入れをしているところが多く、例えば東急東横線は、みなとみらい線、東京メトロ副都心線、西武池袋線もしくは東武東上線に繋がっているので、遅れや運休等各方面様々な路線に影響が避けられない仕組みです。ある路線が止まっているとき、振替輸送はされますが、ひとつには、待っていればやがて動くだろうと判断して駅周辺に残る人、また、その駅でタクシー待ちする人で混雑し、またひとつには、振替の案内は同じ方向に同じルートを勧めるため、振替輸送に関連する別の交通機関にも混雑が集中して、今度はこれらに遅れ等が、波及してしまうのです。
それにしても、集中管理がどんなものかわかりませんが、たったひとつのブレーカーが落ちただけで、これほど多くの影響が出るとはなんとも脆い感が否めません。故障が生じるのは仕方ないと思いますが、トラブルが起きたとき、これを収拾させる能力が必要でしょう。これも広く言えば危機管理となるのでしょうが、私は、よく『危険の分散』を申し上げます。
ちょっと話題は逸れるかもしれませんが、大切な書類は、原本を然るべき方法で保管する他、幾つかコピーを保存して別の場所、信頼できる家族等に預けて保管することをお勧めしています。裁判の結果が記されている書類だから大切に保管されるよう申し添えしたケースで、数年して『紛失した』と連絡される方がおられます。そんな方に限って、コピーを残さないなど、しっかり管理されていない実情が露わになる例です。
子どものころ、ハイキング、ちょっとした登山に参加させていただいた機会に、リーダーが言われるには、隊長、責任者、ベテラン等は、率先して参加者を連れて行くのではない、先頭は、ある程度経験がある者が務め、責任者ある者は最後尾に付く、そして列の真ん中にも、ある程度勝手を知った者を配列させると仰ったことがあります。お陰様で、こんな私でも、富士山に2回登頂することが叶いました。機械の場合は、そうはいかないのかもしれませんが、便利が嵩じて不便が起きたら元も子もありません。
この東急電鉄のアクシデントが、『集中管理』と関係することを聞き、考えを述べたくなりました。権力でも人口でも、一点に集中させることには、凄い違和感があります。よくトップダウン方式の会社が登場しますが、確かに直ぐになんでも決められるでしょうが、果たしてそれが良いことなのか、良し悪しの判断ができる仕組みなのか、ひとたび間違った方向に走り出したらもう止められないのは歴然としています。『集中』と『分散』、少し考えてみませんか?