九州新幹線に『さくら』『みずほ』が還ってきます。

2010年10月1日
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京と九州をつなぐブルーとレイン『さくら』『はやぶさ』『みずほ』『富士』『あさかぜ』が見られなくなって早や2年。

『九州への夢』『九州のにおい』を詰め込んだあの寝台特急が、九州新幹線博多・新八代間の開通により、今度は、新幹線として登場します。

現在、九州新幹線は、『つばめ』が、鹿児島中央駅・新八代駅間の部分運行で、博多と新八代間は、特急『リレーつばめ』が走行しています。


《つばめ》


《リレーつばめ》

この『つばめ』も、国鉄時代、長く九州内を運行された特急電車でした。

今月JR九州より、九州新幹線(鹿児島ルート)博多・新八代間を、平成23年3月12日に開業すること、これにより、博多・鹿児島中央間が、最速1時間20分で結ばれることが発表されました。

この九州新幹線全線開通に伴ない、JR西日本は、新大阪から博多を経由して、鹿児島中央駅まで直行する新幹線の運行を決定したとのことです。

すなわち、JR西日本,JR九州が、相互直通運転を実施し、これに使用される新幹線こそ、『さくら』『みずほ』なのです。

『さくら』は、新大阪・鹿児島中央間を、約4時間で結びます。

そして、最速の『みずほ』の停車駅は、博多以降は、熊本,鹿児島中央が有力とのことです。

あの郷愁を誘う青い稲妻列車が、今度は、ビジネスに、観光に、装いも新たに、抜群のスピードをもって疾走するのです。

なお、『はやぶさ』は、本年12月に、全線開業する東北新幹線東京・新青森間の最速新車両として、命名が決まっております。

なにか、複雑な思いもいたしますが、一足先に再スタートする兄貴分として、『はやぶさ』もまた、北の人達の夢を運び、頑張ってほしいものです。

JR九州新幹線区間は、山間部が多く、これに車体が適している『つばめ』は、引続き、博多・鹿児島中央間を運行される予定です。

『つばめ』と『さくら』,『みずほ』の取り合わせも、新しい時代を感じさせます。

来春、生まれ変わった九州へ、走り出した『さくら』,『みずほ』,そして『つばめ』を利用して、ぜひお越しください。