『よかとこ九州』を本格的に始めて1年。
つたない話題にお付き合いくださり、有難うございます。
このあたりで、『屋台』に突入させていただきます。
福岡の風物詩『屋台』についてしゃべり出すと、止まらなくなり、また、なかなか本題,つまり、『どの屋台が良いか』に進まない恐れがあります。
そこで、今回は、最初から、『核心』に入ります。
屋台の起源,歴史,数,場所,決まり,将来等々については、今後、折に触れて、福本なりのお話をさせてください。
福本悟が、福岡市内に宿泊する際、必ず行く屋台があります。
その名は、『しんきろう』。
福岡天神の中心を通る渡辺通り,博多大丸前に出ているブルーの暖簾の屋台です。
福岡の屋台は、『味,料金,大将の人柄で持つ』と言われます。
『しんきろう』は、やがて20年近くを迎えますが、大将(『店主』のことを、福岡では『大将』と呼びます)は、その前、天神赤煉瓦文化館(旧歴史資料館)前に出店する『ともちゃん』で修業をされ、『しんきろうのラーメン』を考案されました。
私は、しんきろう出店当時からの常連です。
大将はじめ、スタッフは、何年経っても、実に若々しく、爽やかです。
そして、『しんきろう』は、もちろん、ラーメンが最高です。
ラーメンは、人それぞれ好みがありますし、大将は、おそらく他店との比較を好まないと思われます。
しかし、私は、常々『世界一のラーメン』と放言しています。
福本的には、福岡博多には、長浜系と、『それ以外』のラーメンがあると思っています。
『しばらく』,『ふくちゃんラーメン』や、『ともちゃん』,『とんきちグループ』等の伝統的屋台系と、かつて、『一一戦争』と言われた『一蘭』,『一風堂』,そして、次々に生まれる新興ラーメンに分けるとすると、『しんきろう』は、いずれとも言い難い,まさに、『しんきろう』なのです。
博多の屋台には、古くは、『ラーメン』,『焼鳥』,『おでん』が、『三種の神器』と称されておりました。
しんきろうは、天神屋台の中では、メニューの種類こそ少なめですが、味はどれも美味しく、最高です。
その中でも、三種の神器と言うべきものは、ラーメンの他、『トマト』,『さがりステーキ』だと思います。
タンも、サガリも、もちろん国産和牛で、やわらかくて、とてもジューシーです。
料金表が掲示されていることはもちろんです。
長年通い続け、ようやく案内することの許可をいただきました。
いくら文章で説明しても、全然美味しくありません。
ぜひ、福岡へお越しになり、屋台へ、そして、『しんきろう』へ、足を運ばれることを、お勧めします。