福博屋台のご案内の締めは、『屋台はどこにあるか』について、お話しさせてください。
これまで、『よかとこ九州』では、何回か、「福岡市内に宿泊する場合、博多駅周辺は避けられた方が良い」と申したことがありました。
もちろん、福岡・博多にいらっしゃる目的は、それぞれです。
ただし、私のように、飲食中心の『遊び』で来られた場合、『博多駅周辺には屋台はない』ことを、知っておかれる必要があります。
屋台が出る場所は、大きく分けて、『長浜』,『中洲』,『天神』です。
昔は、荒江や、百年橋辺りにも出ていました。
今では、博多駅から一番近い屋台は、祇園町辺りになると思います。
長浜の屋台は、中央区港1丁目バス停から、海に向かって進む途中、左右に軒を並べて出ています。
長浜ラーメン発祥の地で、市場にも近いので、魚貝もあって、どこか、アジアの風情が漂っております。
とん吉グループと、魚繁グループが中心ですが、芸能人御用達の屋台もあり、料金も庶民的,料理もまずまずと思います。
グループ内では、メニューは同じ,待たされることもありません。
中洲の屋台は、春吉橋たもと,那珂川に沿って並ぶ、観光パンフレットによく掲載される屋台群を指します。
知名度から来るのか、どの屋台も、人の出入りが多く、賑やかな感じです。
料金は、天神の屋台に比べると高めですが、「味にハズレはない」と、よく言われます。
中洲周辺には、昭和通り沿い,須崎周辺にも、多くの屋台が出ており、山笠期間中は休みになる『山のぼせ』が、多く集まる屋台があります。
天神の屋台は、渡辺通り,昭和通り,国体道路に沿って、並んでいます。
西鉄福岡天神駅前,博多大丸前,福岡銀行本店前等々の、福岡市の中心,天神の代表格の前に、堂々と並ぶ『夜の顔』です。
天神の屋台の特徴は、安いこと,メニューが豊富なことだと思っています。
『500円以上の物は出さない』,『女性同士の場合割引』,『めざし数本100円』なんて屋台があるのです。
ぎょうざ,焼ラーメン,どて焼き,天ぷら,ホルモン,めんたま(めんたい玉子焼),タン,サガリ,山芋のステーキ,モツ鍋,焼き物等々と、屋台のはしごができるのも、『天神ならでは』の魅力です。
私が初めての福岡で、天神地区での宿泊を勧める最大の理由は、これでした。
『モントレ ラ・スール』や、『セントラルホテル』前には、雑誌に必ず取り上げられる超有名屋台が出ています。
さあ、福岡・博多の屋台へ、「いっちょう来てみんしゃい」