『追い山』前日、7月14日夜は、翌日の早朝に備え、天神周辺の軽め(?)のメニューにしました。
まず、定番の屋台『しんきろう』に行きました。
福本は、ほとんど開業時から通っています。
今日は、吉澤職員のたっての希望で、『あし』を食べました。
ラーメンは、天下一品です。
残念だったのは、『あげ巻き』が入荷されないことでした(『山笠まで、我慢できずに…』)。
焼き物はもちろん、全てのメニューが美味しいです。
もっとも、当日『美味しくないもの』は、ネタケースに入っていても、大将は、食べさせてくれません。
真夏の屋台,真夏のビールは美味しいですね。
『肉食系』に満足した一行は、この日、さらに肉に魅せられました。
続いて、『天神ホルモン』に入りました。
いち早く丸腸を提供し、『ホルモンブーム』の火付け役となったお店です。
丸腸は、焼くとプクッと膨れて、中の脂があふれ出るので、その様子から、『リボン』とも名付けられる小腸の部分です。
でも、ホルモン通をうならせるのは、赤センマイ(第四胃袋)です。
丸腸と並んでいるのが、それです。
あわび(第二胃袋),シビレ(すい臓)といった珍しい臓物も試せます。
山あわびは、牛一頭から、100gしか採れないそうです。
『アワビ』より、美味(珍味)でした。
サガリ(横隔膜)は、東京で言う『ハラミ』に近い位置にあるのですが、内臓肉なのです。
ちなみに、同じ横隔膜でも、『上の方』は、『カクマク』と言い、食べ比べられると良いでしょう。
特製塩を軽く振って、ステーキ風にいただきます。
そして、夏でも美味しいモツ鍋を忘れてはなりません。
締めは、ちゃんぽん玉を入れます。
全て九州産黒毛和牛です。
福岡のホルモンは、生で食べられる新鮮さがウリでもあります。
さて、日付が変わり、いよいよ『追い山』当日となりました。
『飾り山』も、役目を終えたようです。
しかし、一行から、「福岡名物のギョウザを食べたい」という声がありました。
福岡のギョウザは、一口サイズが主流です。『鉄なべ』と表現されることもあります。
一行が向かった先は、屋台の『春駒』です。
これまた、福本行きつけの屋台です。
大将とおかみさんの絶妙なコンビで切盛りされる福岡銀行本店前に居並ぶ屋台の一つです。
天神の屋台は、料金が安いこと,メニューが豊富なことが特徴です。
めんたい玉子焼,通称『めん玉』も、各屋台の味があって、面白いです。
春駒の大将から、「今日もグランドホテル?」と声を掛けられたのを潮に、明日(実際は『今日』)早朝の『追い山』に備え、店を後にいたしました。
こうして、短時間ではあるけれども、ボリュームたっぷりの福岡初日が終了したものです。