衆議院議員選挙が12月14日に行われるようです。
12月14日は、赤穂浪士の討ち入りの日です。地元赤穂市では、市あげて行事が行われるでしょうし、本所松坂町あたりや泉岳寺など義士ゆかりの場でも、人が集まることが予想されます。
投票が終わるのは午後8時です。
その瞬間に、テレビ局は、出口調査を元に、議席予想を発表し、そのまま報道特番を続ける例です。
投票が行われる日曜日、この日NHKでは、午後8時から、本年度最終回となる大河ドラマ『軍師官兵衛』を、放送時間を通常よりも拡大して放映する予定だそうです。
さて、予想しなかった選挙が12月14日に行われるため、「困ったものだ」と言うのが、関係者の本音です。
これまでも、日曜日午後8時から、NHK大河ドラマを見ていたら、○○選挙の結果、△△氏が当選確実になったとのテロップが何回も出ました。録画している方は、どんな思いでしょう。
予定が立てにくいものは、世の中結構あると思います。
時節柄選挙で思い出すのは、いわゆる『ハプニング解散』があります。これは、野党提出の内閣不信任案が、与党の派閥抗争と絡んで可決されてしまい、内閣総理大臣が衆議院を、解散したこと、そしてその選挙戦の最中、当の内閣総理大臣が急死して、与党の大勝利となったものでした。
確かに人の生死まで、予め予想できるはずはありません。最近では、実現確実であって、早い時期に、予定を入れておいた結婚式までキャンセルされたなんて聞きますから。
予定外の事態が起きたときどうするか、人間の度量が試されるのではないでしょうか?
小泉純一郎元総理大臣は、郵政法案が参議院で否決されるとは思っておられなかったでしょう。しかし、直ぐに衆議院を解散して、『郵政民営化』を争点にして、選挙戦に臨みました。
その後郵政民営化はどうなった?あのときの『造反議員』はどうなった?
今はそんなことを論じているのではありません。また、私は、小泉純一郎氏のシンパではありませんので悪しからず。
さて、今回の解散総選挙、予想外の出来事といつまでも言い、どなたかを批判するだけでは人間の度量を示ませんよと、私は声を大にして申し上げたいのです。
でも、軍師の兵衛の最終回が見られなくなるのは困ったものです。