二度あることは三度ある?

2014年12月18日
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 12月14日は、赤穂浪士の討ち入りの日として知られております。しかし、2014年(平成26年)12月14日は、もしかすると、後世の歴史に名を刻す戦後日本の分岐点となっているかもしれません。

 

このとても意義のある日、私は、これまでに経験しなかった出来事に遭遇し、自ら経験いたしました。

 

第47回衆議院議員総選挙は、かなりの低投票率が予想されていました。寒波に見舞われた地方もありますが、そのような地域の方々はたいへん真面目で、雨にも負けず風にも負けず…必ず投票に行かれるようです。投票率が低いのは、概して都市部の有権者です。

 

しかも、与党の圧勝予想が報じられていて、変わらないからと考え、わざわざ行かなくても…との意識に至った向きも、ないではないと思います。

 

真面目な?私は、投票所に行くときは、それなりに緊張しているというか、気持ちの高ぶりがありました。

今回投票所の前で、ユニフォーム用のジャンパーを纏った女性から声をかけられました。手に、何か用紙を持っています。

 

一瞬「これは出口調査かな?」と思ったのですが、投票前ですから、「ちょっと早いな。投票してからにしてよ」と思いました。

 

するとこの女性、投票所の入りでニコニコしながら、「よろしくお願いします」と言って、私に対してマンションのパンフレットを渡したのです。この区域の最寄駅からほど近い場所に建築中のマンションがあって、その勧誘でありました。

 

もう、選挙なんて結果は決まっていて、どうでも良いというか、このマンション販売会社、政府与党の経済政策のおかげで、業績好調なのでしょう。

 

投票所前に営業マン(営業ウーマン)が居て、投票直前に営業をかけられた経験は初めてでした。

 

そして午後8時の投票締め切りと同時に、各局いっせいに、出口調査に基づく各党の獲得議席数の予想を発表します。以前の『ひとりごと』でも言いましたが、最近、ことに小選挙区制になった後は、この予想はほとんど当たっております。

 それでもあまのじゃくなのか、諦めが悪いと言うのか、かつての郵政選挙でも、政権交代選挙でも、そして2年前の自民圧勝となった選挙でも、私は、投票日の午後8時には、きちんとテレビの前に構えて、開票速報を見ていたものでした。

 

しかし、今回は、午後8時には、事務所で所用をいたしておりました。つまり、ハラハラドキドキなどないことはもちろん、『選挙予想』とおりになることは間違いないと納得してしまったからであります。

 

私と同じ思いのマスコミもあったようです。

 

今をときめくお方から、常日頃目の敵にされていた?局は、開票速票そっち除けで、羽生結弦選手らが出演するアイススケートグランプリファイナルのエキシビションを放映しておりました。

私も、これに同意して、元気になられた羽生選手に魅入ってしまいました。

 

開票速報開始時刻に、テレビの前に居なかったこと、まして、帰宅するや開票速報ではなく、別の番組を見ていた自分に驚いた次第です。

 さて、初めてずくしの私とは異なって、また同じ経験をされた方がおられます。だれあろう菅直人元内閣総理大臣です。

 菅直人氏は、今回475議席の最後の当選者となられました。ちなみに、この瞬間に、海江田万里民主党代表の落選が決定したものです。

 

驚いたことに、前回2012年の選挙でも、菅直人氏は、惜敗率がモノを言う比例復活により、最後の当選者となっておられます。

 

これは、やろうと思ってできることではありませんね

 

菅直人氏は、市川房枝さんのもとで、市民の手になる民主主義を学んだと言われます。その菅直人氏は、今回は選挙区に張り付いてビール瓶箱に乗って、支持を訴えたと聞きます。投票日前日、その姿を見た女子高生から、「あの人誰?」「総理大臣だったらしいよ」「へぇ~、」と会話されて、写メの人となりました。

 

ところ変わって、投票日前の秋葉原には、安倍晋三内閣総理大臣が、若者を前に、何事か訴えております。テレビ局のインタビューを受けた若者は、総じて投票には行かない、感心がないと言っていました。

 

私にとっては、二度と経験したくない、菅直人氏にとっては、三度は経験したくない。

さて、秋葉原がこのときばかりは、お好きなご様子の安倍晋三氏はいかがでしょう。