東京駅100年

2014年12月28日
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東京駅100年を記念して、Suicaの購入を巡り、東京駅が混乱が生じたとして、1万5000枚枚用意したSuicaのうち、8000枚を販売したところでJR東日本は、販売中止を決めたこと、これに遠方から来た人、寒さの中、早朝から列をなした人たちの怒りは収まらず、警察官が臨場したなどと報じられております。

 

このSuicaの販売に当たっては、前夜からの行列の禁止は発表していたものの、当日の列の誘導も、整理券の配布もなく、販売時刻前から、横入りやら、駅利用者との住み分けなど、様々な憤懣が出ていたようで、JR東日本東京駅は、危険と判断して急遽中止を決めたようであります。

 

おそらく東京駅側は、どれくらの人が購入を希望して並ぶのか、予想が出来ていなかったのでしょう。それにしても、年中無休の駅構内で、特設ブースを作って販売するというのは「?」と思いました。駅側と購入希望者とのトラブルならまだしも、普通に東京駅を利用するお客さんと、東京駅大好きで並んだファンとのトラブルは、避けていただきたいものです。なんとも杜撰ですが、中止はやむを得ないと言ったところでしょうか。

 

実は私は、子どものころ、熱心な鉄道ファンでした。小学校4年のとき、当時の東京から博多までの駅名を覚え、小学校の発表会では独自の時刻表を発表し、消えゆく蒸気機関車を追って、あちらこちらに出向いた経験があります。これをやっていると、自然に地理に堪能になり、弁護士業務を行うに当たり、依頼者との会話、そして効率良い出張に、役立っていると思っております。

 

東京駅との思い出はたくさんあります。別れ?もありましたし、鉄道ファンなら誰しも懐かしむ『大垣行き』には何回乗車したことでしょう。私のある意味人生を変えた福岡博多に赴任するにあたっても、25歳の春、東京駅からブルートレイン『あさかぜ1号』で旅立ったものです。

 

東京駅100年おめでとうございます。こんなおめでたい日に、人間のミスで台無しにしたら悲しいですね。でも、東京駅は、そんな人間社会には、また「再販売」という形でチャンスを与えてくれます。

 

ところで、第1次なんとか政権で、『再チャレンジ』と言う言葉が、政策のひとつとして語られたことを覚えております。失敗しても、政府がサポートするような政策だったように記憶しておりますが、もう、失敗しても助けてもらえなくなったのでしょうか?みんな自由でやった責任だから。