仕事の3Kとは、感謝、感激、感動です。

2015年5月19日
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今日は、東京駅から東北新幹線に乗車しました。テッセイこと、株式会社JR東日本テクノハTESSEをご存知ですか。

新幹線車両清掃を担当する会社です。この会社には、企業や大学から、お客様に対するおもてなし、従業員の士気モチベーションなどに関して、研鑽の対象にされることで有名です。

かつてこの職場は、『きつい、汚い(あるいは臭い)、危険』の3Kの代表格と言われました。

それがちょっとした努力で、『感謝、感激、感動』の3Kに変わったと言うことです。

 

今年春までおもてなし宣伝部長だった矢部輝夫氏は、JR東日本日本の取締役でしたが、テッセイに赴任し、これまでのトップダウン式を改め、皆が楽しく誇りを持てる職場環境にすることを心掛けたと言います。

 

皆さんは、掃除のおじちゃんおばちゃんではない、新幹線を利用されるお客様を迎えるキャスト、良い思い出作りができるよう、しっかりおもてなしをしようとの観点から、制服をスタイリッシュに改め、スタッフの良い行い、感心したことなどをリポートするシステムを作るなど、新幹線利用者からは注目され、声をかけられ、スタッフ社員は互いに認め合い、助け合う姿勢に変わったのだそうです。

こうして社員にはやる気が漲り、それぞれに目標と達成感が生まれ、自律的組織として機能するようになるのです。

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『奇跡の7分間』と言う言葉が生まれました。

東京駅は始発駅であり終着駅、東京駅に到着して12分、この間下車に2分、乗車に3分かかると見込まれ、清掃時間は7分間です。

 

抜群のチームワークにより、実にテキパキやられていますね。実は、今日は朝方の東京駅車両点検により、東北新幹線は遅れて運行されていました。

 

本来12分のところ、折り返しとなる新幹線が7分遅れて到着したことから、さらに清掃の時間は狭まりました。

でも、発車定刻時刻には掃除は終わり、ドアは開きました。 空港でもそうですが、利用者は、始発駅から気持ち良く旅立ちたいものです。

いつか空港のトイレはきれいだと申しましたが、きれいの基本は掃除、これに携わるスタッフが、仕事に誇りと自信を持って、チームワークよろしく楽しく業務に携われば、自ずから利用者お客様は、良い気持ちになるでしょう。

 

今日も気持ち良く東京駅を出ました。