きさらぎ法律事務所のホームページやこの『ひとりごと』でも、何回か申しましたが、法律相談にいらっしゃる方は、まずご自分がそのとき一番知りたいことをお尋ねになります。相手方から、これこれを要求する通知が届いたが、どうすれば良いか等です。
これに対しては、相手方の主張要求にどう対応するかではなく、あなたは何をしたいのか、抱えた問題をどうしたいのかの観点から、お話いします。
また、ネットや電話相談では、これこれと書いてあった、このように言われたとして、相談に見えられる方がおられます。しかし、これもあちらこちらで繰り返し申しましたとおり、ご相談者にとって、解決になり得ないことがほとんどです。
なぜなら、ご相談者は、ご自分が期待する答えが欲しくて、検索用語なりを選び、似たような事例等を取り出して、自分のケースに無理に当てはめようとされるからです。
これは人間の心理として無理からぬものがあります。占いもそうではないでしょうか?
自分と彼女の相性を知りたいと言うのは、その前提として、『相性が良い』と言う結果が欲しいがあるのです。
私は、占いは、万一期待する答えが出なかったら、それを受け入れる覚悟がない場合には、やるべきではないと思っております。
ですから、この手の報道やテレビは、ほとんど見たことはないのです。
そんな私ですか、ある日、見るともなく点けていた朝の生放送番組で、生年月日で性格が判断されると言うシーンに接しました。なんでも、自分の生年月日を西暦にして並べ、1桁になるまで足し算していくのだそうです。例えば、1990年6月1日の人は、1990+6+1=1997 1+9+9+7=26 2+6=8 となるそうです。
こうして0から9までの数字で、性格判断できると言うものです。最初に、この性格判断は当たっていると説明がありました。
早速この番組のメインキャスターがやったところ、出た数字が表す性格診断を見た他のゲストは、揃って「当たっている!」と声が出ました。なんで占い嫌い?の私が取り上げたかですって?それは、この番組のメインキャスターと、私は同じ数字だったからです。この人と同じなんだ………。論評は控えます。あちらだって嫌でしょうから。
でも、気になるものは気になるのです。本当に当たっているのか、密かに調べて見ました。
誰を例にしますか。今国会で論戦されている安全保障法案を巡る代表的立場の公人が良いでしょう。かたやこれを『戦争法案』と言ったある政党の顔となっている女性議員、かたや押しも押されぬ安倍晋三内閣総理大臣にしましょうか。
結果は、件の女性議員は『2』、安倍晋三氏は『4』でした。
その数字が表す性格判断は、『2』は、『平和主義者』で、自分より他人優先、寂しがり屋でシャイな一面もと出ました。
『4』は、『保守的』で、非常に勤勉で頑固な一面もと出ました。みなさんどう思いますか?さて、かく言う福本悟の数字はいくつでしょう。ヒントは、あの番組の嫌われ者?男性キャスターと同じだと言うことです。