小泉進次郎衆議院議員に期待します。

2015年6月16日
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小泉進次郎衆議院議員は、勉強家です。

 

父親小泉純一郎元首相が、自由民主党総裁として自ら定めた定年制に従って政界を引退するとき、後継者に指名したのが自身の二男進次郎氏でした。

小泉家は、小泉元首相で政治家三代と言うことで、その後内閣総理大臣を務める野田佳彦民主党衆議院議員から、「ルパンだって三世までですよ」と指摘されての進次郎氏の政界入りでした。

 

そんなことも影響したのか、小泉進次郎氏は、親の七光りではなく、各地を歩き、国民と触れ合い、会話を進め、喋ることの重要性を学んだそうです。

特に『地方』に関心が強く、毎月11日には、東日本大震災の被災地を訪問されているのです。 この小泉進次郎氏が、会話の最初に発するのは、「どこから来たの?」だそうです。確かに人間その日その場にいるのは、出自を辿れば、必ず『どこか』から来ているのです。

これは人と会う機会が多い私にも、学び取らなければならないことで有ります。よく、初対面の人どおしの会話として、「忙しいですか?」があります。

あれ、私はあまり好きではありません。

そのように尋ねられて、Yes、NOいずれの答えをしても、その後会話が繋がらなくなることが多いです。 小泉進次郎氏は、どこから来たのと尋ねた以上、それで会話が止まることは許されないとご承知です。

 

だから、日本また、世界各国をていねいに調べ、知識を得、自ら考え、人々との触れ合いに努められるのでしょう。

幸いにも私は、地理歴史と交通にはかなり詳しくほうだと自負しておりますので、「⚪️⚪️ってとこだけど、知らないでしょう」と返されても、例えは「△△県ですね」とか、「XXの近くですか?」とか、なんとかお返しできているのです。

 

東京生まれ東京育ちで東京で仕事をする私は、故郷がある人は羨ましいと思うとともに、なんで『こんなとこ』に来るんだろうと思うことがありました。都会は生活しづらいでしょうに。 増田寛也元総務大臣を座長とする産業界や研究者の団体で作る『日本創生会議•首都圏問題研究会』が、東京圏の1都3県の25年後の介護需要を調査したところ、45%増の172万人となって、全国平均の32%を大きく上回り、入院需要も21%増となる試算が出されました。

 

東京圏は、介護医療の受け入れ態勢が全国平均よりかなり低いようで、今でもよく聞く『患者のたらい回し』や『介護難民』は、さらに増え続けることが必定だと発表されたのでした。

創生会議では、介護医療の需要供給の見直しを東京圏全体で共有するとともに、高齢者の介護医療制度が崩壊しかねないゆえに、高齢者の地方移住を促すための費用援助等を提言するようであります。

 

いっぽうで創生会議は、介護医療のサービスで、他地域からの高齢者の移住を受け入れられる余力がある41都市を発表しました。

 

東京圏どころか、『東京周辺』には、そんな地域はありませんでした。 このうち大都市は、その周辺地域を含む福岡県北九州市ただひとつで、北海道は函館、旭川、釧路等、東北地方は秋田市、山形市等、山陰の松江市、米子市等、四国では高松市、高知市等、九州では別府市等の地方都市型32地域が、これに入っております。

地方の中堅都市こそ、これから先、比較的安心して生活できると言うことのようです。

 

そのような地域を故郷とされる方々は、ずっと東京圏で暮らす私からすると、やはり羨ましいのです。

冒頭に揚げた小泉進次郎氏は、自由民主党の青年局長を務めて全国を回ることから学び、現在は、内閣府大臣政務官兼復興大臣政務官をされています。是非とも全国を回り、「どこから来たの」を続け、少子高齢化社会の制度作りと整備をされるよう願うものです。

 

えっ、なんですって?小泉進次郎氏は、自由民主党の選挙の顔、本人の意向と関わりなく全国を飛び回っているよとの声が聞こえてきました。

 

もっとも、現在審議中のいわゆる安全保障法案に関して、小泉進次郎氏は、全国の声を集めて、政府与党にこれを伝えていただくことを、私はまず希望しているのです。