春が近づき、プロ野球、プロサッカーチームのキャンプやオープンゲームが盛んです。
特に南国と言われる沖縄、鹿児島、宮崎、高知には、関係者マスコミが入ってきて、空港ターミナルは賑やかです。そんな沖縄那覇空港で、プロ野球パリーグに今年入団したばかりのドミニカ共和国出身の選手が、バッグ内に実包1個を入れていたことが手荷物検査所で発覚して、銃砲刀剣類法違反の被疑事実で逮捕されたと報じられています。
ちなみに、この選手の母国では、この所持が許される場合があるそうです。 この選手、件の実包は、自分の物に間違いないと認めた上で、ドミニカ共和国の自宅にあったものだが、これがバッグに紛れ込んでいたことには気づかなかったと述べているそうです。もし、これが事実なら、実包を所持していた認識はなかったので犯罪は成立しないことになります。日本で野球をするために入国したのですから、実包を持つことが許されないことは、知らされていたでしょう。
そうであれば、なんでわざわざこんなもの持ち込む必要があるのでしょう。拳銃があったとは聞いておりません。
それにしても不可解なのは、この選手、成田空港から入国し、羽田空港→新石垣空港→那覇空港と経由して、逮捕された日は、那覇空港から鹿児島空港に搭乗する際の手荷物検査で『発見』されたと言うことです。本当に、母国から持ち込んだならーーたとえ本人にその認識がなかったとしてもーーこの日の那覇空港までに、国内の空港で何回か手荷物検査を受けているのに、なぜ発見されなかったのでしょう。
沖縄県警は、入手経路慎重に調べているとのことです。あるいは、日本国内で、何人かから入手したと疑っているのでしょうか? 最近は、もうなんとも思わなくなりましたが、私は、空港での手荷物検査所、アレ嫌いでした。なんでかと言うと、きちんと検査しているとは思われないからです。なんとなれば、金属類のみならず、およそ何も持たない、ただ服を着用しているだけのとき、行きと帰りと全く同じ物を持ち歩いたときに『ブー』となったからです。
アレは、単なるこけおどしなのでは?と思えました。本当に危険物が持ち込まれたら大丈夫かなと思いました。まあ、気の弱い『犯罪者』なら、たとえこけおどしでも、一般予防にはなるでしょうが。 そんなふうに考えた昔を思い出させる今回の一件であります。 この選手は、その場で逮捕されたので、この選手が搭乗予定の便は出発遅れはなかったでしょう。
でも、厳しい手荷物検査の影響で、搭乗機の出発が遅れることは多いです。特に羽田空港は、これが慢性的に起きていると感じます。そんなこともあってか、航空各社では、手荷物は1個にするよう、大きな荷物は機内貨物室に預けるよ呼びかけしています。ところが、今日は、これが原因で出発が遅れました。
私は、この日朝一便、鹿児島6時25分発のJAL鹿児島空港行きに搭乗するため、ギリギリ6時05分に手荷物検査所を通過し、機内にほとんど最後の客として入りました。ところが、搭乗予定客が揃っても、なかなかドアは閉まりません。なんと航空機に搭載する手荷物がまだ搬入作業中とこことでした。私の座席からその様子が見れました。
荷物が全て機内に入ったときには出発時刻を過ぎていました。小さい航空機でしたかは、人間対荷物のバランスが悪かったのかもしれません。 航空機の出発時刻をご存知ですか。例えば、時刻表に午前9時と書いてある場合、何を持って9時とするのかのでしょう。
正解は、航空機が動き出すときを指します。つまり、搭乗手続締切でも、離陸時でも、また、航空機のドアがしまつたときでもないのです。
正確には、『航空機が、止まっている位置から動いたとき』と言うのですが、具体的には、航空機を誘導路に出すために、トーイングカーによって、プッシュバックされる瞬間であります。
ですから、プッシュバックして誘導路に出たものの、混雑その他でなかなか離陸許可が出ないときなどは、公式記録上出発してから随分時間がかかるなと感じられることがあるのです。
福岡空港から羽田空港までの所用時間がら2時間くらいになるのは、世界一離発着間隔が短い福岡空港と羽田空港の混雑が影響しているのです。福岡空港から羽田空港まで、冬季でしたら、ジェット気流に乗りますので、離陸後1時間10分くらいの飛行時間なのですが。 今日は、手荷物検査で往生せず、航空会社の定時出発に皆さん協力したにも関わらず、出発および到着時刻が遅れた経験をお話ししました。航空機に乗ると、いろいろな発見がありますよ。