航空機のいちばん前の座席に座った経験から。

2016年3月23日
テーマ 
福岡と新千歳に行く場合、JAL、ANAはたいていボーイング7777型機を使用しているので、私は、最前列の座席に座ったことがありません。

それは、ファーストクラス、プレミアムクラスと言って、確か1万円近くする座席だからです。これだけ航空機に搭乗する機会があっても、料金を知らないのですから、とんとご縁がないことがバレます。スカイマークやエァドウでは、一番前の座席をゲットできたことが何回かあります。特に札幌の裁判所午前10時に出頭する等往路では、とでも重宝です。


さて、今日は、JAL広島空港行き始発便で、『1H』をゲットしました。このところ何かと縁があるボーイング737型機でした。もともとこの区間は、ファーストクラスは設定されていないからです。
写真 1

チョッと嬉しくなって、写メ撮りました。ただこの席、意外な?経験をすることがわかりました。良かったことは、いちばん出口に近い席ですから、到着して扉が開くと、最初に出られることです。これを最初に言ったのは、他は……だからです。早く出たい!感情が湧く座席でありました。今日は、ーーいつもか?ーーつまらない話に、お付き合いいただけますでしょうか。

ボーイング737型機は小型で、通路は1本です。座席の位置が、通路に出ているのです。もちろん、通路に座席を設定しているのではありませんが、機内に入ると、すぐここにぶつかります。それで搭乗客は、これにより狭い『通路の幅』の感覚が掴めます。私は、終わりのほうに搭乗したので、あまり実害はなかったですが、それでも機内に入って、『通路』を見つけるまでの間、搭乗客の荷物がモロにぶつけられます。


この機種、トイレは前方1箇所、後方2箇所あるのですが、人間の習性でしょうか、進行方向にあるトイレを使うのですね。睡眠中、トイレから出て来た人に、何回か足を踏まれました。出発前の手荷物の収納は、落ち着きませんね。ファーストクラス等は違うのでしょうが、私は、最前列の上の棚には、毛布や非常用設備?等航空会社の物が予め積み込まれていることが多いことを知っています。

すると、このあたりの座席で荷物をたくさん抱えた乗客の荷物は、何処か違う場所に収納せざるを得ませんから、乗客とキャビンアテンダントとの受け渡しが、私の横や頭上で、航空機のドアが閉まる直前までなされることになります。

こうして航空機が出発すると、いつのように、睡眠の時間となります。と言うよりも、この『ひとりごと』でも書きましたが、ある事情により、狸寝入りします。しかし、いちばん前の座席ですから、『あちら』もそれがすぐにわかります。飲み物のカートがお出ましになると、知らん顔はし辛いです。でも、狸寝入りがバレると体裁悪いような気持ちになり、目を開けていると、目の前には、キャビンアテンダントさんが、座っておられます。


困ったことに、この日は、天候の関係で揺れが多く、キャビンアテンダントさんも、座っている時間がいくらかありました。目の行き場がないのです。寝たふりダメ、目を開けてもダメは、辛いですね。なんか落ち着きません。

そんなこんなで、本当に疲れたのか、本当に寝てしまったようです。すると突然上下左右に激しく揺れたのです。『地震か!』と咄嗟に思いました。でもすぐに、自分は航空機に乗っている、地震で揺れるがわけないことに気づきました。

そうです。航空機が広島空港に着陸したのです。着陸時の衝撃を地震かと思ったのでした。つまりそれだけしっかり寝ていたと言うわけです。私の目の前にお座りのキャビンアテンダントさん、さぞかしだらしない中年オヤジの醜態を見せつけらてイヤだったでしょう。

写真 2
こんな経験をして、ひとつわかりました。疲れているときこそ、いちばん前の通路側の座席をーーもちろん機種と航空会社によりますがーーゲットしようと言うことです。キャビンアテンダントさんと目が合い、また、狸寝入りは通用しない場所です。狸寝入りなんかしなくても、緊張で?疲れて自然に寝てしまいます。あっと言う間の到着でした。


今日も、朝4時台に家を出ましたから、貴重な体力回復の機会となったようです。そうこうするうちに、目的地に到着しました。随分山の中です。さて、ここで何を呟くことになりましょうか?