ここ立て続けに、岐阜県内で、『自然の生き物』により、人間が大きな影響を受けたニュースが報じられました。ひとつは、飛騨市での『スズメバチ』、ひとつは、各務原市での『羽虫』騒動です。スズメバチは、人間を襲い、羽虫はカゲロウと見られますが、人間が通行する道路を、通行止めにしました。 ひとつめ、『スズメバチ騒動』は、日曜日の昼ころ、飛騨市内で行われていたマラソン大会で、参加したマラソンランナー115人が、ある場所で、スズメバチに刺されたというものです。コース近くの橋の下に、50センチくらいのキイロスズメバチの巣があり、このあたりをランナーが一斉に通過すると、足音や振動でハチを刺激し、約1.000匹いたであろうハチに攻撃されたのだろうとの専門家の見方です。スズメバチは、黒い物に攻撃を加える習性があるとかで、ランナーの皆さんが刺された箇所は、頭でした。 私の場合、頭髪のほうは、もう悲しい状況ですが、ほとんど黒もしくは濃紺のスーツを着用しているので、スズメバチには要注意です。必死に走っているマラソンランナーさん、驚いたことでしょう。大事なければ良いのですが。 もうひとつ、『羽虫騒動』は、愛知県との県境木曽川に架かる愛岐大橋に、夜8時40分ころ、大量に羽虫が『積もっていた』と報告された事件です。多いところで1センチくらい道路に積もっていて、スリップの危険があるため、岐阜県警は、3時間くらい通行止めとしたのでした。きっかけは、この橋の上で車複数が絡む追突事故が発生し、視界不良の原因に行き当たったのでした。羽虫が大量発生した理由は明らかにされておりませんが、カゲロウやユスリカ等は、一般的に水辺や湿地帯にいるので、河川敷や橋の上は、『危険地帯』と言えましょう。私は、蚊も含めて虫は嫌いなので、もう考えたくありません。 今私は、名古屋市から高速バスで岐阜県内を通過しています。山また山が続いていて、また、ずっと続く雨の中、自然との厳しい闘いがあるのかなと思ってしまいます。でも、蜂の巣は、私の家にもあるのです。それほど多くのハチが入っているとは思えませんが、何回駆除してもまた造られます。また、羽虫はもう少しすると、北海道では、『雪虫』として冬の到来を知らせます。 カゲロウは、小説やドラマにも出て来ますし、雪虫って聞くと、なんかロマンチックに聞こえます。自然界の生き物でも、出てくる場所や場面により、利用されたり好まれたり、少し変ですね。 自然界の生き物が大量発生すると、決まって地震等の天変地異の可能性が言われます。古い日本の昔話では、ナマズが動くと地震になると言い伝えられました。リュウグウノツカイと言う深海魚、これは超不味いのだそうですが、コレが姿を表すと、偶然だと思いますが、地震が起きました。でも、雪虫が飛ぶと初雪になると言うのと全く同じ、こじつけだと思います。 もし、自然界の生き物の大量発生を、天災への警鐘とされるなら、このところ日本列島を取り巻いてウヨウヨしている台風との関連は、あるのでしょうか。自然界の生き物も、このところ続く日本の天候不順で、おかしくなったのかもしれません。それにしてもこのところ日本列島、雨が多いと思われませんか?初夏のころ、首都圏では、夏の水不足がら取り沙汰されていましたが、真夏に入って以降、聞かれなくなりましたね。 今、高速バスは、長いトンネルに入りました。 長野県入ったようです。長野県に行くのに、新宿駅、東京駅を使わないのは、長野県、日本列島は広いなと思えます。ここもまた山また山です。昔の人は、歩いていたのです。そのとき、スズメバチとか羽虫はいたでしょうか?そろそろ今日の目的地です。