『なかなか離婚しない人は、離婚しないメリットがあるのです。』
(2015/08/05)>> 一覧に戻る
離婚すると言ったのに離婚しない…
こんな例は、よく聞かれます。
妻子ある男性が、「妻とは離婚する」,「妻とはうまくいっていない」などと言って、女性に近づき、交際に発展する例を言いたいのではありません。
上の例、そんなの男の常套文句だからです。もし、これを読まれたあなたが、件の男性に交際を求められて、迷っているのでしたら、
「止めなさい」,あるいは、「きさらぎ法律事務所にお越しください」
と申し上げます。
また、「離婚する」と言って家を出たのに、全然先に進まない,あれだけ「離婚する」と騒いでいたのに、こちらから離婚を切り出したら離婚しない
こんな例は、あまたです。以前こんな例を、この「離婚・男女問題」のコーナーで、お話ししました。
今回挙げる例は、たとえば、何十年別居している,あるいは、夫も妻も、別途パートナーが存在する,とうてい愛し愛される仲とは思えない,ましてはたからみれば、双方とも離婚するのにさしたる障害がないと思える夫婦が、なぜ離婚しないか,であります。
こんな疑問を持たれるあなたは、上の例で、形だけの夫婦であるいっぽうと交際中、また、婚姻をお考えなのでしょう。
そんなあなたに申し上げます。あなたが気になる件の異性は、『離婚しないメリットがある』のです。
メリットとは、たとえば、子どもが独立し、結婚してからとか、会社を退職してから(退職金が出る,あるいは、ローンを完済する)とかのもっともらしい理由もあるでしょう。
しかし、単に世間体,社会的立場を気にしてのことかもしれません。
「まさか!」と思われるかもしれませんが、『離婚するのが面倒』のケースも結構あるのです。
つまり、書類を取り付け書く,そのため相手と連絡するのが嫌だ程度のことだってあります。
特に申し上げたいのは、「別に離婚しなくたって困らない」,これが常態化しているケースです。
それは、先に挙げたパートナーなんていないケースでもありえます。あなたの配偶者は、今となってあえて離婚届を書いて出す必要を感じないのでしょう。
嫌いな相手と連絡を取ることはない,お金にだって困らない(お金の請求をされない),別に、『次の人』と婚姻する必要もない,そんな人たちは、あえて離婚手続を執る必要もないでしょう。
きさらぎ法律事務所にお越しになる方,その相手となる人には、最近この例が増えていると感じます。そんな人を相手にしても離婚したいあなた,また、パートナーにはどうしても離婚してほしいあなた,それは、あなたが動くしかありません。
相手は、離婚しなくても、そんな手続を執らなくても困らないのです。困っていない人は動きません。
きさらぎ法律事務所弁護士福本悟に依頼して、あなたのため、事態を動かすしかないのです。