博多祇園山笠に行きましょう。

2010年7月7日
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いつもきさらぎ法律事務所をご愛顧くださり、また、『よかとこ九州』をご愛読いただき、誠に有難うございます。

今回も、引続き、弁護士福本悟の山笠談議にお付き合いください。

前回、『追い山』のコースについて、ご案内しました。

7月15日、午前4時59分,太鼓の音とともに、1番山(平成22年は、中州流)が、櫛田神社の清道に入ります。

スタート直後の迫力と、『祝いめでた』を体験するには、櫛田神社の『桟敷席』でしょう。

このチケットは、毎年6月26日ころ販売されますが、徹夜する人もあり、即完売になります。どうしても、『桟敷席』という人には、『桟敷席』ではないけれども、それに近い・・・は、『可能』です。後に申します。

山は、国体道路から、『発祥の地 承天寺』を目指します。途中、これも、『発祥の地 東長寺』に挨拶するため、大博通りに入って、Uターンします。

大博通りは、博多駅から、博多埠頭に向かって、真っ直ぐ伸びる大きな道路です。

山は、旧東町筋(東流,恵比須流地域)から、今度は、大博通りを南下します。

大博通りは、道幅も広く、博多駅,祇園駅,呉服町駅から近く、あまり山笠に慣れていない方には安全で、便利な見物場所でしょう。

ただ、東長寺近くの大博通りは、「同じ場所で、同じ山を二度見れる」ことと、博多駅から、一番近い位置にあるため、たいへん混雑が予想されます。

旧東町筋は、道が狭く、スタートしたばかりで、山にも勢いがあるので、相当な迫力を感じます。勢い水が掛けられますので、水浸しに注意しましょう。

通の間で、一番人気と言われるのは、大博通り奥の堂バス停から、旧西町筋に向かう狭い道のところ、特に、再び北に向きを変える冷泉町の四ッ角付近です。ここは、礼節を重んじる西流の本拠地です。

民家が密集する地域で、しかも、狭い道の両脇に、ぎっしり人が並びますので、このあたりの舁き方が、タイムに影響が出ると言われます。

この後、山は、追い山ならしの終点となる奈良屋町まで、旧西町筋を、北へ直進します。

昭和通りとぶつかるあたりの場所では、後方まで視界が広がり、5分刻みで出発した各流れが、場合によって、かなり接近した様子を知ることがあります。

追い山ならしの廻り止めを過ぎると、西流,土居流,大黒流と、それぞれの『地元』の声援にも押され、山は、いよいよゴールまで1km,最後の力を振り絞って、もう燃え尽きるかのようです。

このあたりも、道幅が狭く、人も多いので、『喧嘩』に巻き込まれないように、注意しましょう。

また、見物する人も、舁き手も、ゴール地点へ向かいますので、西へ西へと、大きな人の移動が見られます。

そして、終点,すなわち、追い山の廻り止めは、須崎問屋街の入口です。『山笠決勝点』の幕を見るために、多くの人が集まります。

昭和通りを挟んだ反対側に、『ホテルオークラ』があります。

ゴールした山が、『博多手一本』で締め、各流れに戻る姿は、なにか達成感,ほっとした気持ちがいたします。

以上が、追い山のコースに沿った私なりの解説です。

ところで、「そう言うあんたはどこで見るんだ」「どんな行程,行動を執るのか」のご質問が出そうですね。

このあたりで、『福岡を心から愛する一人の東京人』として、『福本悟ならばこうする!』という山笠のツアーをご案内します。

『どうしても、櫛田神社の桟敷席で追い山を見たい!』

各県人会に相談しましょう。東京福岡県人会では、先年、限定ツアーが組まれました。

航空会社のパック商品として、桟敷席ではないけれども、櫛田神社の入口に、『特設観覧席』を設けた、特別ツアーが発売されています。ちなみに、今年は、7月に入っても、まだ、空席がありました。

追い山は、早朝に行なわれるため、交通機関や宿泊場所が、気になると思われます。

福岡の方はご存知ですが、7月15日は、西鉄バス,西鉄電車,市営地下鉄,JRと、追い山開始に間に合うよう、特別ダイヤが組まれます。

さすがに、札幌雪祭りと違い、福岡市内のホテルが満室になることはないと思いますが、多少中心部から離れたところに宿泊しても、山笠特別ダイヤがありますから、心配はいりません。

たとえば、貝塚(地下鉄),姪浜(地下鉄),大橋(西鉄)や、久留米・北九州方面からでも大丈夫です。

『追い山見物のため、宿泊するホテルはどこか?』

私は、それらホテルとは、なんらの利害関係はございません。

このことを、最初に述べさせていただきます。

全て、『山笠』の観点から、一つの見方であります(料金,ランク等は、一切無視してのお話しです)。

巷問言われるのは、追い山決勝点の向かい側にある『ホテルオークラ』は、7月14日夜は、予約でいっぱいということです。『窓から山笠のゴールが見れるから』、という理由もあるそうです。

『部屋から見る舁き山』は、想像できません。

確かに、山笠期間中は、雨の日が多いですし、見物人にも構わず、勢い水をかけられますから、『安全』ではあるでしょう。

櫛田神社近くに、昨年オープンした『ドーミーイン博多祇園』は、全室禁煙で新しく、温泉大浴場(夜間も入れる)があり、サラリーマンから、人気の高いホテルです。セキュリティーも万全で、『博多』を意識した朝食もあり、女性でも安心かと思います。

こちらは、櫛田神社を出てすぐ、国体道路に面しておりますが、部屋からの眺望は『?』で、なにしろ周囲は人だかりですから、たどり着くまで、難儀するかもしれません。

同じく、櫛田神社近くの『アールイン』は、1階が、生簀割烹になっていて、鮮魚も楽しめます。また、『キャナルシティ博多』への玄関口に位置します。

屋台が出る冷泉公園の前には、老舗の『冷泉閣ホテル川端』があります。ここから、追い山に合わせて、舁き山が集合する土居通りまで、目と鼻の先です。

いずれも、『寝るだけ』なら、格別問題はないと思います。ただし、このあたりは、追い山前日から、相当の人だかりとなって、動きが取れなくなりますので、『初心者』『よそもん』には、お勧めできません。

むしろ、『追い山』を、『安全』『確実』に見物するには、櫛田神社の周辺から離れた場所が良いのではと思います。

これまで福本悟は、福岡市に遊びに来た方(初心者)に申し上げるのは、博多駅周辺ではなく、天神地区(あるいは、中州周辺)のホテルに宿泊すべきということでした。

市内を走る西鉄バスには、そのほとんどに、『天神』なる表示があることに、気付かれると思います。福岡市の『中心』が、『天神』であることは、事実です。

それはそれとして、博多駅周辺には、屋台がないが、天神には多いことは、決定的な理由でした。

また、地下鉄天神駅から、天神地下街を経由して、『岩田屋』『三越』『大丸』の三大デパートが繋がっておりますので、旅行者には便利です。

ただし、山笠,特に、『追い山』に限っては、博多駅周辺に宿泊することでよいのではと思われます。

それは、山笠自体が、博多地区の行事であり、山は、博多の町を駆け抜けるからでもありますが、先に申しました『安全』『確実』が大きいのです。

博多駅から、真っ直ぐ伸びる大博通りは、福岡一広い道路で、『山』も通ります。つまり、広いがゆえに、人も、山も、通りやすい,動きやすいということです。

そして、前々号で指摘しましたが、山は、縦長で動きます。従って、大博通りを起点にすれば、見物人は、左右,すなわち、横に素早く移動することで、色々な山を見ることが、可能となります。

博多駅から、祇園駅まで、地下鉄1駅100円です。博多駅から歩いて10分も進めば、東長寺前の国体道路で、追い山ルートに、もうぶつかるのです。

人混みが多い櫛田神社周辺(祇園・川端),中洲辺りのホテルに宿泊するより、実は、移動に手間取らないのではとも思われます。

ところで、追い山当日は、『レイトチェックアウト』など、福岡市内のほとんどのホテルが、『山笠パック』を組んでおります。相談されると良いでしょう。

さて、追い山をメインに、舁き山の話ばかりとなりましたが、山笠には、『飾り山』があります。

この豪華絢爛の『飾り山』を見るには、どうしましょうか。

『飾り山』は、市内14ヶ所にあり、それぞれ独自の姿を表し、全部見たいのは山々です。

しかし、『初めて福岡に来た』あるいは、『時間がない』場合はどうするか、私見を申します。

天神地区にある飾り山笠3つ(渡辺通1丁目,サンセルコ前も含めれば4つ)を、ぜひご覧ください。特に、天神地区に宿泊の方に、お勧めします。

『ソラリア』は、ソラリアプラザ内(『ソラリア西鉄ホテル』のある建物)にあって、プラザ内では、ゲーム等、色々な趣向が凝らされて、家族で楽しめます。

『新天町』は、天神地区の新天町商店街の真ん中にあって、露店もあり、さながら縁日のようです。

また、新天町は、福岡地区で唯一,『子ども山笠』が動く町(流れ?)でもあります。

『天神1丁目』は、最近参加された大丸博多店前にある山笠で、これまた周辺の店を散策しながら、祭の雰囲気が楽しめます。

『渡辺通1丁目』は、ホテルニューオータニ隣のサンセルコの前に出ているもので、ここに来たならば、ぜひ、すぐ近くの柳橋連合市場を訪ねてください。

白身はなんでもありますが、今の時期、ぜひ、地物の『うに』,特に、唐津の『赤うに』を食べてください。

今の時期しかないものとして、『あげまき』『まじゃく』『あぶってかも』等々、市場の大将にお聞きください。

よかとこ九州『あら,大目にあぶってかも』『九州の魚貝の衣替え?』『これも鯛?あれも鯛?皆よかたい』『山笠まで、我慢できずに…』も、参考までに、ご覧ください。

さて、それでは、この時期、福岡入りする福本悟はどうするか、これは、次号以下で、『告白』します。