きさらぎ法律事務所の『よかとこ九州』をご愛読くださり、今月は、弁護士福本悟の『博多祇園山笠』に、お付き合いいただき、誠に有難うございます。
山笠期間も、やがて終盤戦です。今年も、福岡博多は、熱く、のぼせていることでしょう。
前回は、主に、『追い山のコース』に沿って、舁き山の見学場所や、交通・宿泊についてお話ししました。
今回は、『飾り山』を中心に、1つの見学ルートを、『福岡を心から愛する一人の東京人』から、ご案内いたします。
山笠は、7月1日から、7月15日午前4時59分にスタートする『追い山』まで、博多の総鎮守櫛田神社を中心に、開催される伝統行事でした。
従って、その名のとおり、那珂川を境にする『福岡』の側ではなく、『博多』が、祭りの中心ではあります。
ただ、『飾り山』は、福岡側にも出現しますし、天神新天町の『子ども山笠』然り、福岡市内のあちらこちらで、山笠の正装,すなわち、『法被』と『締め込み姿』の男性を、見掛けます。
25年前、『福岡』側で生活し、福岡滞在時には、天神地区のホテルを定宿としている私は、山笠の期間中も、『博多から入って福岡で宿泊』を常態としております。天神での『山笠』は、後にご案内します。
福岡空港又は、博多駅に到着しましたら、地下鉄で、『中洲川端駅』までご乗車ください。
川端口に出ると、博多リバレイン前に、飾り山が見られます。また、リバレイン裏の旧寿通には、大黒流の舁き山が、座しているはずです。
明治通りを渡って、川端通り商店街(正式名は、『上川端商店街』)に入りましょう。
ここは、古き良き『博多』があって、西新商店街と並ぶ、私が好きな福岡の街並です。
商店街は、アーケードで、両側には、山笠にちなんだ店が並び、また、お盆用の品物も多く目にします。
もう1つ、美味しい魚を食べることができる店が、いくつかあることも嬉しいですね。
通りの中には、『川端中央街』と『上川端通』の2つの飾り山があります。
『上川端通』は、追い山の日、唯一、『走る飾り山』として、櫛田入りします。
このあたりは、土居流の詰め所もあって、法被姿の山のぼせの姿を、多く見掛けることでしょう。
商店街の終点を出て、すぐ左側から、櫛田神社に入ることができます。入ってすぐ、飾り山が見られます。
櫛田神社にお参りを済ませましたら、山笠グッズの購入もよいですが、『叶うお守り』があれば、ラッキーです。形,デザインもきれいで、毎年買っています。
櫛田神社を出ましたら、昼間の時間帯なら、ぜひ、正門前にある、『博多町家ふるさと館』に入りましょう。
古き良き博多の歴史,博多っ子の『意気込み』を、感じることができると思います。
冷泉町の町並みを通って、ここから地下鉄祇園駅まで5,6分といったところですが、天神地区に宿泊する方は、国体道路に出て、バス移動をお勧めします。
国体道路から、福岡市の中心方面(つまり、JR博多駅とは反対方向)に向うバスは、全て天神を通り、100円で頻発しています。
夜であれば、途中、那珂川を通行する際、左側には、中州の屋台街が見えます。
山笠期間中は、国体道路を挟んで、那珂川に沿った右側(北側)には、露店が出て、お祭りムードを高めてくれます。
地下鉄は、『福岡空港』→ (東比恵) →『博多』→『祇園』→『中州川端』→『天神』と結び、空港から天神まで、12分で到着します。
もし、天神地区に宿泊されるのでしたら、チェックアウト後の楽しみとして、飾り山笠めぐりをお勧めします。
先にご案内のとおり、『ソラリア』『新天町』『天神1丁目』の3つの飾り山笠が出現します。
いずれも、地下鉄天神駅から、天神地下街がつながり、雨の日でも、傘なしで廻ることができます。
飾り山の前には、椅子が並んでおり、座って大きな飾り山を眺める趣向もよいでしょう。
『ソラリア』は、ソラリアプラザ1階に出ており、まさしく天神,すなわち、福岡のど真ん中ですから、プラザ内には、趣向をこらしたゲームや販売物があり、家族で楽しめると思います。
『新天町』は、『子ども山笠』も出る、福岡中心部で古くからある商店街で、歴史と元気を感じさせます。露店も出て、縁日のようです。
『天神1丁目』は、山笠参加は新しく、『大丸』のパサージュ広場という若い人向きのにぎやかな場所に姿を現し、新鮮華麗を感じさせます。周囲の店でのテイクアウトも、楽しいと思います。
ちなみに、祇園町バス停から、天神方面行きのバスに乗車して、天神1丁目バス停で下車した右側に、『天神1丁目』の飾り山が見られます。
結局、「あんたはどこで追い山を見るんだ」については、いよいよ次回に発表いたします。