1月7日は、七草粥を食べる日とされます。春の七草、すなわち、セリ、ナヅナ、ゴギヨウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロを入れた粥を食べると健康に暮らせると言う古来からの風習です。もともと1月7日は、正月元旦から7日経過した『七日正月』で、一つの節目となるこの日に粥を食べて邪気を払う中国で生まれた言い伝えとされます。
それと1月7日は、日本国民にとって、大きな時代の切り替えがあったなが~い1日でもありました。この日、朝からテレビをつければ、皆喪服を着用していたのです。そうです。昭和から平成へと、時代は移りました。激動の昭和等称されることが多くなり、若い世代には『昭和』と聞いても、ピンとこないかもしれません。昭和64年が平成元年です。戦争を知らない世代が大半となりました。
以前、昭和天皇即位50年事業の一環として開設された昭和記念公園について触れました。明治天皇を偲んで設営された代表的建造物と言えはなんでしょう?初詣日本一の参拝数となっている『明治神宮』がこれです。
若者の街原宿から行く明治神宮の祭神を知らない人は多いのではないでしょうか?お生まれになった京都の御陵に埋葬された明治天皇の神宮を、ぜひとも東京にも造りたいとの国民の希望から、全国青年団の勤労奉仕により、1920年(大正9年)に鎮座式が行われ、ここに明治天皇、昭憲皇太后を祭神とする今では正月三が日で300万人の初詣客となった明治神宮が存在した経過があります。
初詣のとき、よく「何をお願いしましたか?」の質問があります。例えば、神田明神の参拝客には商売繁盛、湯島天神の参拝数には合格祈願、金刀比羅さんや厳島神社には海の安全をとなるのでしょう。今年数年ぶりに明治神宮に初詣をした私は、何を祈願したのでしょう。
それはヒミツです。