1月25日の『日本最低気温の日』を過ぎて数日ですが、東京都内では、朝の最低気温が6.9度と寒さが緩み、湯島天神では、早咲きの梅が咲き始めたそうです。
静岡市でも最高気温は15度を超え、たんぽぼも見られたとのことであります。
この気候で困惑されられ、ショッキングな出来事が、北海道で起きたようです。
雪の季節は当然冬眠すると信じられていたヒグマが現れ、人を襲ったと言うことです。
子どものころにクマの冬眠を教えられましたが、冬の間は、クマに遭遇しないわけではありません。
活動を停止し、低体温で過ごす、摂食も排尿もしないとは言え、メスは出産期でもあり、巣穴近くに行けば、クマはそこにおります。
温度が上がって季節外れの雨となった札幌市では、来月5日から開催される『さっぽろ雪まつり』のために作製中の雪像が、溶け出す有様だそうです。
山岳地域では、雪崩が心配です。
札幌の方々が、しばしば言われることがあります。
それは、結果的に冬季の降雪量は、トータルで毎年ほとんど変わらないと言うことです。この冬は、昨年12月に記録的な積雪量だったと報じられました。
年が明けても新千歳空港の閉鎖がありました。
ところが雪まつりを前にして、1日の最高気温が0度を超えることはまずない時期なのに、5度にもなって雨が降ったのです。2年前の11月17日、私は札幌市に居たのですが、この年は、まだ初雪がない(翌日18日が初雪でした)と聞いて驚いたところ、なんとこの冬は、以後たいへんな雪の当たり年となったのでした。
札幌市内は、概して雪まつり期間中には、ドカ雪とはならず、雪まつりが終わった2下旬ころに、最期のまとまった降雪となる例のようです。地元の人たちは、豊平川の河川敷に運搬された市内各場所から除雪された雪の山が結局いつも同じだから………。
このように理解しているのだと聞いたことがあります。
『帳尻を合わせ』と言う言葉があります。
意図されたものではないのでしょうが、自然界でも結局いつも同じ結果となることはあるのでしょう。
北海道札幌市の雪は、これで終わりではないと思われます。
また、梅の芽が綻んで、寒さに対する備えを解いてはいけません。まだ、東京も、寒さが振り返すと考えでおくべきです。
実は私の仕事時間も、『帳尻を合わせ』のきらいがないではないことを認めなければなりません。
すなわち、人間である以上、年間を通して働ける時間とこれに相応する体力には限りがあります。
あるときは土日祝日なんてあり得ず、休みなくあれこれやっていたとして、別の時期にはしっかり休んでいる、あるいは『いい加減』にしていることはあるのです。
私は、『帳尻を合わせ』と言う言葉は嫌いではありません。