線路内にテーブルが発生したとの報道に寄せて

2015年10月8日
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10月に入って途端、『爆弾低気圧』が日本列島を襲いました。

この日私は、海の近くに居たので、強風と横なぐりの雨で、傘は数秒で壊れ、衣服はずぶ濡れになってしまいました。

 

でも、首都圏周辺では、夜から未明にかけて特に酷い天候となり、停電や冠水で、大きな影響が出たようです。 翌朝首都圏の交通機関は、軒並み遅延や運転見合わせが発生し、この影響も受けました。爆弾低気圧は、東北地方北海道方面に移動したので、こんどはその地域が航空機の欠航など発生したと言うことです。この爆弾低気圧の影響かどうか今のところはっきりしない不可解なアクシデントが、都内品川で発生したと報じられています。

東海道本線の品川駅近くの線路内に、2日朝8時半ころ、『テーブル』が『発生』したと言うものです。 この『テーブル』とは、家具のそれを指し、なんで突然『発生』したのか不明だとされます。この日、それまでは、その場所には、テーブルは『発生』していなかった、だから電車の運行には支障はなかったわけです。突如現れたこのテーブルの『撤去作業』のため、運転停止となった車内では、「テーブルが線路内に投げ込まれたため、撤去作業を行います」とアナウンスされたそうです。

 

運転見合わせの理由として、人身事故とか安全確認等を言われることに慣れた満員の通勤電車内では、不思議な感覚になったとTweetがあったそうです。もっとも、『投げ込まれた』かどうか、本当はわからないのですが。 品川駅をご存知の方なら、あの複雑な線路が行き交っている品川駅構内周辺に、どうやって短時間に、人目に付かずに、テーブルを投げ込む(持ち込む?)ことができたのか、神業かと思われるでしょう。それとも、これも爆弾低気圧の一瞬の成せる技だったのでょうか。混乱する品川駅の様子は、忽ちネットで拡散したようです。

 

子どものころ、地下鉄車両は、どうやって地下に入れることができたの?とか、高層ビルの建築中にいちばん上にあるクレーン車は、建物が完成したらどうやって降ろすの?とか、お父さんお母さんに尋ねたことがあるでしょう。それにはちゃんと理由、やり方がありました。このテーブルも、どうやってその場所に存在したのか、ニュース報道の言葉で言えば『発生』したのか、いずれ明らかにされることでしょう。

 

そんなニュースに関心を持って、新宿に戻ろうとしたところ、こんどは『人身事故』のため、中央快速線が、運転見合わせとアナウンスされました。これが首都圏の交通機関の現実です。テーブルくらいと言ったら怒られるかもしれませんが、本当に、『人身事故』と聞く度に、辛い気持ちになってしまいます。昨日今日の爆弾低気圧、大きな被害が生じないことを願うばかりです。