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なぜ離婚されるのかわからない、自分には離婚を求められる理由はないと考えている方へ

(2018/03/19)

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世間では離婚を求めている人がいて、その相手方に弁護士が就くと、その人とは離婚はしない意思だとか、離婚を争うつもりだとか捉えているのでしょうか。

 弁護士の立場からすると違います。

 弁護士は、どちらの立場になっても、依頼者が納得して夫婦に関する問題を解決するために入るのです。

  それでは、離婚される理由はない、納得できないという側の方の場合、それはそんなあなたに寄り添い、安心してもらい、納得のいくプロセスであなたにとってどうすればよいのか一緒に考えサポートするために関わらせていただくのです。

 

 本当にあなたにとって、何でパートナーは不満があるのか、心当たりはないかもしれない。その場合は、じっくり話を聞きましょう。

  気づくことがあるかもしれない。気づいて互いに認識を共通にし、調整がかなうことだってあるでしょう。

  反対に、そんな理由で嫌いだとか離婚するなんて思うのだったら、生涯を伴にするのは無理だと感じるかもしれない。

  あるいは、離婚される理由はないと言い切るのは、あなたの強がりかもしれない。その先に進むことへの不安から、予防線を張っているのかもしれない。

  あたなたにとって何が一番よいか、一緒に考え、解決までサポートするのが私たちの仕事です。

  私が依頼者に必ず言うのは、男女に関する問題は弁護士が入らなければ解決しない、着地できない。しかしあなたが弁護士に依頼すれば、必ず解決するということです。

  また依頼を受けて、最初にその相手となった人に連絡するとき、これを受任通知と言いますが、「あなたも弁護士に依頼してください」と文書に添えます。

 よほどのことがなければ、弁護士が就きます。

  相手方に弁護士が就かないケースは、私からすると、その方が相談したであろう弁護士から受けた、解決への道筋を受け容れないからです。

 その大半は、気が強い方と見受けられます。

私は離婚をしたいと考えている方、離婚をパートナーから求められた方、いずれからもご依頼を受けます。

 ただし、離婚を求められた例の依頼者で、この方にとって絶対に離婚しないことが幸せである、それが目指す着地点だと認めて対応したケースは、私の記憶する限りございません。

 確かに途中調停が不成立となったり、離婚請求が棄却されたことはありました。

 

 しかし、そのこと自体で依頼者は満足し、解決したのではないのです。

  ここに納得・安心を得るかの重要性が導かれます。

 

 丁寧に、慌てることなく、納得いくまでご一緒するということです。

 

 離婚されるのかわからない、離婚を求められる理由はないと思って悶々としている方、ぜひ話をお聞かせください。

 

 また、相手はどうせ離婚しないだろうと思って、その先に進まない方も、ぜひ話をお聞かせください。