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周囲は反対するけれど、離婚したい,別れたいと考えている方へ

(2011/11/30)

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夫婦,男女の問題で、弁護士に相談される方は、現状に不安・不満,あるいは、危険を感じ、「このような日常から脱したい」のだと思われます。

 たとえば、相手のことを嫌いになった,生理的に受け付けなくなった,同じ空間に留まることが耐えられなくなった等、理由は多々あると思われますが、このような思いを抱え、悩まれている方は、結論として、別れるべきです。

 離婚も、婚姻外男女の関係解消も、法律問題であることは、これまでご説明したところで、ご理解いただけるかと思います。

 法律問題だからこそ、専門家である弁護士がおり、家庭裁判所等の司法機関が存在するのです。

 ところで、きさらぎ法律事務所にお越しになり、弁護士福本より、離婚等の法的手段(あるいは反対に、裁判所を介して、『夫婦関係円満調整』等)を執るのが相当とご助言し、「次の手順に進むべきである」とご案内した後、『そのまま』になってしまうケースがございます。

 ご相談者は、当事者間で話し合うことは無理,もはや専門機関に委託しなければ解決できない,自分一人で対応するのは厳しい等の理由で、法律相談に訪れ、弁護士による法的手続を進言されました。

 それにも関わらず、「もう少し当事者間で話し合ってみる」,「周りから、弁護士に依頼するほどの問題ではない,間に入ってあげると言われた」等の理由で、次の手順に進まない方もいらっしゃいます。

 何度も申し上げますが、離婚も婚姻外男女も、法律専門家ではない人を入れても、解決することはありません。

 良くも悪くも、日本独自の文化として、「争い事を好まない」,「他人に恥を知られたくない」,「お上のお世話になりたくない」という気風があることは、否定できません。

 しかし、ご相談者の『悩み』『苦しみ』は、『争い事』ではありません。誰でも、辛く、苦しい環境に陥り、そこから脱しようとすることが、なぜ『恥』なのでしょうか。幸せになりたいと思うのは、誰でも当り前ですし、そのような考えは、ごく自然なことです。裁判所や弁護士は、『神』ではありません。市民・国民に、適切なサービスを提供し、生活の安寧を支える機関にすぎません。

 きさらぎ法律事務所にお越しになった後、――他の弁護士に依頼するからではなく、――事件依頼そのものをお断りされる方のケースとして、下記のような理由があるようです。

   ● 親族・知人等に、「弁護士に相談した」と伝え、今後の進め方について話をしたこところ、他のアドバイスをされた
 ● 親族から、「身内の恥をさらすようなことをして…」と言われ、弁護士に依頼することを止められた
 ●「たかが男女の問題に、弁護士が口を挟むべきではない」と、友人・知人に言われた

 等々、様々な理由があります。

 その方々が言うには、「もっとよく話し合うべきだ」,「(調停等は)時間がかかる」,「(弁護士等が出てくるのは)大げさだ」という理由があるようです。

 しかし、「話し合いなどできない」,「自分では解決できない」と思われたからこそ、勇気を持って、法律相談にお越しになったのです。

 親族等の支えは必要です。

 しかし、声を大にして申し上げたいのは、専門的アドバイスは、弁護士や調停委員会,裁判所等が為すべきで、『法律問題』に、親族や知人等が介入するのは、相当ではないということです。

 むしろ、これから先は、「専門家にお願いして良かった」という後押しこそ、望まれるというべきでしょう。

 これも、何かの機会に申しましたが、手続に時間が掛かる云々は、口巷、よく耳にするところです。

  しかし、何もしなければ、何も解決いたしません。
これまでの苦しかった時間をお考えください。
これから先は、一人で悩むことはありません。
専門家のサポートがあります。

 そして、ご相談者のことを案じ、これから先も支えになってくださる親族や知人・友人の方には、「これから先は大丈夫,もし、気にかかることがあったら、いつでも私の弁護士に尋ねてください」と伝えてみてください。

きさらぎ法律事務所は、事務所内での初回の相談は無料です。
相談時間の制限も、いたしておりません。

 じっくりとお話を伺い、ともに検討し、相談者の目指すところ,事案の納まりを考え、そこにたどり着く手順をご案内いたします。

 きさらぎ法律事務所は、ご相談者が、ご依頼者になられることを想定し、解決に至るまで、対応させていただく所存です。

 どうぞ、お気軽にお越しください。