民事調停委員・司法委員の経験から
(2010/01/12)>> 一覧に戻る
きさらぎ法律事務所を開設して5年経過した平成12年から、簡易裁判所の民事調停委員と司法委員に選任されました。
東京簡易裁判所の民事調停委員は、平成20年3月、退任いたしましたが、40代の8年間は、裁判所の中から、私人間の紛争解決のあり方を考え、遂行する立場に身を置くことになりました。
調停委員・司法委員の経験は、その後の弁護士業務にはかり知れない影響を与えました。
現在も、依頼者の代理人として、調停に臨む機会が多くあります。調停委員を経験したことで、裁判所の見方がわかるようになりました。
そして、裁判所を『味方』に引き入れて、依頼者の納得を得る解決,事案の落ち着き(大げさに言えば、『社会的妥当性』とも言えます)に配した『着地の仕方』を常に意識して、職務遂行するよう心掛けております。
この章では、調停委員・司法委員を経験した弁護士としての経験談・心掛けや、裁判所側から見た当事者および代理人弁護士の印象等について、お話ししたいと思っております。
気の向くままに、また、守秘義務に反しない範囲で書き込みますので、ご一読ください。