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調停は『場』にすぎません。 しかし、解決できる『場』なのです。

(2015/08/25)

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『調停を利用する』『調停委員会をその気にさせる』

 

これは、調停手続を弁護士に依頼し、ともに臨まなければなしえないことです。

 きさらぎ法律事務所のホームページの本稿では、繰り返し『調停は、必ず弁護士に依頼して行なうこと』を述べています。

 

調停は解決の場、そこに何を持ち込むかは、調停を利用する当事者のやり方次第です。調停委員会は、何もしない人,何も感じられない人に、何かしてくれるものではありません。

 

よくご本人のみで調停に臨まれた方から聞く調停委員会に対する不満の中で、「相手の話ばかり聞く」「(相手から)こんな主張・要求があったから調べなさい,答えなさいと言う」等があります。

 

これは、調停にひとり臨まれた方のメッセージが,すなわち、調停の『場』に何を持ち込むとか、何をして欲しいのか伝わっていないからなのです。何も伝わらなければ、調停委員会は、何かしてくれるはずがありません。

 

だから、「持ち込んでいる」と思われる相手の話のみ聞いているように感じられるのです。

 

調停では、依頼者ではなく、代理人である福本がほとんどしゃべっています。

 

はじめは、使命感・義務感から、また、いいところを見せたくて、調停委員が、依頼者本人に対して、あれこれ尋ねられることはあります。しかし、すぐに私が引き取って、福本悟の言葉でお返しします。

 

そうすると、以後調停委員会は、代理人弁護士福本を無視し、また、その意向を聞くことなく、本人にあれこれ聞き、やらせることはいたしません。調停委員会として、相手方に何を言う,何を求めるかに関しても、全て代理人に聞いてきます。

 

こうなると、調停は、しっかり機能しているので、この『場』を使って、ひとつの結論をもたらすことができると感じられます。そして、そんなときこそ、『調停委員の先生方のおかげで…』を忘れてはなりません。

 

いつか調停委員会に物申す弁護士とお話をしたことがありました。調停委員は、経験・年齢を踏んだ『ひとかどの人物』です。そんな人に文句?を言えるのですか?

 

さて、実際きさらぎ法律事務所にお越しになって、福本悟と一緒に調停に臨もうではありませんか。