3月,九州のおまつりは、色鮮やかです

2010年3月8日
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3月3日は桃の節句、このところ、東京では雨が続き、寒さを感じます。

『ひなの国九州』をご存知ですか。

冬でも暖かい九州では、数年前から、3月3日を中心に、九州全土でお祭りを楽しんでもらおうとする観光促進事業の名称です。

もともと北部九州の各地が、それぞれ独自に、ひなまつりのお祝い行事を行なっていたところ、人も気候も暖かい九州に、観光客を取り込もうという動きに進み、九州7県全てが協力し合って、一大イベントとなったと聞いております。

場所・期間・行事の内容はまちまちですが、概ね2月中旬から3月下旬まで、各地域ごとに、おひなさまが飾られ、これに附随した諸々の行事が行われます。

きさらぎ法律事務所では、一昨年、柳川の『さげもんめぐり』に行ってきました。

ひなまつりは、女の子の誕生・成長を祝う行事です。

ですから、ひな人形は、どれもきれいで、その色彩の美しさは、目を見張るものがあります。また、ひな人形ひとつとっても、地域の歴史を感じさせる特徴があります。

たとえば、大分県日田市の『天領日田おひなまつり』は、江戸時代に天領として繁栄した日田市には、当時の街並が残され、旧商家では、ぜいを尽くした ひな人形が見られます。

『薩摩のひなまつり』は、江戸時代徳川将軍家との親戚関係にあった島津家に輿入れする際、婚礼道具として、将軍のお姫様が持参したひな人形などが展示されます。

全11地域におよぶお祭り『ひなの国九州』に、ぜひお越しください。

あら,大目にあぶってかも

2010年2月27日
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これ、何のことだかわかりますか。九州を代表する美味しい魚です。

『アラ』は、『クエ』とも言われるハタの仲間で、体長1メートルにも達する、冬の九州を代表する白身の魚です。

その大きさや、荒々しい形相から、その名が付いたらしいのですが、九州が主な『生産地』と言っていいでしょう。

九州場所が始まるころ、福岡市内の料理店に出始めます。

刺身は白にピンク、甘く、歯ごたえ十分で、『あらちり』は、鍋の王様であると言われるそうです。

『大目(おおめ)』は、文字とおり目が大きいからそう呼ばれる『赤ムツ』のことです。

赤ムツは、新潟より南の地域で獲れ、北陸・山陰地方では、『ノドグロ』と称されています。姿は赤いが、喉が黒いから、『ノドグロ』と言われるようです。

体長40センチくらいのものが多いですが、時に新宿伊勢丹で、5ケタの値段で、その姿を見ることがあります。

岩田屋天神店では、年中見掛けますが、旬は、冬から春と聞きました。

九州の美味を語る人は、同じ冬の代表『ふぐ』より、『あら』,北の代表『キンキ』より、南の『赤ムツ』です。

なお、九州,特に福岡では、『ふぐ』は、幸福を招く『ふく』と呼ばれます。

鐘崎漁港に入る天然物,長崎鷹島から入る養殖物,いずれのとらふぐも、天下一品です。

『アラ』は、幻の魚と言われ、入荷が難しく、しかも10キロ以上には達している一体をさばくとなると、それなりの価額がつくことは避けられません。

数年前、『アラ』の名店が、実は、『アラ』を出していなかった事実が報道され、とても残念な思いがいたしました。

赤ムツは、刺身、焼き、何でもOKですが、ぜひ、煮付けを食べてください。

その『ホロッ』と柔らかい白身を口にしたとき、至福を感じるはずです。

赤ムツは、対馬・五島周辺のものが最高です。

『アラ』は、スズキ目ハタ科、『赤ムツ』は、スズキ目スズキ科に属し、共に、高級魚です。

我が家のお客様へのおもてなしは、この時期、赤ムツの煮付けがメインディッシュです。柳橋連合市場の仲西商店さんから直送されます。

以上が、冬の九州の高級魚のお話です。さて、『あぶってかも』って、何でしょう。

アラや赤ムツをあぶって噛むのではありません。

『あぶってかも』も、九州で獲れる魚です。こちらは、冬が終わらなければ、その姿を見ることができません。

その名の由来も含め、旬の時期に、再びお話しさせてください。

2月,福岡は、もう春がやってきます

2010年2月8日
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春の訪れを感じるのはどんなときでしょうか。

ひな祭り,雪解け,卒業式,桜等々…

九州福岡では、大宰府の梅が有名です。でも、それ以上に、『春が来た』と感じる風物詩があります。それは、シロウオ漁です。

博多湾に注ぐ室見川の河口では、毎年2月中旬ころ、シロウオ漁が始まります。
シロウオ(白魚)は、『ハゼ科』に属し、いわゆるシラウオ(白魚)とは異なります。その小さく透き通った姿は、とてもきれいです。

室見川河畔の『とり市』や、『三四郎』は、しろうお料理で有名ですが、地下鉄室見駅の1つ手前,藤崎駅上にある『磯貝』でも、お通しとしてこの時期、『シロウオのおどり』が出されることがあります。

磯貝は、つぼ鯛のみそ焼きの発祥の店と言われ、今では岩田屋(天神本店,福岡空港売店等)に商品を出され、昨年東京にも、店舗が開店しました。

それでも、未だカウンター席のみで、予約不可の時代から通い続ける藤崎店が『原点』です。
藤崎店では、夏は、同じ室見川から上る天然うなぎを食したことがあります。

さて、このシロウオ漁は、2月から4月上旬ころまで行われます。春が本格化するとき、シロウオは、姿を消すからです。

シロウオと地元のつくしを合わせた卵とじも美味しいです。福岡に春を告げる魚シロウオの案内でした。

「シロウオば食いたか」

「いっちょう博多に来てみんしゃい」

1月,冬の九州は、澄みきっています

2010年1月29日
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東京では、滅多に雪を見ることはありません。南国九州ではどうでしょうか。

降雪があるのです。立派なスキー場もあります。

玄界灘の荒波は、遣唐使の時代から、また、蒙古襲来の神風でも語られるところです。

福岡市は、日本海を正面に据える大都市です。天気予報でも、この冬は、しばしば福岡県に、雪マークが出ています。今年1月には、降雪で、長崎空港がほぼ一日中使用できない日がありました。

私自身も、ある年の1月、出張の際、熊本空港が降雪のため、着陸できない経験がありました。

熊本や鹿児島に向かう空路で、阿蘇やくじゅう,霧島等の山々に、冠雪を見ることができます。この時期、九州,特に、中九州の山なみを通行する場合には、冬装備が必要です。

阿蘇,くじゅう,九重,黒川等に往来する場合、スタッドレスタイヤで運転しましょう。この時期、レンタカー会社には、冬装備の必要性を説明されます。

今月、鹿児島に出張しました。最近、桜島の噴火活動が活発のようで、この日も、噴煙が立ち上っておりました。鹿児島も、4年振りの積雪を記録したそうです。

澄みきった空のもと、錦江湾を挟んだ鹿児島市内から見えた桜島は、見事な姿でした。

『我が胸の 燃ゆる思いにくらぶれば 煙は薄し 桜島山』

これを詠った幕末の志士、平野國臣もまた、九州福岡(筑前)の人です。

鹿児島の方が、桜島の雄姿を見ると、『帰って来た』と思う気持ちがわかるような気がしました。

明けましておめでとうございます

2010年1月8日
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いつもきさらぎ法律事務所をご愛顧くださり、また、『よかとこ九州』をご一読され、誠に有難うございます。

東京生まれ、東京育ちの弁護士福本悟が、唯一、一人暮らしをしたのが昭和58年7月から昭和59年11月までの福岡市でありました。

以来、福岡をはじめとする九州の方々と多くのご縁を賜り、元気をいただいて、現在に至りました。

九州にご恩返しをし、また、皆様に九州を知っていただきたく、今年も、『よかとこ九州』に思うところや、ささやかな情報を掲載いたします。

きさらぎ法律事務所内での初回の法律相談は無料です(無料相談の理由)。

特に時間制限は設けておりません。法人・事業主の方も同様です。どうぞお気軽にお声掛けください。