子どものころ知った雨の前兆と、最近の自然界の異変?に関して

2016年6月21日
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6月は梅雨の真っ只中、雨が多いのは不思議ではありません。

ただ、熊本地震の後も、熊本・大分では余震が続き、関東地方でも、震度4クラスの地震は度々発生しています。先日気象庁から、今後何年間で、震度6以上の地震発生確率全国マップなるものが発表されましたが、その直後に、ほとんどゼロに近いとされた北海道渡島半島付近を震源とする震源6弱の地震が発生しました。そしてここ数日、九州地方を中心に大雨となり、他方、岩手県奥州市では、竜巻が観測されたと報道されていました。


年々暑さが酷くなったと感じませんか。これは地球温暖化と言えばまあ、聞こえは悪くありませんが、二酸化炭素の排出量が増え、大気も汚染されるなど、環境の変化によるものと言わなければならないでしょう。

沖縄奄美地方では、梅雨明けしたとされますが、もはや沖縄地方が暑いと言うイメージあるでしょうか?真夏とされるときでも、沖縄地方が35℃を超えたと聞くことありますか。毎年埼玉、群馬、岐阜あたりでは40℃に達するかなんて報道があり、東京や大阪でも、35℃を超える日がありますね。特に都会では、人混みの中、カラッとした天候ではなく、ジメジメした蒸し暑さが特徴でしょう。


これからまた暑い夏がやってくると思うと、うんざりです。そして、それまでは、雨雨雨の日常でしょうか。

今日のニュース、街の声で、天災は公平ではないなんて言っている方がおりました。九州地方で降り続いた雨のため、熊本県内では、亡くなった方がおられます。先の地震で避難生活を余儀なくされた方々が、浸水した場所から離れるべく、ボートで搬送される姿が映し出されていました。熊本県内でも、宇土市や甲佐町では、1時間に122ミリとか150ミリと言う熊本県内では、過去最高の降雨量となったのです。

これは、国内の観測史上4番めの雨となるそうです。

地震で緩んだ地盤が心配です。先日、ようやく罹災証明を手にし、また、公営住宅への入居が始まったばかりのときに大雨です。さぞ落ち着かない日々を送られると思われます。また、交通網の寸断など起きて、災害救助、支援活動に支障が出ることも懸念されます。日本列島上空には、前線が停滞しており、しばらく大雨が続くと予想されます。雨は西日本から、近畿東海関東へと移る気配です。


大気が冷えてくると、大雨のほか雷、雹、竜巻なども発生しやすいので、街中を歩くときでも、急激な天候の変化には注意が必要となるでしょう。

6月だと言うのに、東京都の水瓶利根川水域のダムは、貯水量が低下するばかりで、取水制限がなされてました。首都圏の水不足が言われるたびに映し出される矢木沢ダム、なんと貯水率は11%、この夏どうなるんでしょうか。心配する関係者をよそ目に、ダムの中を、ツキノワグマが泳いでいる姿が目撃され、ネット上では、話題になっているようです。


秋田県鹿角市では、住民4人がクマに遭遇して亡くなったと報道されていて、神奈川県相模原市の市街地でもクマが現れたとのこと、この気候で、クマの生態にも、影響が現れたのでしょうか。

よく、大地震の前には、動物などが特異な活動をすると言われます。昔話で、ナマズが動くと地震になると言うアレですね。特にほとんど目にしない深海魚がたくさん現れるときが、その前兆とされます。例えば、リュウグウノツカイと言う深海魚、しばしば名を聞きます。



雨の前にはどんなことがありますか?「蛙が鳴くから帰ろう!」と子どものころ、言いませんでしたか。雨が降るから帰りなさいと言う意味でした。迷信?かと思いきや、まんざらそうでもないみたいです。この時期、都内でも、田舎の風景が残る私の家の近くでは、たんぼでは、カエルの大合唱が聞かれます。

梅雨時は、昔の古傷が痛むと言う人がおりますね。そうでなくても、雨が降り始めるころには、なんとなく怠い、不快感がしませんか?アレは、低気圧に関係するそうです。雨が降るとき、特に台風が近づくと、気圧が下がります。これは、よく航空機に乗る方ならお判りですが、気圧が低下すると、酸素濃度が低くなり、体内への酸素の吸収が少なくなることを意味します。やがて血圧が下がってきて、血行が悪くなります。そうすると、体の隅々までには、血液が循環しづらくなるので、怠さや関節の痛みとなって現れると言うメカニズムです。


カエルの習性も説明可能です。カエルは、水辺に居ることが多いです。つまり、湿度が低い場所を好むのです。雨が降るときは、湿度が下がります。水中に居なくても、ゾロゾロ出てくることがあるのです。私は、根っからの文系人間で、理科系は、からっきしダメです。


機械オンチは、ひどいものがあります。そんな私がなんで言えるのかですが、それは、ある年の梅雨時に搭乗した航空機にあった機内誌を目にしたからです。7月、博多祇園山笠が始まり、この時期毎年雨の福岡に行きます。この『ひとりごと』で、空港は雨が似合うなんて何回も言いましたか、毎年、6月7月に西日本に行くので、特にそんな感じを持っているのかもしれません。

地震の後、今度は大雨で辛い生活を強いられる九州地方、特に熊本大分県の皆様が、1日でも早く安心した日常を取り戻されることを願って、今日も、雨の都心を歩く1日が始まりました。さて今週から、航空機を利用して、雨の上を移動する日が続きます。


雨は、嫌なことを流してくれます。災害はお断りですが、私は、意外にも雨は嫌いではありません。皆さんの梅雨への思いはいかがでしょうか?

 

マスゾエ疑惑に隠れたか、隠された問題はどうなりますか?

2016年6月20日
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『マスゾエ問題』に隠れたと言うよりも、隠された問題をピックアップし、また、ベストテンなんてやるマスコミや市民団体はないのでしょうか。もしあったなら、私はすご~く関心ありますし、なぜこの時期、これだけ大騒ぎになったか、問題の本質がわかるように思います。


一部マスコミでは、「話が違うではないか!」って、舛添要一氏が怒って暴露するのでは?との期待を煽っているも向きもありますが、彼は何も言いませんよ。耐え忍んだ故、『次の約束』がなされているでしょう。

舛添問題が賑わいだしたころ、例のパナマ文書が公開されました。その少し前、日本中がゴールデンウィークで浮かれている最中、お休みも取らず、内閣総理大臣は、外遊されました。


毎年この時期10億円以上の国費を使って、安倍内閣の閣僚が『海外出張』していたことが、ごくごく一部の『アンチ安倍』?『反自民』?と言われる吹けば飛ぶような市民から、意見されました。2012年12月に、安倍晋三内閣が誕生して、これまでなされた海外出張は41回、その費用は約88億円だったことが、閣議決定されました。これが明らかにされたのは、まさにマスゾエ疑惑が起きた5月末でした。特にこの5月、伊勢志摩サミットが行われるのに、その根回しかどうか知りませんが、なんでドイツをはじめとするヨーロッパ諸国を、歴訪する必要があったのでしょうか。


羽田空港に向かう車内での令夫人とのツーショット、私も拝見しました。もっとも、こちらは日本政府特別機であって、ファーストクラスではありませんが。もっとも安倍晋三内閣総理大臣、国会内の売店で、子どもが大好きなアイスキャンデー『ガリガリ君』を、政治資金で買っておられたわけですから、セコイではなく、倹約家なのでしょうね。でも、中洲のクラブの代金も、『政治活動費』として計上していたことが指摘されましたが。

同じころ、忽然と現れたのが、政界引退したのかと思われた安倍内閣の元閣僚甘利明氏でした。なんでも斡旋利得収賄罪で告発されたものの、検察より、嫌疑不十分で不起訴となったとのこと、復権の表明でありました。あっそうだ!この人、衆議院議員辞めてなかったのです。

でもねぇ~。舛添要一東京都知事、本当にセコイ人ですが、『不適切だが違法ではない』との判断、それはそうでしょう。甘利元大臣、行為の違法性は高いが、証拠が不足し起訴できない。どっちが悪いんでしょう。

パナマ文書、あれはちょうど消費税率引き上げをするかしないか、安倍首相が態度を決める時期でした。タックスヘイブン問題、ケイマン諸島なるほとんど知られていない国に、日本の大企業が投資したとかで、2013年に租税逃れした額は61兆円、法人税に換算すると14兆円が国庫収入になるはずだったと報道されました。キチンと納税すれば、消費税なんで不要でした。

私が今回初めて知ったケイマン諸島なる英国領のリゾート地?、国内で事業を行うのは無税、『外国』との金融取引も無税だそうです。それは、観光客を呼び込み、雇用を確保する国策なのでしょうが、これにつけ込んだのは、日本をはじめとする国際的な経済的強者です。

いろいろ言い訳していますが、この国で、トヨタだのユニクロだのソフトバンクだの、子会社を含めて業務していますか?あるのは私書箱、つまり皆さんのご想像の通りだとお思います。

何が成長戦略で海外へ拠点を移すですか。ふざけるな!と国民の声が上がると思いきや、菅義偉官房長官、「調査しない」と言いました。

そして、例のマスゾエ疑惑です。それはそれとして、我々庶民が、消費税を支払うことにより、企業を助けていることになりませんか。法人税減税、政策減税も受けて大企業は、空前の高収益だそうです。コレ、実はアベノミクスの効果じゃなくて、私がいつも言う共存共生の社会を作るべく、我々庶民が、消費税を負担してまで、日本企業を支えたことになりませんか。アベノミクスは貧乏人に支えられている!私からすると、舛添要一氏もセコイですが、パナマ文書にこころあたりがある日本の大企業のほうが、タックスヘイブンしていないと言い張るならば、桁違いにセコイと言わざるを得ません。


頭にくるのは、消費税率アップの延期について、文句を言うのが自民党の大応援団である財界だからです。

彼らは、福祉福祉って、こんなときに言うのですが、それなら内部留保止め、法人税減税を返上し、ケイマン諸島とかどことかのリゾート地?にわざわざ『私書箱』を置くのを止めて、その儲けに応じた税金を支払えばよいのです。そして、『節税対策』や、企業の社会性を言うなら、某政党への政治献金なんてやめて、社会福祉法人なりに寄付すべきでしょ。

まだあります。舛添要一東京都知事も追及する姿勢だったと言われる2020年東京オリンピックパラリンピック招致裏金疑惑問題です。五輪開催地決定に影響力を持つと言われた元IOC委員が関係すると言われるペーパーカンパニーに対して、日本の招致委員会が、1億6.000万円とも2億2.000万円とも言われる裏金を送っていたと、フランスの検察が捜査をしていると報道がなされました。

この疑惑には、東京五輪のマーケティング専任代理店となった日本の大手広告会社の名前も挙げられました。しかし、いつのまにかマスゾエ疑惑の影に隠れたのか、私はともかく、世間からは、忘れられたようです。


東京オリンピックパラリンピックに関わる疑惑が出たところ、当の舛添要一東京都知事が経緯・事情はともかく『辞任』したので幕引きですかね。

このマスゾエ疑惑、仕組まれたとしたらとんでもないことですね。

 

2020年東京オリンピックパラリンピックの最中に、東京都知事選挙が行われることはありません。

2016年6月17日
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舛添要一東京都知事が、辞職願を提出し、6月21日付で、都知事を辞職することが決まりました。

これまでのドタバタ劇、見苦しい様、陰謀?茶番?等は、もう言うの止めましょう。マスコミは、もう次期東京都知事候補者探しで盛り上がっています。この騒動の間も、騒動が終わった今も、報道すべき重要な事柄が幾つもあるはずなのに。

誰が選挙に当選して知事になるかの前に、誰が出るのかの予想が、あれこれなされています。早速都知事になってほしいベストテンなんて冠した番組もありました。

まず気に入らないのは、『〇〇パパ』なる表現です。随分失礼ではありませんか。その方は、最近ある省庁の事務次官を退職することが決まった一般人です。マスコミのマイクの前に出て、丁重に対応されていました。とても感じの良い方です。自民党は出したいでしょうが、ご本人は、強く否定しておられました。安倍晋三内閣総理大臣が、直々お願いされれば、断れない律儀さを感じさせます。そういうシナリオか?

自治体の首長を決める選挙の折には、しばしば名前が出る方々がおります。元〇〇県知事で、前衆議院議員だった方は、本来のお仕事が忙しいらしく、立候補は否定しておられます。

また、元〇〇県知事で、これまた元衆議院議員だった方は、今回地域政党から出発した関西方面の政党の公認を得て、参議院東京選挙区に立候補すると取り沙汰されていますが、さぁ~都知事選出ますかね。東京に縁のある方ですし。その政党の生みの親というか、今でもその人が党首だと勘違いされる向きもある現在は、確か弁護士の職にある方は、ご自身は、政界を引退したと言われて、特にコメントされていませんが、どーでしょうかね。東京都民の意識は。

この日、驚くべき情報が飛び込んてきました。最近何かと知名度がある週刊文春によると、民主党公認候補として、6年前の参議院議員選挙で当選し、その後離党して、『生活の党と山本太郎となかまたち』に移り、今回改選される参議院議員選挙には、同党公認候補としては出馬しないと表明した女性参議院議員が、なんと自民党公認候補として、同党比例区に出るのだそうです。


安全保障法賛成!そしてそして、この方、自民党に持ち上げられてるとその気になってーー勘違いしてーーしまう可能性まで一気に……ありませんか。東京都知事に関心持つか?

政治経験があり、東京にも馴染みという点では、大臣経験者の自民党衆議院議員が複数おられ、かたや元〇〇の息子、かたや女性となれば、最有力視される民進党参議院議員に勝てる候補者となるでしょう。この関係で気になるのは、舛添要一東京都知事の辞職が、6月21日となることです。つまり、今回改選を迎える参議院議員、その選挙の公示日の前日となることです。舛添知事と〇〇党、チキンレースじゃないですね。


これは、民進党への誘い水、『踏み絵』かもしれません。件の噂される民進党参議院議員、今回の改選となる選挙公示日前日に、東京都知事が不在となるのです。反対に言えば、自民党公明党、件の民進党の女性が都知事選に出るか出ないか、舛添要一氏の辞任の翌日にはわかるわけです。充分後出しやれますね。

舛添要一氏が、なかなか辞任しなかった理由に挙げたのは、リオデジャネイロオリンピックパラリンピックと、選挙戦が被ることでした。4年ごとのオリンピック、まさに2020年の東京オリンピックのころに、新都知事の任期が満了となるので、オリンピックの直前もしくは最中に、都知事選挙が行われるスケジュールとなる計算です。それで、今回の都知事選は、神経を使うことになると言われます。


でも、うまくやれるんじゃないですか?


仮に今回の都知事選挙で、自民党公明党が候補者を出せず、かつての舛添要一氏のときに行ったその支持さえもできる候補者がいなかったとしたら、今回不戦敗でも構わないのです。都議会は、与党が6割以上の議席を持っています。例えば民進党出身の〇〇都知事になったとしたら、知事と徹底的に対立して妥協せず、苛め抜いて都政の停滞を作り、知事に対する不信任案を出せばよいのです。


あるいは気の弱い?知事なら、自ら辞職するかもしれません。そうすると、この4年間に都知事選挙が行われます。これなら東京オリンピックパラリンピックのころに、都知事選挙はありません。そして、自民党公明党、十分に候補者選びの時間が取れます。ですから、今回は、『不戦敗』でもいいわけです。

舛添要一氏、彼が辞職せず、血迷って都議会を解散でもしたなら、選挙費用がダブルでくると批判を受けました。


でも、舛添要一氏が辞任しても、今回の選挙で、野党側から知事が選出されたなら、先に述べた理屈により、もう一度都知事選挙ありますよ。ですから舛添要一氏、今回辞職せず、都議会を解散しても、経済的には同じだったのです。


そして、ギリギリ次の都知事選挙は、オリンピックパラリンピック後となるタイムスケジュールとなり得たのでした。そう考えると、舛添要一氏のこのタイムングでの辞任、『報道されない真実』があるのではないかと勘ぐりたくなります。

 

舛添要一東京都知事の辞任が避けられなくなった日の報道に寄せて。

2016年6月16日
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2014年の東京都知事選挙期間中のあるシーンが、動画となって、ネット上で閲覧できます。

「東京都知事はやっぱりマスゾエ。マスゾエさんしかいないじゃありませんか。東京都の社会福祉政策を任せられるのは、舛添要一さんであります!」と叫び、ある政党の代表と並んで、舛添要一氏の手を高く掲げて、舛添要一氏を東京都知事として推挙している姿です。この選挙、私の記憶が正しければ、元内閣総理大臣細川護煕氏、元日本弁護士連合会会長宇都宮健児氏、元統合幕僚長田母神俊雄氏らが立候補していて、自民党は、党公認候補を立てられず、選挙期間中に、都民の動向?と、自民党東京都支部の推挙により、舛添要一氏の支持を決めたように認識しています。

おそらくこの『ひとりごと』がアップされるころには、舛添要一氏、東京都知事を辞任しているか、東京都議会から不信任とされているわけですが、これだけ見苦しい様を晒しているのですから、辞任・失職の会見には、『恥の上塗り』したらどうでしょうか。


こんな具合に。ちなみに、自民党、うまくやりましたね。土壇場で、自民党の不信任案を審議することになりました。これは国会のように、どの法案を採決するかで時間切れ、『廃案』になったら都民から批判を受けると言って、あたかも自民党が進んでケジメをつけたかに見せることができました。

もし、自発的に知事が辞表を提出したら、議長の説得が奏功したとなるのでしょう。さて、舛添要一氏の辞任の弁、こんなふうに仰ってはいかが?

振り返りますと、私舛添要一は、自民党が野党時代に離党し、その後参議院議員を辞めましたが、東京都知事に立候補するにあたり、安倍晋三総裁自ら宣伝カーに駆け上ってくださって、自民党は、私を支持してくださいました。しかるに私は、東京都知事に就任した直後、自民党の憲法改正草案は、立憲主義が理解されていない、私は自民党の改正案に反対だと言ってしまいました。日韓の関係がうまく行っていないのに、私は、安倍晋三日本国内閣総理大臣に先んじて韓国を訪問し、朴槿恵大統領と会い、「朴大統領は、歴史認識をしっりすることが親善の第一歩だ」と仰っていたので、安倍首相にお伝えすると言い、安倍首相からは、「ご苦労」とねぎらいの言葉を頂戴しました。新国立競技場建設問題では、私は、高額の費用に反対しておりましたが、安倍首相の一声で白紙撤回されたとき、例の安保法案が国会にかかっていたときでもあって、首相は、内閣支持率の低下を優先したと述べてしまいました。


さらに、『福祉はマスゾエ』で知事にしていただいたのに、例の『保育園落ちた  日本死ね!』の騒ぎでお困りのとき、『保育園新設開設を』と打診されながら、私は、新宿区内の土地を、保育園建設ではなく、朝鮮学校へ無償貸与を進めたこと、加えて石原慎太郎知事時代より、政府が進めていたカジノ構想を、「東京にカジノは要らない!」と言ったばかりに、国会では、法案審議が先送りされたとお聞ききしました。それと、東京オリンピックパラリンピックの費用負担に関しては、この『騒ぎ』の最中、つい先日行われた組織委員会の会合でも、東京都知事の私は、政府側のご要望に沿う回答をいたしませんでした。多大なご支持ご支援を受けながら、都民のためマスゾエしかいない!とまで、仰っていただいたのに、政府与党に背き、安倍晋三総理総裁の顔に泥を塗るようなことをいたしまして、本当に申し訳ごさまいませんでした。ただ、ひとつだけ申し上げたいことがございます。



私は、ウソはついておりません。ただ、不適切なまた、セコイことをやりまして、都知事の職にいることができないのであります。

今、参議院議員選挙前で、野党統一候補が、チラホラ出来ているようです。これまで死票を積み重ねていた共産党が候補者を立てず、1人区では、野党共闘ができる気配です。


安倍晋三内閣総理、全国彼方此方に出向いてこんなことを言っています。『気をつけよう  甘い言葉と民進党』民進党の後ろには、共産党が付いているからと言われました。共産党も迷惑ですね。直接論戦を挑まれて批判されているのではないのに、喧嘩のマスゾエではなく、巻き添えですね。

民進党が、どんな甘い言葉を吐いたのか知りません。でも、私からすると、『マスゾエしかいない!』『社会福祉政策を任せられるのは舛添要一さんです』は、もし、ウソを吐いたのでないのならば、甘い言葉だと思います。


私なんからすると、自民党が、福祉を言っただけでも驚きなのですが、そうであればこそ、安倍首相の舛添都政に対する期待は大きく、また、そのお墨付きを都民に示したことにはならないのでしょうか。

もうすく参議院議員選挙です。舛添要一氏の辞任が避けられなくなった日のある新聞の朝刊に、『ほんの少し』掲載されていました。公明党山口那津男代表は、「参議院選は、憲法改正は争点とならない。公明党は、マニュフェストに憲法改正に関しては一切書かない」のだそうです。



なんで舛添要一騒動のドサクサに言うんでしょうね。どーせ言うなら、舛添要一氏を応援したときのように、選挙戦で、ともに安倍晋三内閣総理大臣と宣伝カーに乗って、「公明党は、憲法改正を争点にいたしません!」と安倍晋三氏の手を上げて訴えたらいかがでしょう。それから、「たとえ後になって、『新しい判断』を誰が言おうとも、この場で安倍首相とお約束したことは絶対に守ります」と、言わないんですかね。


安倍総理、民進党なんか相手にすることないと思いますよ。だって、護憲の党公明党と、長く連立政権組んでおられるじゃありませんか。これを誰も『野合』なんて言いませんね。



あたかも共産党がくっついたら、民進党がおかしくなるかの余計な心配をされていますが、ご自身を振り返れば、ぜーんぜーん心配にはおよびません。公明党がくっついた、支えたからと言って、自民党、憲法改正を諦めたわけではないですね。集団的自衛権もお好きなようにできましたし、安保法制も確立しました。民進党だって大丈夫ですよ。舛添騒動に便乗して、また、他党のことを心配するような素振りを見せて、選挙の争点隠しなんかしなくても。

 

『名選手必ずしも名監督に非ず』の言葉に寄せて。

2016年6月15日
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プロ野球セ・パ交流戦が行われています。これまでの通算成績も、順位も、全てパ・リーグが勝っていて、今年もそんな傾向が出ています。

日曜日の12日も、全国で行われた6試合中5試合で、パ・リーグのチームが勝利しました。特に昨年日本シリーズを制した福岡ソフトバンクホークスの強さは、際立っていますね。現在セ・リーグ防御率1位のチーム、防御率0点台の絶対的エースがいるチームを、いずれも3タテして連勝を続けているとのことです。

私は、ほとんど野球は見ませんし、選手のことも、ほとんど知りません。でも、なぜかその姿に唸らされものを感じる選手がおります。

北海道日本ハムファイターズの大谷恭平選手です。大谷恭平選手と言えばいわゆる二刀流、投手と野手をいずれもこなす選手で、投手として出場した交流戦も、打席に立っていました。何かのコマーシャルで、子どものときからエースで4番と言う歌がありましたが、投手で鳴らした選手が、バッター専門になるケースは、プロ野球の世界では、しばしば見られますね。あのイチロー選手は、甲子園では投手でしたが、野手に専念して、あのようなすごい記録を打ち立てた後にも、日本のオールスターゲームでは、140キロ台の速球を投げたことや、平成の怪物松坂大輔投手も、オールスターゲームでは代打で出場して、ヒットを放ったことがありました。それにしても大谷恭平選手は……ですね。

その大谷投手、このところ彼自身が記録保持者である日本最速記録163キロの速球を連発しています。今年は、連続試合ホームラン記録も作りました。この『ひとりごと』でも書きましたが、高校卒業後は、アメリカ大リーグ入りを希望して、これを表明していた大谷恭平選手については、日本のプロ野球界は、ドラフト会議の指名対象外と暗黙の認識があったところ、北海道日本ハムファイターズが、大谷恭平選手を単独指名、入団させることに成功したのです。

これもこの『ひとりごと』でお話したと思いますが、日本ハムの説明が素晴らしい!「いちばんの選手を取るのはプロとして当たり前」。

大谷恭平選手を口説いたのは、球団の熱意と就任した栗山監督の手腕でしょう。栗山英樹氏は、プロ野球選手としては、唯一の国立大学出身、かつ、現役の大学教授の職にあった人で、しかも監督就任前には、ほとんど指導歴がない異色の監督と言われていますね。


栗山英樹氏が日本ハムファイターズの監督に就任したのは、2002年に、北海道夕張郡栗山町に、私財を投げ打って天然芝の野球場を作り、その後北海道日本ハムファイターズの東京から北海道への移転に伴い、様々な応援をしたこともあり、日本ハムファイターズの監督に就任されたと理解しています。

大谷選手については、その二刀流が輝き、投手として、また、バッターとして、素晴らしい結果が出される度に、野球評論家や、プロ野球界のOB重鎮から、やれ投手がいい、やれ野手がいいと、二刀流を止めて片方に専念して、世界の冠たる野球選手となるよう、意見が出されていました。でも、今年はあまり聞かれません。おそらく専門家の経験からすると、必ず行き詰まる、どっち付かずになるとの観念思い込みがあったのではないでしょうか。


そこが監督未経験、栗山英樹氏との決定的な違いでしょう。栗山監督、大谷選手が入団するにあたっては、二刀流を貫くことを約束しました。おそらく行き詰まる、また、怪我をする、日々悩むことがあっても、大谷恭平選手自身は、好きで選んだご自分の道、悔いはないでしょう。そして彼の登場と活躍により、私のようにプロ野球に関心を持つ人が増えることにも繋がるのではと思います。大谷選手、躍動していますね。いっぽうで、年々大谷恭平選手を褒めなくなった栗山監督の姿があります。

彼は、安心したのかもしれません。

かつて私は、日本一の選手を取るのはプロとして当たり前と述べた北海道日本ハムファイターズの姿勢に共感しました。栗山英樹氏が、キャスターや大学教授から、プロ野球監督に転身することに関しては、外野からは、色々言われました。


スポーツ界には継承される格言があるそうです。「名選手、名監督に非ず」がそれです。選手時代に苦しんだ方は、いろいろ学び、実践したでしょうし、選手の内面に関しても、理解しやすいのかもしれません。プロ野球界では、西本幸雄氏や上田利治氏はその代表でしょうか。

プロ化した日本サッカー界でも、そんな感じはあります。かつて日本代表を率いて、日韓ワールドカップに出場したフィリップトルシエ監督は、現役時代よりも、国際的には監督としての功績知名度が高いです。日本人監督としては、唯一代表チームを率いた岡田武史氏もまた、同じ立場のジーコ氏と比べれば、明らかに現役時代の岡田選手ではなく、元日本代表監督で通るかと思います。

現U23の監督をされる手倉森誠氏もまた、選手としてはほぼ無名(失礼!)ながら、これまた知る人ぞ知る小林誠二現清水エスパルス監督のもと下積みをし、帝王学を学び、大分、山形、仙台の各Jリーグに所属するチームの力を底上げし、現在のポジションにおられると認識します。

苦労が分かっていて、また選手の苦労を分かってあげたい思いなのかもしれません。


その手倉森誠氏が、U23チームが、リオオリンピック出場を決めた直後、新聞社のインタビューに答えておりました。サッカー日本代表が、初めてワールドカップに出場したフランス大会、日本チームの中心選手、井原正巳選手や中山雅史選手の躍動する姿を見て、「自分は、良い指導者になるぞ!」と決意したそうです。


手倉森誠氏、井原正巳氏中山雅史氏とは同期、ご自身は、鹿島アントラーズの前身チームに所属しており、日本サッカー界のプロ化を楽しみにしていたところ、相次ぐ怪我に見舞われ、プロになるかならないころ、引退を余儀なくされたのだそうです。ワールドカップフランス大会、そしてその前の『ドーハの悲劇』を経験した井原正巳氏、名波浩氏、森保一氏、長谷川健太氏らがJリーグチームの監督として、また、中山雅史氏や三浦知良氏は、なお現役選手として奮闘されている現在のサッカー界、指導者として先んじているところに、またひとつの元プロ選手の生き様を見た思いです。

『名選手必ずしも名監督に非ず』、これを打破していただきたい方がおります。私がこんな方向に話題を持っていく、おわかりですね。アビスパ福岡井原正巳監督です。井原正巳氏は、言わずと知れた日本サッカー界の歴代ナンバーワンと言われる名ディフェンダー、『アジアの壁』と銘打たれ、日本代表歴代2位の国際Aマッチ出場記録を持つ、日本サッカーが、初めてワールドカップに出場したときの代表キャプテンであります。


その井原正巳氏、名将ネルシーニュ氏の元で帝王学を学び、初めて監督に就任した昨年、サッカーJリーグディビジョン2に属したアビスパ福岡を、即J1へ昇格させたのでした。井原正巳氏率いるアビスパ福岡、今年はJ1で厳しい闘いが続いて、最下位から脱することが、なかなかできません。でも、井原正巳氏を信じないサポーターはおりません。


もちろん、今年を諦めたわけではありません。でも、結果がどうであれ、選手そして応援団を惹きつける魅力ある指導者、これも新しい指導者像ではないでしょうか。井原正巳氏に関して言えば、『人柄』です。


苦労人であり、学ぶ人、栗山英樹氏そして手倉森誠氏、私は、いずれも好感を持っています。でも、縁あってアビスパ福岡の監督になられた井原正巳氏、名選手であり、名監督となられるよう切に願うものであります。

見せてやれ 博多の男 紺色の井原アビスパ!!