4月14日夜、事務所の机を前に書き物をしているとき、1回下から突き上げられるような衝撃がありました。「地震だ。これは震度1だな」と思って、帰宅途中の電車内でYahooニュースを見ていたら、この夜、熊本県を震源をとするマグニチュード6.5の地震が起きていたことを知りました。
この地震、震源地近くの益城町では震度7を記録し、熊本県内では軒並み震度4~6弱の揺れが観測されたと報じられていました。東日本大震災の揺れのとき、とっさにこれは東京が震源地ではないなと思ったのですが、私がこの夜事務所で感じた地震は、この熊本県内を震源地とする地震とは、なんの関係もないことがわかりました。
あの地震の後、30分くらいして、熊本県内の地震が起きたのです。ちなみに、阪神淡路大震災のときも、首都圏でも揺れを感じました。今回の熊本県内を震源地とする地震、九州と一部中国四国地方で揺れが観測されましたが、ほとんど一極集中熊本県内、しかも震源地近くに、被害が集中しているようであります。震源が浅いことが一因となっているのかもしれまんが、それゆえに強い余震が続く恐れがあり、心配です。
朝になって、この地震による被害の状況が徐々に明らかになっておりました。亡くなった方がおられ、700人以上の怪我人がいらっしゃるようです。停電断水等ライフラインにも深刻な影響が出ていて、この後被災地の皆様の健康面も心配されるところです。
熊本空港は、まさに震源地のすぐ近くにあり、熊本駅近くでは、回送中の新幹線が脱線してもいて、公共交通機関への影響は避けられないでしょう。なお、原発への影響は出ていないと言われておりますが。
今回の地震で被害を受けた皆様には、お見舞い申し上げます。早く安心して、普段の生活に戻れるよう願うはがりです。こんなとき頼りになり、活躍されるのは警察、消防、そして自衛隊です。
昨年の茨城県内の河川決壊の折、人だけではなくわんこも救援したことが多方面から話題とされましたね。災害救援をされる自衛隊のみなさんの姿を見ると、かつて言われていたように、国土保安隊こそふさわしいと思いました。東日本大震災以降、自衛隊を希望する若者する若者は、災害救援に使命感をもっていると言われますね。
この地震の影響は、スポーツ界にも出ています。福岡ソフトバンクホークスの内川選手は、大分県出身ですが、試合後のインタビューで被災者を思い涙し、Jリーグの試合も中止となりました。アビスパ福岡も、ホームレベルファイブスジアムで開催予定の試合は、安全面が考慮され、いち早く中止が決まったようです。その後も地震が続いているようで、地震の終焉を願い、この地域で暮らす皆様のの安全を祈るばかりです。
それと、警察、消防、自衛隊など災害救助にかかわる皆様も、くれぐれも注意していただきたいです。自然災害とは言え、こんなとき、自分の無力を感じます。そして、多くの人々が助け合う姿がみられることはまた、人の心のやさしさを感じるものです。
先進7ヶ国、G7外相会議が広島市で行われ、『核兵器のない世界』の実現を呼びかける広島宣言が採択されました。
全ての国の人にとってより安全な世界を追求し、核兵器のない世界に向けた環境を醸成するとのコミットメントを再確認すると強調したうえで、特定の国の挑発行為に言及するなど、安全保障環境の悪化を言うところは、いつものように、核兵器廃絶に直結するメッセージとは、受け取ることはできません。
日米同盟を言う以上、核兵器の傘の下に入ることを意味するわけで、被爆地である広島長崎の思いを顧みると、いつも限界と言うか、自己矛盾を感じる場面です。先に核兵器を保持した国は廃棄しなくても良いが、新たに核兵器を保持するのはダメだと言う論理は、どうしても理解できないのです。核の均衡とか、核の傘なる政治の言葉に慣れた日本人一般の意識と『被害者』との温度差はあるでしょう。
さて、そんな会議であり、核兵器の非人道性まで踏み込めなかった宣言ではありますが、7ヶ国の外相が、核保有国3ヶ国を含めて平和記念公園では献花し、原爆資料館を見学したことは、大きな意義があったと思っています。
特にアメリカ合衆国のジョン ケリー国務長官が、1945年世界初の原子爆弾がこの地に投下された後、米国の国務長官として、初めて平和記念公園を訪れたことは、驚きとともに、日本とアメリカのみならず、世界中に、何らかのメッセージを発信したと受け取ることができるでしょう。
アメリカ国内では、先の大戦で、アメリカが日本に原子爆弾を投下したのは、戦争を終結させるため、日本軍国主義を取り除くためにはなされた、また、日本を含めた世界の人々を救った正義の行為として評価されています。リトルボーイ、エノラゲイ乗組員が、原爆投下後どのような人生を送ったかはともかく、彼らは英雄とされてきました。
いかに日米同盟だ、日本の内閣総理大臣が、日本国内より先に、いわゆる安全保障法を施行させると約束しても、あの原爆投下は誤りではなく、まして日本国内に、広島に謝罪などする必要はないとの国民意識です。ですから、歴代の国務長官が、平和記念公園に行くと、謝罪させられるのではないかとの思惑もあり、大統領はもとより、閣僚政府高官の訪問は、為されなかったのです。
以前から、アメリカ合衆国オバマ大統領は、広島訪問を希望していたと報道されていました。今年5月に行われる伊勢志摩サミットの後、広島を訪れるのではないかと取り沙汰されてもおりました。
そんな情勢の中でのケリー国務長官の平和記念公園原爆資料館の訪問でした。ケリー氏、初めて平和記念公園を訪れた国務長官となったことについて、「非常に大きな名誉と感じたとともに、感極まるものだったことを個人レベルで表明したい」と述べられました。
私は、ケリー氏、国務長官として、オバマ大統領の側近として、いっぽうで優れた政治家として、また人間としてギリギリの、しかし素晴らしい感想を述べられたと思います。ケリー国務長官は、原爆資料館の展示は驚異的で、人間としてのすべての感受性を揺さぶられる衝撃的なものであると表現した上で、こう述べられました。「すべての人が、広島を訪れるべきだ」と。
アメリカ合衆国オバマ大統領は、就任直後にノーベル平和賞を受賞しました。受賞理由は、国際外交と諸民族間の協力強化により、世界の人々に、良き将来への希望を与えたことと公式には発表されています。ですが、核兵器、大量破壊兵器の取り扱いに関する対応が、前政権と違うのだと言う期待が込められていたことは否定できないでしょう。
そんなオバマ大統領が、広島を訪問し、平和記念公園に献花するのは、今後の『日米同盟』の方向性や、今世界で絶えない紛争解決に、『戦争』を行うことに関して、新たな意義つけがなされるかもしれません。任期満了が近いからできることかもしれませんが、オバマ大統領の英断に期待したいものです。
今回のケリー国務長官は、謝罪はしないと言われました。私も、原爆は悪であるが、アメリカ合衆国が、日本に対して謝れ!と要求するものではありません。謝るべきは、自国民を戦争に駆り立て、巻き込み、原爆投下等の甚大な被害を齎した日本軍国主義であり、これを進めた、止めれらなかった当時の為政者です。最終的にはポツダム宣言を受諾して、日本は、無条件降伏したわけですが、アメリカに言わせれば、ポツダム宣言を受諾して、戦争終結させる機会を逸した日本に対して、戦争を止めさせるために原子爆弾を投下したことになるわけです。
でもねえ。そう思っていない人がいるんですよ。曰く「ポツダム宣言と言うのは、アメリカが、日本に原子爆弾を2発も落として、日本に大変な惨状を与えた後、『どうだ!』とばかりに叩きつけてきたもの」と理解していたのです。この方、それから10年経過した昨年の国会でも、「ポツダム宣言は、詳らかに読んでいない」と答弁されましたから、まだ正しい理解をしていないのだと思われます。
広島で行われたのは、外相会談であり、両国のトップ、方やバラクオバマ大統領、方や……の首脳会談にならなくてよかったとの余計な声が聞こえてきそうです。オバマ大統領、ぜひ広島長崎に来てください。
去る4月8日は、きさらぎ法律事務所を開設した後、私にとってひとつのきっかけとなった思い出深い『記念日』であります。
2016年平成28年4月8日、私は新千歳空港に到着しました。平成8年4月8日、私は弁護士業務を遂行するために、新千歳空港に到着しました。それからちょうど20年経過しました。
20年前のあの日、まさかこれほど毎年、札幌の裁判所を中心として、弁護士業務を遂行するためにこの空港に行き来することになるとは想像できないことでした。 20年前の4月8日は、まだJAL日本航空に吸収される前のJASこと日本エアシステムのA300型機で、私は午前9時ころに、新千歳空港に降り立ちました。このときは、きさらぎ法律事務所の開設記念?として前年に事業主、中小企業経営者のみなさんと勉強会をさせていただいた折、これに参加された道内の中小企業診断士で、行政書士をされている方から、債務の問題等で、法的に対応しなければならない方々が多くおられるので、まとめて相談を受けていただけないかとの依頼があったのでした。
昨日もあるテレビ番組で、北海道の大きさが放映されていました。実際私は函館市、釧路市、網走市から札幌に移動するのに、航空機を利用しました。ここでも新千歳空港に到着するのです。今はもう慣れましたが、地理に明るいを自称する私でも、航空機での移動には、チョット驚いたものです。新千歳空港は、北海道の入り口でもあり、北海道の皆様にとっては、札幌への入り口でもあるのです。 北海道と言うと、東京あたりの人たちは、なんでも札幌のイメージがあるわけですが、近郊の苫小牧市や岩見沢市には、当時弁護士による法律相談を常時受けて依頼するのは困難な事情があったのです。
そのころ私はまだ30代で真面目?なときでした。折から、日本弁護士連合会の司法改革や法律相談事業に関する委員会の事務局幹事をしていたこともあり、とにかく求める方々がいるなら行ってみよう!と決断して1日出張したのです。
この方々とのご縁は、これで終わりましたが、この経験は、きさらぎ法律事務所の特徴にもあるとおり、私の弁護士としての姿勢に、大きなかたちを残したのです。
北海道、札幌だけではありません。私は出張相談、訪問相談を行っております。
必ず面談し、時間をかけてしっかりお話を聞く、そして相談だけでは解決しない、解決まで依頼者のためにご一緒することを徹底しています。札幌について言えば、それ以前から懇意にしていただいた南昇税理士事務所の諸先生やスタッフ等からのご紹介で、幾つもの案件を担当させていただいてもおります。また、なぜか首都圏にお住まいの依頼者より、札幌等を管轄する案件を受任することがあるのです。
それは、家裁事件が多い私にとって、家事調停の管轄は、相手方の住所地とされる事情が大きいと思えす。 私はいつも思うのです。依頼者と弁護士の関係は、距離的の長短ではなく、信頼関係の濃淡だと。
そんな思いで業務に携わっておりますと、北海道から、また九州から、きさらぎ法律事務所をお訪ねになる方々もおられるようになり、本当に有難く思っております。 この『ひとりごと』では、新千歳空港は、私がいちばん好きな空港だとお話しています。本当は、仕事の後の『サッポロクラシック』が楽しみではあるのです。
でも、私の気持ちの中に、20年前に大きなきっかけを与えてもらったこの空港が、何か付かず離れず、いつも私を待っていて、チャンとやつてるか!と見守ってくれているのではとも思えるのです。
そんなことを思いながら、午前10時の札幌の裁判所に向かうため乗車した『快速エアポート』は、札幌駅に到着しました。あれからちょうど20年、感慨深い思いで、新千歳空港を後にして、仕事に向かいました。
電車内、特に通勤時間帯のマナー違反は困ったものです。よく議論され、苦情が出るのは、ベビーカーを広げて乗車されることに関してです。しかし、これについては、議論は決着しているのです。
すなわち、国土交通省は、2014年3月に、電車やバスの中では、ベビーカーをたたまなくても良いとする共通のルールを決めたからです。これが『ベビーカーマーク』であります。確かにベビーカーは、『大きくて邪魔』なことは否定できないと思いますが、子どもを連れて、荷物を抱えている保護者がベビーカーをたたんで持ち歩くことのほうが、転倒や挟まりの危険があるからと判断されたからでした。このこと自体は、「そうだろうな」と思います。
このベビーカーマーク、ベビーカーを押した人を表すイラストで、目にすることがありますね。なお、エスカレーターは、ベビーカー禁止ですから、お間違いのないように。しかし、いまひとつ認知度が低いのか、邪魔とかぶつけられたとかの苦情は絶えない感があります。昨年あたりから、JR東日本では、ベビーカーや車椅子の利用者のため、全車両にスペースを設け、該当の場所には、ステッカーが貼られています。今後鉄道会社では、車椅子用スペースなどにこれを貼ることで、トラブル防止に務めると、ベビーカー利用者が肩身が狭い思いをしないように、配していくそうです。
さらに進んで、ベビーカー専用車両を設けるべきとの意見もあります。女性専用車ができたとき、これほど広まるとは思えなかっただろうとも言われます。子どもは大切、子どもの姿が見えて声が聞こえるのは、喜ばしいことです。でも、通勤時間帯に、ベビーカーだらけの車両があるのはなんかしっくりしません。西武鉄道では、来年春から、10両編成の1両のうち3分の1を、ベビーカーなど大きな荷物がある乗客向けに、窓枠の色を変えて、目立つようにアピールする計画が発表されています。
さて、ベビーカーは大きくて邪魔と言うよりも、私は、乗降に時間がかかることのほうが気になっていました。混雑時最初に乗り降りしようとしたら、他の乗客が詰まってしまい、時間がかかります。これは列車の遅れに直結します。ベビーカーを持った乗客は、たいてい最後に乗車するでしょう。でも、これは、他の人たちが乗車したことを確認してから安全に乗ろうと言う意味であって、ドアが閉まろうとするときに、無理に乗ることを認めるものではありません。どうしても急いで乗らなければならないと思っている方のために、横浜市営地下鉄では、駅での停車時間を長くしたそうです。ベビーカー利用者も、落ち着いて安全に乗り降りして欲しいからと説明がなされております。
ところで最近、東京メトロのある駅で、ベビーカーがドアに挟まったまま電車が発車するトラブルがありました。さいわい?ベビーカーに子どもは乗っておらず、挟まったまま電車が走行したため、駅の端の防護壁にベビーカーがぶつかって破損しただけですみました。よかったと言うべきですが、なんでカラのベビーカーが押されていたのかわかりません。挟まった異物が1.5cm以下の場合には検知されず、ドアが閉まったことを合図するランプが消えます。今回は、ベビーカーの前方の車輪を支える細い棒が挟まったので、検知されなかったとされます。ただ、車内およびホームから、相次いで異常通報装置が押されていたのに、車掌はこれに気づいたのに、電車を停車させずに、次の駅まで走行させたと言われており、これはベビーカー問題以前のヒューマンエラーだと思います。是非とも再発防止を徹底していただく必要があります。
ただベビーカー問題として気になるのは、カラのままベビーカーを広げて乗車しようとしたことと、そして、時間帯としては、ラッシュ時ではないのに、どうしてドアが閉まろうとしているのに、ベビーカーを押し込んだのかと言うことです。前輪を支える細い棒が挟まったと言うことは、ベビーカーそのものは、ほとんど車外にあり、これを押した人は、当然ホームに残っている状態だったでしょう。東京メトロによれば、いわゆる駆け込み乗車ではないようです。
これは想像でしかありませんが、ベビーカーを押していた人の前に子ども、あるいはお連れさんが先に電車に乗り込んでいて、ドアが閉まったとして、慌ててベビーカーを押し込んだなんてことはないでしょうか?ドアが閉まろうとしたときに無理に乗り込むのは、安全上の問題に加え、挟まれて列車
遅延の原因になるので、絶対にやめてくださいとアナウンスされていますね。
電車やバスは公共のものです。ですから、必要がある人がいらっしゃる以上排除することなく、ベビーカーマークをして安全と共存を図っているのです。私は、車内にベビーカーが広げられていること自体は、子どもはいつもお父さんお母さんと一緒、そして社会性を身に付けるためにも好ましいと思っています。ただし、例えば、ベビーカーの子どもそっちのけで、大きな声でおしゃべりに夢中なママさんたち、ベビーカーを広げ、座席を複数分占領して荷物を置き、子どもにお菓子を食べさせているのはとても良い気持ちになれません。マナーって、こういうことを指すのではないでしょうか?
そう考えると、ベビーカーが良いか悪いかではなく、乗客のマナーの問題だとなるのです。今回報道されるベビーカーが挟まって壊れた事故?、なんで電車は止まらなかったのかの検証と再発防止は大切ですが、なんでベビーカーは挟まったのか、これも様々な面から検証していく必要があると思います。本当に、ベビーカーに子どもが乗っていなくて良かったです。
新学期が始まると、すぐにゴールデンウイークが到来する感があります。
今年は、5月2日が月曜日、6日が金曜日に当たるため、うまく休みが取れる人は、10連休になりますね。ゴールデンウイークと言えば、家族旅行でしょうか?
楽天トラベルが、『2016年家族旅行の人気急上昇エリアランキング』を発表しました。これは、楽天トラベルが、今年1.000人泊以上の宿泊予約実績があるエリアを対象に、楽天関係からの子連れ利用の予約人泊数を、昨年度と比較したもので、第1位は京都駅周辺、第2位は別府市内エリア、第3位はハウステンボスがある長崎県平戸、佐世保、ハウステンボスエリアだそうです。
ケチをつけるつもりはありませんが、これから述べることも含めて、チョット意外な結果でした。
楽天トラベルは、私もよく利用するサイトであり、私がよく行く場所は、この『ひとりごと』をご覧になっている方は、おわかりだと思うのです。 京都自体は、世界遺産が多くある千年の古都であり、歴史好きな人には、何回行っても飽きない場所だと思います。
外国人観光客も多く、つとにホテル不足が指摘されてもおります。だとすると、今更伸び率なんてと思いました。京都駅周辺がトップになったのは、子連れ客が利用しやすい宿があるからだと報告されています。すなわち、添い寝ができ、大浴場があり、朝食バイキングを設定している宿があるからと分析されていました。
別府温泉も、子どもも遊べる娯楽施設があるから、ハウステンボスは、大人も子どもも楽しめるからと言われます。でも、それは今に始まったことではないと思われ、昨年より伸びたと言うのがわからなかったのです。京都やハウステンボスは、絶対的な人気上昇と言ったところでしょうか? 昨年と比べての伸び率ですから、私は、函館とか大阪、信州あたりかなと思いました。
伊勢志摩も人気は出るはずですが、昨年式年遷宮がありましたから、急上昇とはいかないことはわかります。絶対的人気と言うべきかわかりかねますが、嬉しいような意外な結果?が出ていました。ベストテン内に九州の中から6エリアが入ったことは凄いですが、その中でも同じ県内、それも同じ市から2エリアがランクインした場所があります。
私が、そんなことを取り上げるのですから、もうおわかりですね。さあ~福本悟の福岡自慢が始まりました。 楽天トラベルの調査では、『福岡市(天神、中洲、百道浜)、糸島エリア』『福岡市(博多、祇園、海の中道)、太宰府、二日市』がいずれもランクインしているのです。そうです。私がいつも楽天トラベルで宿泊予約を入れる『福岡市(天神、中洲…)』が人気急上昇なのだそうです。家族連れの利用が増えたわけですが、卒直に言って、その理由はわかりません。
福岡市は、子どもが楽しめる場所、家族で見学するにふさわしい場所は多くないです。福岡市内には、ほぼ天然温泉が湧き出る宿はありません。そもそも大浴場を備えるホテルは少なくて、シティホテルがほとんどです。リッツカールトンもウエスティンもマリオットもシェラトンもルネサンスもありません。オークラ、ニューオータニ、グランドハイアット、ヒルトンシーホークが高級宿と言えるくらいです。子連れ利用には、似合わない都市だと思っておりました。
福岡は、『食王(ショッキング)都市』すなわち、飲み食いだけの街だと思っておりました。 それはそうだとやはり思っています。ただ、これだけ福岡大好き、福岡を宣伝している私の立場からすると、やはりこの予想外の?嬉しい結果を分析しなければなりません。
それで私なりの分析ですが、福岡市は、九州そしてアジアの入り口、福岡を起点に行き来する現実があるのではないかと言う結論です。すなわち、東海道山陽新幹線と九州新幹線は、福岡市にある博多駅が、原則として始発であり終点です。ここから熊本、鹿児島方面に出発し、在来線も、大分や長崎への特急始発駅でもあります。外国船入港日本一の博多港、世界一都心部にある福岡空港を持つ福岡市は、対馬や韓国への玄関でもあります。
九州また、アジアの諸地域に行き来するために、旅行者は、福岡市に宿泊するのではないかと言うことです。北海道の入り口新千歳空港は、北海道のあちらこちらに向かうツアーバス等が多く出発します。福岡市も、九州そしてアジアへの出発口そして帰ってきたときの宿泊先に利用されるのではないでしょうか。それは、私が福岡に行く目的とは、明らかに異なるのです。 これは、なんの裏付けもない福本悟の私見にすぎません。
私のように飲み食いのためなんて不謹慎な動機で福岡市に行く人は、実は少ないのだとしたら、楽天トラベルが調査したとおり、どんな宿泊施設が家族旅行をする人に重宝されるか、福岡市の宿泊施設のあり方が見えてくるような気かします。
『京都駅周辺』を例にすれば、添い寝ができ、大浴場があり、朝食はバイキングが高得点でした。そんなホテルが福岡市に多くなれば、正統派福岡宿泊者が、さらに増えるのではないでしょうか。でも私は、私なりの福岡を愛する気持ちで、福岡に行き来するでしょう。
それは、鮮魚を筆頭に、美味しい食べ物と焼酎、そして行きつけの飲食店や屋台等、いつ行っても福岡市を愛する福本悟を歓迎してくださる多くの福岡博多の熱い人たちがいるからです。私の福岡は、統計には現れないよか福岡です。