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なぜ男女問題・離婚問題は「解決」しないのでしょう。(その2)

(2021/04/01)

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離婚したいのに、なかなか離婚できないケースの中に、配偶者(夫又は妻)が絶対に離婚しないと、強く離婚を拒絶しているケースがあります。

 

嫌なものは嫌、というよりも、納得できない、また理不尽には屈しない思いはよくわかります。

離婚を求められたが、自分は――今は――離婚したくない、応じられないと言われて相談に来られる方も少なくありません。

 

このような思いの方に申し上げるのは、自身が納得できるやり方筋道で、夫婦関係を考え、結論を出しましょうと言うことです。端的に言えば、「納得して離婚しよう」であります。

 

愛せない、愛されなくなったら離婚。

 

これは私の確信です。未だ愛している、愛されていると感じておられる方には、離婚を強いることはいたしません。やがて愛されていない、否自分は(本心では)、決して(もはや)愛することができないことに気付きます。そこまで徹底してお付き合いします。そこから離婚に舵を切ります。

 なお男女関係については、答えははっきりしています。嫌なら、嫌いなら、嫌がられたら、嫌われたら関係解消です。これ以外の結論はありません。

 

もちろん関係解消、清算を巡って整理・解決しなければならない問題はあります。

 「離婚したくない」と思って相談に来られた方も、配偶者に離婚の意思が強く、また上記のとおり愛せない、愛されていないことを実感され、私福本悟と委任関係を締結した方は、最終的には離婚になります。離婚すべきなのです。

 

しかし、「離婚を絶対にしない人」が、依頼者の相手方になることはあります。

むしろ私の依頼事件は、ほとんどがそのケースです。以前お話したかもしれませんが、ご依頼を受けて5年以上経過した例は少なくありません。

 

「そんなに時間がかかるのか。」「必ず離婚できる。」と思われるかは人それぞれです。

 

どうしても離婚したい方は、依頼されるでしょう。面倒だ、大変だ、あるいはそんな弁護士ならやってられないと思われて、このコーナーから離れるのもご自由です。

 

ただ言えることは1つ。「離婚を希望して離婚できなかった人はいない。」途中で投げ出したり、諦めた人は、私の依頼者にはおられなかった事実です。

 

しかし、ご依頼を受けて依頼者と進む過程で、常に思うことがあります。必ずいずれは離婚になるのに、どうして相手方の代理人は、離婚を説得しないのだろうか。離婚を前提に、リスタートする選択を与えないのかであります。

 

気に入らないこと、指摘を受けたことに反発反論すること自体が、目的のような調停そして裁判になっていると感じることが多々あります。「時間がかかる」要因の1つです。「納得して離婚」が大切です。依頼者に納得してもらうために、時間をかけるべきなのです。

 

それは依頼者に納得してもらうために、何をどうするか、何を獲得するか、依頼者と代理人弁護士との信頼関係によって導かれるものです。

そこに至るには、時間をかけることが大切です。ネットや書物では得られません。

 

まずは、時間制限のない初回無料相談からスタートします。

きさらぎ法律事務所福本悟にご相談ください。