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なぜ男女問題・離婚問題は「解決」しないのでしょう。(その1)

(2021/04/01)

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離婚を希望しても、なかなか離婚できない方がおられます。

 

なぜそうなのか。一番わかりやすい答えは、配偶者(夫又は妻)が離婚に応じないからです。理由・事由は何であれ、「嫌なものは嫌。」「できないものはできない。」それはそうでしょう。

 これとは別に、なかなか離婚に進む手続を執らない例があります。

 例えば、①夫婦の問題だから「他人」に相談すべきではない。②調停とか裁判は、時間やお金がかかる。これをよく聞きます。

 そこでご本人が希望するとおり、離婚になればよいのです。そういう方はこのコーナーを、ご覧になっていないでしょう。

 

いつも申します。

離婚・男女問題で「紛争」となっている、少なくともご自分の意図した解決にはなっていない。まして悶々としてストレスとなり、精神的に辛い・・・。これらは、自分一人で解決しようとするからです。

 

家庭や男女問題を解決できない・・・うまくいかない・・・大きな事情の1つに、弁護士に相談し、依頼しないことがあります。

 

離婚・男女問題こそ当事者間で話し合っても、解決できるものではないと心得てください。人に、特にサポートする弁護士に話すだけでも、話を聞いてもらっただけでも、随分気持ちは楽になったと言われる方は少なくないです。

 弁護士に相談できない事情の1つとしてよく聞くのは、どこに、誰に相談してよいかわからない。専門性や得意分野がわからないと言われることがあります。ネットなどで何々が得意とか発信している事務所は、信用してはなりません。

 かく言う私も、自分が男女問題等の専門とは思ったことはありませんし、離婚事件をアピールしているものではありません。ただ「経験がある。」と言うだけのことです。

 

協議離婚が成立しない状態のときは、調停の申立てをします。ここでも調停は、時間がかかるとよく聞きます。しかし、その手続に進まなければ離婚にはなりません。話し合いでは解決できない、離婚という成果は得られないのですから。

調停は時間がかかるのではなく、じっくり時間をかけて解決に向かっているのです。経験上調停(離婚に限りませんが)成立する場合は、じっくりと時間をかけています。だいたい3~4回期日を重ねますと、つまり調停手続が続いていれば、調停は成立すると見通せます。

 

ダメな場合――最近はほとんどありませんが、――期日2回まででわかります。これは経験です。

 

調停に時間をかけるのは、解決に向けて1つ1つ丁寧に積み上げていくからです。つまり、積み残しをしないために、真剣に集中して行われているからです。

 

離婚・男女問題の解決が長引くのは、そのようなイメージを持たれるのは、早期に弁護士に依頼しないこと、また調停手続等へ進むことに逡巡抵抗をお持ちの方が少なくないからです。

 

解決への第一歩は、弁護士に相談することに尽きます。

 

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