2月3日は、節分で、春のはじまりの前の日とされます。 『節分』の意味は文字通り季節を分けること、もともとは春夏秋冬すべてに『節分』はあったのですが、江戸時代に立春の前日を指すようになったようです。 節分はまた宗教信仰によっては、新しい年のスタートとされることもあります。 新年神社仏閣に参詣すると、今年は何年生まれが厄年だと案内が出ています。宗派によっては、この『何年生まれ』を節分で区切るものもあります。 例えば、今年は大方平成3年生まれの男子、すなわち数え年で25歳が本厄とされていますが、平成4年2月3日までに生まれた男子は、今年が本厄となると言うことになります。 立春の前日は、大寒の最後となり、暦の上では、このころが一年中で最も寒い時期とされています。 今年もこの時期特に東北海道では、たいへんな大雪で、生活に影響が出ていると報じられております。 節分の行事と言えば、豆まきですね。 季節の変わり目には邪気が生じやすいので、これを追い払う行事が、邪気の象徴鬼に向かって豆を投げつける『節分の豆まき』です。 元来豆等の穀物には、強い生命力があるとの信仰がありますが、『魔目』すなわち鬼の目目掛けて投げつけることで『魔滅』に通じるとも言われています。 「鬼は外、福は内」は、江戸時代より前に、もう掛け声として定着していると聞きます。 そしてこの日、自分の年齢の数だけ豆を食べると健康に暮らせると言い伝えられます。 地域によっては、年齢ブラス1の数とも言われていますが、厄除けと同様数え年で計算するので、こんなふうに言われるのではとも思います。 福岡市博多区にある櫛田神社は、私が福岡での初詣を行う神社です。 櫛田神社と言えば、博多の総鎮守であり、『博多祇園山笠』で知られております。この櫛田神社には、節分の時期、入り口に日本一大きい福面が出ています。 この『門』をくぐると、無病息災邪気が入らないと言い伝えられているのです。 今年も、お参りしてきました。見るからに優しそうな面で、この大きな口の向こうには、福が待っていると思わせます。何と無く引き込まれます。 今年も1年元気でいられますようにと願って、少し遅い『初詣』をしてきました。さて、皆さんは、どんな節分をおおくりでしょうか?