『我胸の 燃ゆる思ひに くらふれは 烟ハうすし 桜島山』 幕末の志士筑前福岡藩士平野国臣が、桜島をうたったものです。今日は鹿児島に来ました。 南国鹿児島は、2月でもさすがにコート姿は見かけません。 桜島の噴煙も、この日は見られませんでした。火の国九州は、雲仙普賢岳、霧島新燃岳等の噴火で自然の脅威を知らしめるところとなりましたが、このところ阿蘇山中岳や桜島での大規模な噴火が危惧されています。 このところ九州では、噴火の恐怖もさることながら、近隣からの黄砂やpm2.5などの影響が気掛かりです。昨日福岡市は早くも黄砂が観測されました。また、春節の花火で濃度があがるのではないかと囁かれてもおります。鹿児島市内もどんより雲がかかっていて、桜島の勇姿が見られず残念でした。 鹿児島では、『3S』が言い当てられます。桜島のS、西郷どんのS、サツマイモのSらしいのですが、福本悟流で焼酎のSが替わって入ります。 なお、鹿児島は芋焼酎が有名ですが、サツマイモではなく、コガネセンガンと言う種類のいもが使われることが多いです。 中には紫芋、安納芋、焼き芋等もあります。あの匂いがたまらないわけですが、かなりの種類を飲んでおりますので、最近では、何を飲んでもあまり違いがわからなくなってしまいました。ただ、鹿児島に来たときに買う焼酎として『金生』があります。鹿児島地方裁判所の近くの金生町にある果物屋さんが、屋久島の焼酎三岳酒造と協力して、この『金を生む町』から金運あらたかな焼酎を多くの人に嗜んでもらいたいとの思いから売り出している『知る人ぞ知る』焼酎です。 さて、私の悪い癖は、海のある地方都市に出張すると、市場や地元の百貨店の鮮魚売り場を覗くことです。いつか旧ホームページの『よかとこ九州』で、春先のウニ、うに前線北上中をテーマにしたことがありますが、やはりこの時期、鹿児島には『うに』がありました。阿久根のうにです。もちろん板売りですが、税込金756円でした。 これから夜に備えて焼酎と買ったばかりのうにで、一杯(いっぱい?)やるとしますか。これが楽しみで、桜島に志を訴える都市鹿児島にやって来ます。 我が胸の燃ゆる思いは、……所詮こんなところでした。