キャビンアテンダントが全員Missとわかってしましたが。

2015年8月21日
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お盆の季節ラッシュのさなか、羽田新千歳間を往復しました。早朝から羽田空港は混雑しており、搭乗便も、出発が遅れました。今日は珍しくボーディングブリッジではなく、バスからの搭乗でした。

機内では、放っておいて欲しい私は、ある航空会社の『機内サービス』には辟易しているのですが、今日のエァドウ新千歳空港行きは、チョつと感じ良かったです。機長のアナウンスも、普段は睡眠を妨げられたり、オーディオ音楽が途切れたりして、あまり歓迎できないのですが、こんなアナウンス、初めての経験をしました。

機長は、はじめ「機長の◯◯◯です。……」からアナウンスするのは当然ですし、出発前にキャビンアテンダントから、「本日の機長は⚪️⚪️、私は客室を担当する◯◯です。」と案内があります。

ところが今日のARDO11便の機長は、機長、副操縦士、この航空機の整備士、出発責任者、そしてキャビンアテンダント全員の氏名を述べたのです。まさに、チームARDO11便ですね。なんか一体感を感じました。でも、英語で復唱したとき、CAさんが7名全員が、見かけはともかく、『Miss』だったことが明らかとなってしまいましたが。

北海道の翼を標榜するエァドウは、数年前に経営不振からANAホールディングスに組み込まれ、全日空と共同運行を行なっています。羽田空港の発着枠しのぎ合いは厳しいものがあり、今月再生計画が認可されたスカイマークについても、ANAホールディングスが主導権を握ることになったようです。第三極とか、独自性とか言われても、難しいさが指摘されています。お客さんは、どんな基準で航空会社を選び、何を求め、満足したいのか、難しいでしょう。

最近流行りのコストパフォーマンスと言う言葉に合わせると、私は、今回のエァドウ便にはとても満足しました。気持ち良かったです。つまらないことですが、他社との違いがわかりました。航空機は、ひとたび飛び立つと、何々会社は関係ありません。今ここに居て、私たちを目的地まで運んでくれるスタッフは誰か?これが大事です。何か今後の航空会社の生き残り、独自性を示す参考となるような今日の機内の一コマでした。

 

『リュックサックは、前に持って乗車しましょう』について。

2015年8月20日
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暑さが続きます。暑さの中、夏の風物詩となってるのは花火でしょうか。

今年最後になるのではないかと言われる東京湾大花火大会、8月15日に行われる諏訪湖の花火大会も終わりました。首都圏からもツアーバスが出る大曲花火大会は、あと数日となりました。

あるテレビ番組で、花火大会の観客を狙う『スリ』について報道されていました。これは、花火を見る場合だけに限ってのことではないのでしょうが、前に見ようとするものがあって、特にそれが遠い場所に位置するときは、自分の持ち物に関する注意が散漫になり、被害に遭いやすいと結論が示めされております。狙われやすいのは、後ろにあるリュックサック、子どもを抱きかかえるなどして手一杯のとき、体をそらして入れ物の位置が変わったケースなどが危ない!と例示されております。

総じて、自分の前に、財布等貴重品が見えない状態のときに、被害に遭うようであります。

前に物があれば安全と言えるのは、スリの被害だけではありません。ご本人は、『被害を受けている』わけではないので、なかなかお気づきにならないのですが、通勤電車内でのリュックサックを背負わらるのは、困りものですね。後ろには、目が付いておりませんので、リュックサックの横や後ろの位置に立つ羽目になったら悲惨です。邪魔なだけならまだしも、リュックサックの動き、つまりこれを背負う人の動きによっては、大きなパンチを見舞われたような経験があります。

バック等荷物を横にして、つり革の前に立たれるのも、ちょっと迷惑ですね。つり革の前、つまり座席の横には、荷物を置く人はありません。7人掛けの座席の前には、やはり7人は立つことができるはずです。それが肩に掛けたバック等が横に来ると、5とか6人しか並べません。こんなとき、荷物は前にして持ち抱えて欲しいものです。

よく、通勤電車等では、荷物は前に抱えて乗車してくださいとアナウンスされます。あれは、目が行き届かないところにあると、人間が乗降できても、荷物がドアに挟まれる可能性があるからだと言われています。

確かにそうですが、急ぎ乗車することに夢中になると、人間の意思から離れた荷物がどうにかなっていて、近くに居た人の顔面を押し付ける等、危険な状態に至る可能性もあるからだと思います。

混雑する公共の場所では、荷物は前に持つ習慣が確立すると良いです。あらゆる『被害』の可能性を低くできます。

でも、そんな環境に身を置くがゆえに経験することです。通勤電車、満員電車がなければ杞憂に過ぎないでしょうね。

こんな話題をひとりごとにしてしまう私もまた、やはり東京中心主義に毒されていると言うことでしょう。

 

東京人が経験する夏休み中のら東京駅と羽田空港

2015年8月19日
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夏休みに入り、駅ターミナルや空港は、かなり混雑して来ました。東京に住んでいると、どこか地方に行く場合に出発するのは、東京駅か羽田空港にな ります。首都圏は、交通網が発達しているので、どこに行くにも便利の感がありますが、便利すぎて面倒、わかりにくいと感じられることもあるのでは ないでしょうか。

都内は、地下鉄網が発達していて、乗り換え駅は多いです。そのため、同じ駅であっても、かなり歩かなければ、別の路線のホームには辿り着けませ ん。

 

また、どんどん路線が増える結果、線路そして駅は地下深くなり、なかなかホームから地上に上がれない実情があるのです。慣れていないと、新宿 六本木間15分なんてアピール部分をそのまま受け取ると、時間を読み違えるので、注意が必要です。

特に、東京駅の京葉線ホームに行くのはたいへんですね。ディズニーランドや幕張メッセの案内として、京葉線東京駅から○○分と案内されることがあ りますが、山手線、京浜東北線、中央快速線等からは、20分見ていたほうが良いですね。

写真 3 H27.08.12

私は、京葉線沿線に用事があるときは、京葉線東京駅を回避 すべく、新木場乗り換えを選択しております。先日数年ぶりに、京葉線東京駅を利用しましたが、ディズニーランドへ行き来するたくさんの荷物を抱え た人人人で通路は混雑して、汗ダクダクとなりました。

この時期の羽田空港の混雑にも参りますね。同時多発テロ以来、空港の保安検査場を通過するのに時間を要することはもう慣れました。しかし空港、航 空機の搭乗に慣れていない方々も集中する時期であり、保安検査場前で慌ただしいこと、全部荷物をひっくり返し、連れに対してあーだこーだと叫んで いてなかなか列が進まないことはしょっちゅう見かけます。安全は、無駄の積み重ねと思っている私は、全然悪びれた様子なく、『すみませんね』と仰 る方には、作り笑いで、『とうぞごゆっくり』『お気になさないでくださいね』等申し上げます。

特に羽田空港は、巨大空港です。第1ターミナル、第2ターミナルと分かれていることは、ほとんど周知されていると思いますが、早朝空港へ向かうリ ムジンバスでは、預けた荷物の受け取りの関係で、どちらのターミナルか、あるいは航空会社はどこか係員から尋ねられるのですが、これがテキトーだ と、バスが空港に到着後、荷物の引き渡しに難儀して、次のターミナル(私の場合は、第1ターミナル)への到着が遅れることがあるのです。

写真 1 H27.08.12

各ターミ ナルでも、端から端からまで長いので、例えば第1ターミナルスターフライヤー北九州便の受付と、スカイマークとは、相当離れています。JAL便が 入る第1ターミナル北と南の違いくらいは、まだ楽なほうです。こんな状況ですから、空港には、早めにお越しくださいと案内されるのでしょう。
写真 2 H27.08.12
このように並びたてると、随分優しさがないねと言われそうです。そうではありません。私にも家族があり、子どもが小さいときは、旅行などいたしま した。この年になって、『あのころ、良かったな』と思うのです。駅や空港で、小さなリュックを背負う子ども、両手に大きな荷物を抱えつつ、子ども の 手を引くお父さんお母さん、ここに家族、日常があり、ほんわかのどかな思いにさせられます。

あるとき、明らかに仕事とわかる格好をしていたからか、機内隣席で、ほぼ到着まで泣きわめく幼児がいたところ、羽田空港に着陸してベルトサインが 消灯し
た途端、CAさんが近寄ってきて、『本日は、たいへん申し訳ございません。後ほど…』と小声で話しかけられたことがあります。私から、『我 が家にも小さい子どもがいて、同じ経験をしてきました。子どもは、飛行機に乗ったことが良い思い出になるでしょう』と応対したものです。CAさ んってたいへんだなと感じたときでもあります。

こんな夏の思い出と経験をした夏休みが始まりました。こんな平穏な生活、平和な日本が永遠に続くことをことさら強く願う2015年の夏でありま す。

ぬいぐるみの中に人間がいると思ったら、夢は消えてしまいます。

2015年8月18日
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夏になると、テレビでも、心霊写真や妖怪等をテーマにした番組が放映されます。この話、ひんやりするのだそうです。テーマパークでも、お化け屋敷がよく設けられます。私たちも子どものころ、林間学校等で、肝試しが遊びの行事に含まれていたことがあります。

札幌市に帰省中の19歳の男子大学生が、男女数名の友人らと、遊戯施設『ノルベサ』内にあるお化け屋敷『ゆびきりの家』に入ったところ、出て来た『おばけ』を殴ったとして警察に逮捕されたとニュースになっておりました。『ノルベサ』は、すすきのを一望する観覧車が有名で、酔った勢いで『乗るべさ』と言いたくなる雰囲気がありました。この大学生も、酔って施設内のお化け屋敷に、仲間とともに入ったようです。

ここでは、あまり論点にもなっていないようですが、未成年者の飲酒はいけませんね。

酔って気が大きくなったのか、地元に帰って友人らにカッコいいところを見せたかったのか知りませんが、おばけを殴ってはいけませんね。おばけさんは、暗い(たぶん)中で、分厚い衣装を着用(たぶん)して、不意に攻撃が加えられたら、防御の仕様がないのではと思います。さぞかし驚いたでしょう。

お化け屋敷には、おばけを殴ってはいけないとの注意書きが掲示されていたから、このお客さんは、契約違反だと言うようです。

しかし、そんな暗闇にある掲示板なんて、お客さんは注意して見ません。商品?に手を出す、破壊行為は許されないことは、広く公衆が出入りする場所を使用する場合のルールでしょう。そもそもお化け屋敷には、本物のおばけなんか居るわけがなく、人間が着ぐるみの中に入っているのは常識、予見可能性十分ですから、『おばけ』に手を出したら『犯罪』となることは当然です。なんでニュースになったのでしょうか。

着ぐるみがやられる?ケースは、おばけだけではありません。

ディズニーランドで、ミッキーマウス等がやられたことは聞きません。でも、何かのセレモニーのとき、例えば、パチンコ店がオープンしたとか、何々週間のセレモニー等で、しばしばぬいぐるみが登場します。私は、暑いのにご苦労さまと思います。ときに子どもたちから、叩かれたり、「悔しかったら飛んでみろ」なんてからかわれてお気の毒の場面を目します。

今回は、たまたま夏のお化け屋敷内の暴行事件でしたが、ぬいぐるみ、着ぐるみに対する『暴行事件』とか、これらを纏っている人間からすると理不尽と感じる『お客さん』による行為は、世の中結構あるのだと思います。

ミッキーマウスは、ミッキーマウスだから夢があり、人気を集めるのです。ぬいぐるみの中に何が入っているの?と思ったら、夢なんて一挙に覚めてしまいます。

でも、あの酔ったお兄さん、人間ではなく、突然現れた得体の知れない『おばけ』に対して、仲間を守るために攻撃を仕掛けたとしたら、これは夢と現実が錯綜した難しい事件の様相を見せます。

彼はそのとき、『人』に対する有形力を行使したとの認識はなく、あくまでこの世のものとは思われない『物』に対して手を出したのだとしたら、『事実の錯誤』と言う刑法上の論点が関わってきます。これは、理屈です。未成年者が酒を飲んで酔ってはいけません。これが『本当の論点』となる真夏の珍事でありました。

菅直人氏のお詫び行脚におもう。

2015年8月17日
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九州電力川内原発が1号機が、8月11日に再稼働しました。

安倍晋三内閣総理大臣のもと、いわゆる新基準による初の再稼働です。
東日本大震災による福島第1原発の事故後、国内の原発は全て停止されました。安倍政権になった2012年7月から翌年の9月まで、国内の電力不足を補うと言う理由で、関西電力大飯3.4原発が一時稼働した後約2年停止していた『原発ゼロ』が、終了しました。

川内原発再稼働の前日、鹿児島県薩摩川内市には、民主党衆議院議員菅直人氏が、姿を見せたそうです。菅直人氏は、東日本大震災発生時の内閣総理大臣で、震災後の対応、そして福島第1原発の事故等に関しては、国民から、そして当時の野党自民党から、散々批判されたことはなお記憶に新しいかと思います。菅直人氏は、福島第1原発の事故後、避難された方々が病に倒れ、お亡くなりになったことの責任を痛感し、原発反対に訴える人、不安に苛まれている地元の方々の前で、謝罪したとのことです。

当時野党だった自由民主党は、国内の原発稼働すなわち、電力エネルギー政策を原子力に委ねたのは、長年政権の座にあった自党ですが、このとき民主党の杜撰さ、頼りなさ、危機管理能力のなさを徹底的に批判しました。そして、政権に復した際の衆議院議員総選挙でのマニュフェストでは、原発に依存しないエネルギー政策、原発の再稼働には否定的な主張を明らかにしておりました。

原発再稼働に踏み切った政府の判断について問われた安倍晋三内閣総理大臣は、「世界最高水準の基準で認められた原発から再稼働していく」と述べました。歌ではありませんが、どうやらご自慢の自身の政権の中で発足した原子力規制委員会での判断だから、ーーかつての民主党政権批判や、自党のマニュフェスト、国民に向けた説明と異なってもーー間違いも矛盾もないと言いたいようであります。

福島第1原発事故では、予想されない事態が発生したのだと言われました。それが全部民主党の責任と仰るのかわかりませんが、もし、今回再稼働した原発で、『予想出来ない事態』が起きて事故に至った場合の責任はどうなるのでしょうか?

この点、菅義偉内閣官房長官は、「個々の原発の再稼働の判断は事業者」と述べました。また、先のとおり、最高水準による新基準をクリアーしたと言われる安倍晋三内閣総理大臣は、「安全神話に陥ることなく、事業者と規制当局が、安全性を不断に追求していくことが大事だ」と述べ、電力会社や原子力規制委員会の責任を強調したと報じられています。

これはおかしいと思います。

過去の人になった民主党を、『これでもか!』と批判したことはもう、どうでもよいです。その言われるところの『世界最高水準の新基準』なるものを設定するよう準備段取りし、その答申、結果報告を受けて、原発再稼働に舵を切ったのは誰ですか?もし、電力会社や原子力規制委員会?が責任を問われる構造理屈になっているのだとしたら、先の福島第1原発事故の結果、東京電力の責任、賠償能力はどうであって、そのため政府は何をしたか、これをお考えにならないのでしょうか?まさか地域の振興等のために原発を誘致した自治体に住んでいる住民の自己責任なんて言わないですよね。仮に事業者の責任だとしても、事業者が責任を果たせるのか、それが政治の判断だと思います。

数年後、性懲りも無く原発をまたしても再稼働しようとする政権が現れたとき、再稼働が決まった何処かの原発の前で、かつての菅直人氏ように、お詫び行脚する安倍晋三氏の姿が見られないことを願うばかりです。