今日から10月。
子どものころ、夏季用の軽装から、冬季用の制服に替わる10月1日は、なぜか毎年暑かった記憶があります。
昭和時代に『青春』を過ごした世代が、10月で思い出すのは、新幹線開業,東京オリンピックではないでしょうか。
これを記念した10月10日は、体育の日となりました。
現在は、クールビズの時代ですし、体育の日も、10月10日固定ではなくなりました。
時代に適合するため?なのでしょう。確かに、もう、慣れてしまった感はあります。
変えるべきものは変える,変えてはならないものは変えない。
この姿勢は大切です。ただ、このバランスの取り方は難しい。
たとえば、家庭裁判所の調停で、『なんでそうなの?』と思っていたら、
調停委員会から、「それは決まっています」なんて言われたことはありませんか。
言葉は違っても、これと類することを言われたと感じられることはあるのではないでしょうか?
確かに、経験と専門性のある機関の発言は、それなりの理由・合理性はあるのかもしれません。
しかし、時代の変化や、いま、当事者が抱えている生の事実を謙虚に認識していないのは、
当事者本人なのか、調停委員なのか、必ずしも断言できないと感じることがあります。
調停委員を批判しているのではありません。
それは、調停に臨む当事者の思いや目指すべきところが、調停委員会にうまく伝わっていないからです。当事者と調停委員のコミュニケーションがうまくとられていないと、どちらが的外れなのか、先に例えると、時代,存在する、生の事実に適合しない姿勢をとっているのはどちらなのかが分からないまま、信頼関係が構築されることなく決裂する,すなわち、調停不成立になってしまうと考えます。
きさらぎ法律事務所の初回無料相談を利用される方で、調停委員に対する不満を仰る方がおられます。 調停のその場に、経験と専門性のある弁護士が代理人として就いていれば、こんなことにはならなかったと思うことが多いのです。 仮に『決まっている』としたら、まず、なぜ決まっているのかを質し、それは変えてはならない決まりなのか、変えるべき決まりなのか、依頼者の目線とバランスに配して検討し、意見するのが弁護士です。
調停がうまくいっていないということは、当事者にとって、何も解決していないということです。
そんなときは、改めて弁護士福本悟が代理人となって、調停の申し立てをいたします。
新幹線のように早くはないかもしれませんが、弁護士福本悟と一緒に、考えてみませんか?