アビスパ福岡は、11月3日、今季最終試合をホームレベルファイブスタジアムで行います。

2016年11月1日
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プロ野球日本シリーズが終了した夜、広島マツダスタジアムでは、もう日付が変わるころにも、大きな音がしていました。それは、日本シリーズに興奮した人たちが、騒いでいたのではありません。

ほとんど人がいなくなったスタジアムの練習場で、広島東洋カープの選手たちが、バッテイング練習をしていた音だったのです。さっき日本シリーズは終わったばかり、もう来年まで、プロ野球の公式戦はないのです。『カープ女子』ら、熱心なファンが、静かに眺めていたと言うことです。

なんともまあ、ビックリです。

もう試合はないのです。しかも、さっき今年最後の試合が終わった、広島東洋カープが破れてばかりなのです。それが深夜の練習とは……。悔しさを忘れないことなのか、そうではないようです。来年40歳になるベテラン新井貴浩選手は、こう言います。これはいつもとおりだと。

広島東洋カープの選手、シーズン中はナイターが多いですが、翌日は、午前10時には球場に入って、もう汗を流しています。プロ野球選手は、自動車で通勤、しかも高年俸の選手は、外車等の高級車を乗り回すのが常と言われているのに、カーブの選手は、電車バスで行き来しています。

新井選手によれば、昔はタクシー券があったものの、近頃の若い選手は、それを使うことをせず、電車バスなのだそうです。ベテラン新井貴浩選手をしても、当然と言います。

日本シリーズを制した北海道日本ハムファイターズは、翌日すぐに札幌市に帰りました。ビールかけで遅くまで、また朝からはマスコミに追われお疲れのところ、約1.000人が出迎えた新千歳空港に到着し、そのまま札幌ドームに向かったそうです。栗山英樹監督こう言いました。『調子にのるな!チャラチャラするな!』。そして栗山監督、上京して以前キャスターを務めていたテレビ番組に出演し、改めて感想と決意を披露しました。

優勝した際のインタビューでも言っていたように、日本一になった実感はない、失敗を反省し、修正すべきところ、これからやるべきことを考えていたそうです。ご自身は、いつでも野球のことしか考えることができないとも仰っていました。

日本ハムファイターズも、翌日から練習を始めたそうです。これから来年のキャンプまで、日本一を喜ぶファンらとのイベントもあるでしょうから、このオフシーブンこそ、どのように過ごすかがとても大切と纏められました。広島東洋カープも、北海道日本ハムファイターズも、監督スタッフ選手一体となった素晴らしいチームですね。

だからこそ、史上稀に見るハイレベルの好試合が展開され、普段野球に興味がない私なんかも、引き込まれたのだと思います。

今年サッカーJリーグディビジョン1に所属したアビスパ福岡は、きさらぎ法律事務所として法人後援会に登録され、私福本悟はアビスパサポーターのひとりです。

残念ながらシーズン最下位が決まり、来季は、再びJ2に舞台を移します。J1の壁と言えばそれまでですが、なんとも歯痒い試合ばかり見せられました。

そんなアビスパ福岡ですが、井原正巳監督が言われる言葉は好きです。

『しっかり準備して次に備える』。これは、昨年猛烈な勢いで終盤戦を闘い、昇格プレーオフを制してJ1へ駆け上がった当時から、井原監督が言われていたことです。今年結果が出なかったことは本当に残念ですが、準備無くして勝負はできない、何事も向上しないことを知らしめた言葉です。

今年25年ぶりにセリーグを制覇した広島東洋カープ、先ほど挙げた『練習』や『日常』は、今年になって始められたのではないはずです。かの栗山英樹監督をしても、就任初年度で、パリーグを制覇して臨んだ日本シリーズで、読売巨人軍に負けたとき、球団に進退伺を提出したそうです。

そして翌年はリーグ最下位となり、その後ことごとくクライマックスシリーズで敗退、ようやく5年にして最大11.5ゲーム差あったパリーグを制覇し、日本一となったのです。

『ローマは一日にして成らず』と言われます。準備して、コツコツとやるしかないのでしょう。ですから私は、アビスパ福岡を応援します。広島東洋カープ、北海道日本ハムファイターズの活躍から、アビスパ福岡の選手何か感じ取って、今シーズン最後の試合に臨んで欲しいです。

そして私は、1年でJ1へ復帰、、、、なんて望まみません。


この間井原正巳監督から教えられた『準備』をやり続けて、いつの日にか日本のサッカー界に、『アビスパあり』、あのアビスパが!と言われるような存在になって欲しいと思います。


広島東洋カープありがとう!北海道日本ハムファイターズおめでとう!