一年に一回、そして一生に一度

2015年7月9日
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日本列島周辺には、6月末に発生した3つの台風が近づき、その影響で、7月に入って全国的に雨の日が多く、東京などでは、梅雨冷えなんて言われております。この時期に、台風3個が列島に影響するのは13年ぶりだそうです。

この関係で、7月7日の七夕は、夜空に天の川どころか、星を眺められる地域は、ほとんどなかったのではないでしょうか?

七夕とは、江戸時代には5節句に数えられた笹の節句、星祭りとも称されますが、天の川を挟んで織姫彦星の伝説が有名ですね。

でも、梅雨空で天の川なんて……と恨めしく思う向きもあろうかと思いますが、もともと七夕は、旧暦の7月7日に行われていて、これが新暦になって、折から梅雨に当たってしまったのでした。

ですから、仙台市なとでは、8月に七夕祭りが行われるわけです。

織姫彦星の物語は中国(だったと思います)の故事で、これが遣唐使?を通じて日本に伝えられたのだと聞いております、その昔、天の川の西側に織姫と言うお姫様が住んでいて、美しい機を織るこの姫君を、父天帝はたいそう慈しみ、結婚相手には、天の川の東側に住む働き者の牛使い彦星を選んだところ、このふたりは仲睦まじく、いつも一緒に居て、働かなくなってしまいました。

怒った天帝は、天の川を隔ててふたりを離れ離れにしたのですが、あまりに可哀想に思え、七夕の夜に限ってふたりを合わせることにしたと言う物語であります。天の川に輝く琴座のベガが織姫すなわち織女星、鷲座のアルタイルが彦星すなわち牽牛星で、夏の星座を探す目印ともなっているのです。

なんか福本悟に似合わないお話であります。

私が言いたいのは、七夕の夜のように、1年に1回しかないもの、これは世の中には結構あるのではと言うことです。1年に1回どころか、おそらく一生に一度の結婚式は特別でしょうが、弁護士に何か依頼するのも、一生に一度あるかないかが現実だと思います。


そんなふうに考えれば、私どもは、皆様の人生に、とてつもなく大きなエピソードをもたらしていることになります。

私自身の仕事でも、『1年に1回』はあります。例えば、株式会社の定時株主総会総会がそれです。
また、かつては、子どもと離れた親が、1年に1回我が子と面接することもありました。
何気無しに過ごしてきましたが、当事者にとりましては、とてつもなく大きく、また緊張する場であります。自分の誕生日が1年に1回は当たり前、なんか緊張感なく歳をとっていくようです。

そんなときは、織姫彦星のロマンチックな伝説に思いを致すことなど、良いのかもしれません。

子ども心に帰り、また、短冊に願いを立てた?青春時代を思うのもまた一興しょうか?今年は、夜空に星を眺めることはできませんでした。

来年は、どうでしょう。


今、国会でなされようとしている事柄を考えると、どんやりした梅雨空が続いてしまいそうです。天から光がさす日が訪れるでしょうか。

 

オヤジギャグは、自分が言いたいことを優先する特徴かあります。

2015年7月8日
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私は50代ですが、人を笑わすことは苦手です。

 

面白いこと、可笑しいことをやって、その場を和ませるのは、若い人やその道の達人にお任せすれば良いと思います。

最近、ある勉強会に講師として招かれたやがて60歳になろうとする男性が、「ギャグを言った」として、話題になっています。と言うよりも、ご発言後、ご本人がギャグだと仰っているだけで、その場に居合わせた勉強会参加者や、その上司、さらにはギャグ?を聞いた多くの人たちは、どういうわけか、誰もギャグだとは受け取っていないようです。

 

ご発言の内容は、米軍普天間基地の辺野古沖移設に反対の世論が強い沖縄県を代表する新聞社2社を、「潰さなあかん」と勉強会に参加した『生徒』の質問に対して答えたものです。

その理由も、きちんと説明されました。なんでも普天間基地の周りに基地があるのを認識して人が集まり、地主となった方々は、大金持ちとなったから、本当は基地の移転を望んでいない、基地従事者の性的暴行事件が基地移転問題の契機となったが、米軍関係者より、県民によるその種事件のほうが多い、中国から、県内の何処か一つでも奪われたら、この新聞誌を購読する県民も、目を覚ますのではないか云々であります。

 

生徒たちは、ギャグでありながら、あまりにおかしくて受けたのか、拍手したそうです。

 

でも、この講師さん、おかしなことも仰っていました。

 

ギャグを言ったのは、この勉強会が、居酒屋での会合みたいなものだからであって、それなのに、こんなギャグに聞き耳立ててマスコミが流すのは卑怯だと言うのです。

 

確かにギャグの目的は、その場を和ませることでしょう。熱心に勉学に励んでお疲れになった生徒から、講演終了のころに出た質問ゆえに、ギャグを披露されたのかもしれませんね。

 

でも、勉強会は、居酒屋談義とは違うと思うのですが。

この生徒さんたち、居酒屋に出向いてギャグを聞きに行く時間なんてないはずなのです。だって、このギャグ先生の勉強会と同じ日に並行して行われる予定だって他のメンバーの勉強会は、まさしく今、この団体が直面する重要問題に直結するテーマだったにも関わらず、上司から、そんな時間はない!として、中止が決められたのですから。

 

ギャグ先生は、新聞社をネタにするのはお好きなようです。このギャグが世間から注目されたところ、卑怯な振る舞いをしたとされる新聞社3社を挙げて、「本当に潰れて欲しい」とツイートしたそうですから。

 

でも、こちらは、ギャグとは言われません。とある団体の勉強会ではないから、ギャグを発したことで、その場に居た生徒が、上司から、お叱りを受ける心配がないからでしょうか。 ひところ『オヤジギャグ』と言う言葉が流行りました。

 

これは単純でわかりやすく、安直であるがゆえに笑えないために、聞き手に苦痛を与える類いのギャグ?を意味しました。

 

このギャグ先生、関西方面の方のようですが、かつて例えば、『そんな洒落、言いなシャレ』『痔になったん。そらひさんや大黒堂』なんてありましたね。

 

でも、オヤジギャグは、相手を楽しませることよりも、自分が言いたいことを優先するところにその本質があったのではないでしょうか。

 

なるほどこのギャグ先生、見事に言いたいことを言いましたね。

だからこそ、沖縄県の新聞社2社についてはギャグ、卑怯な振る舞いをした大手新聞社3社は本当にキライ!やはりどちらも本音だったのでした。

 

それにしても、ギャグの場に、すなわち居酒屋談義に居合わせた生徒さんが、上司から処分されたのは、お笑いで済まされないのでは?あのギャグ先生からは、こんな声が聞かれそうです。「それもギャグや」。

 

確かに、この団体が、今進めようとしている事柄は、悪い冗談にしても決して笑えませんから。

札幌転勤者も、福岡転勤者も、東京都民も3度泣く?

2015年7月7日

『札幌転勤者は3度泣く』をご存知ですか?サラリーマンの悲喜交々も言い当てた言葉です。

 

1番め、最初は、突然上旬から、札幌市への転勤を命じられたとき、「あぁ、あの寒い北海道に飛ばされるのか」と泣き、

2番めは、札幌で、最初の冬を迎えるとき、

そして3番め、最後は、札幌転勤を終え、いよいよ札幌市を離れるときに泣くのです。

 

札幌市にはよく行く私も、なんとなくわかる気がします。サラリーマンが購読する雑誌で、『転勤したいところ』の上位に、必ず札幌市は入ります。神戸、仙台、広島市などは常連のようです。

 

さて、実際転勤を終え、東京などに帰ってきたサラリーマン、特に単身者が、『転勤して良かったところ』のほぼ1位は、様々なアンケートによっても、福岡博多となっています。

さあ、また福本悟の福岡自慢が始まりました。

 

先ほど、『なんとなくわかる気がします』と申し上げたのは、初めて福岡、九州に踏み入れた25歳の4月、ブルートレイン『あさかぜ1号』博多行きに乗車して、下関駅を出たときの思いが、フラッシュバックするからです。

 

このときまで私は、実家暮らしでした、 あさかぜ1号の車掌さんが、『これから関門トンネルを通過します。トンネルを出たら、次は、九州の門司です。』とアナウンスしました。直後、トンネルに入り、なんとなく感情が高ぶったことを覚えています。門司駅に到着すると、機関車を交換するため停車時間があって、車外に出て、思いっきり最初の九州の空気を吸いました。

 

そして、この先、まさか福岡にこれほどハマるなんて、全く予想できないことでありました。

福岡市から帰ってきた27歳の11月、前夜は、福岡市で知り合った友人宅に泊めていただき、新幹線博多駅で『ひかり号』が発車したそのとき、『ありがとう』と不覚にも涙が出てきました。その後、毎年福岡市に行き、我が家に居る20代後半にもなる息子たちも、縁あって、福岡ファンとなっているのです。

 

今や福岡市は、我が家にとって、心の中の帰省先でもあるのです。

 

福岡市の人口は150万人を超え、政令指定都市中、福岡市の人口増加率は1位です。人口が増え続けているのは、それなりの理由があるわけです。地元紙西日本新聞が、纏めたところでは、3つほど理由があるようです。

これら理由から『暮らし易さ』が魅力となるのだと結論づけられています。衣食住ですが、今日は省略します。 いつも思うのですが、東京って、魅力ありますか?食べ物はマズイ、物価は高い、通勤が大変、老人ホーム(特養)や保育園には入れない、自然がないし、危険ばかり等等。そのくせして、なんでも東京東京の風潮は、愉快ではありません。

最近では、新国立競技場建設問題が起きています。 東京オリンピックのメイン会場になる新国立競技場は、2500億円の建設費用がかかるようです。新国立競技場の建設は、東京オリンピックの招致が決定する前に、1300億円くらいの費用を見込んでいたらしいですが、流線形の綺麗な姿にするために、費用が増大し、また、工期が間に合うのかも指摘されていて、この増額分を、東京都が負担するのか等、迷走状態です。

 

北京、ロンドンのオリンピック会場が、400億とか650億円とか言われていて、なんでこんなにお金をかけなければならないのでしょうか。

なんか首都東京を凄い!と見せなければならないような感覚なのでしょうか。東京にだって、普通に暮らしている人、暮らしたいと願っている人が多数のはずです。

 

暮らし易さこそ、その土地への愛着になるのではと思います。東京都民として、あのハコモノは、要らないなと思います。

 

外国からのお客様は、アレが目当てでいらっしゃるのではないでしょう。

東京以外の地域の皆様は、この新国立競技場建設を巡る騒ぎを、どんなふうに感じられるでしょうか?

 

『新国立競技場に3度泣く』は嫌ですね。最初は、東京オリンピック開催が決まったとき、2度めは、オリンピックが現実にここで開催されたとき、そして最後になって、オリンピックが終わり、まさかの負の遺産となってしまったときなんてならないことを、東京都民として願っているのです。

偉大なるイエスマンの今と昔

2015年7月6日
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今、都内を歩いていると、2020年東京オリンピックのバッジを着けている人を見かけます。その東京オリンピックで、新たに競技に加えられる種目に関して、誘致応援活動がなされています。スカッシュ、テコンドー、ボウリング等が対象とされています。

その中で、もし正式に競技種目に決定されたら、日本代表の選考に、ユニークなやり方をする種目があります。ボウリングがそれです。要するに年齢問わず、誰でも予選に参加できるのだそうです。このニュースを扱った番組のキャスターは、「ピンが倒れる前に、ボウラーが倒れるのでは?」と、全然心配した感じなく、軽口をたたいておりました。

選考過程には、いろいろご苦労されるでしょうが、まず、正式種目となるための努力してるなと感じました。ボウリングと言うスポーツに、国民が注目する契機ともなります。そして、現在ボウリングをやっている方々に、やる気を起こさせるでしょう。「東京オリンピック代表予選に出た!」と言うのは、ひとつの勲章となるかもしれません。

『誰でも参加』は、よく聞く言葉です。でも、なんか自分には遠い存在と思って引いてしまうものでもあります。確かにオリンピックは、「参加することに意義
がある」と言われたものです。私も、自分はやっていないのに、サッカーの4級審判員の資格取得したときは、嬉しかったものです。

そのボウリングを普及しようとする全日本ボウリング協会の代表に、懐かしい顔を見つけました。

元自由民主党幹事長武部勤氏です。武部氏と言えば、小泉純一郎元内閣総理大臣時代に、郵政民営化を率先忠実に行い、郵政選挙では、造反議員の選挙区に刺客を立て、ご自身仰っていた『偉大なるイエスマン』は、当時の流行語にもなりました。

郵政選挙である意味敵を作ってしまったこの方、ある選挙区の応援演説で、『最初はぐー、斎藤健』なんて絶叫したところ、与党議員から『最初はぐー、武部はパー』なんてからかわれてるように、上司に忠実なあまり、生き生きとした表情をなされない印象がありました。本当に、真面目な方なんだなと思いました。

その武部勤氏、政界を引退後、久しぶりにお姿を拝見しましたが、いい顔していましたね。ボウリングをされていたからか、若返ったように見えます。あれなら、まだまだピンを倒せるでしょう。

マイクを向けられて、ご自分の意見を述べておられました。

さて、今、与党議員は、どんな心身の状況で、日々生活されているのでしょうか。あるいは、ガス抜きになっていたかもしれない国会、委員会でのヤジも、どなたかのヤジがきっかけで、国民的関心が持たれ、なかなか発せない心理状態になったと思われます。安全保障法案の件から早く解放されたい!とお考えかと推察いたします。

ただ、これから解放されたは良いが、武部勤氏のように、全部やり遂げて、自ら政界から引退するではなく、志半ばで、先の法案に賛成した、それは決して『偉大なるイエスマン』なんかじゃないとして、選良により、『引退』『失業』に追い込まれるかもしれません。

そんな余計なお節介までしたくなる武部勤氏の清々しいお姿でありました。

マスコミによく登場する弁護士さんの回答が、常に正しいわけではないのですが。

2015年7月3日

誤判とは、裁判所が誤った判断をした場合を指すとされています。

裁判所は、法律の適用に関しては専門家だと言う点で、判断の前提になる事実認定を誤ったことが、私たちの世界では、『誤判』とされるのです。

 

もちろん、現在審議中の、安全保障法案が合憲なんて判断が出た場合には、裁判所が憲法の解釈を誤ったわけですから、法律専門家として、誤判以上の間違いを犯したことになりますが。 誤判は、再審無罪等が報じられることでも、刑事事件のイメージがあると思います。

 

司法修習生のとき、結構好きだったある裁判官が、事実認定は刑事事件こそ重要と仰っておりました。そのときは、有罪率が99%以上で、ほとんど被告人が自白している刑事事件は、ある裁判官なんて、起訴状と同じに判決を書くことが重要なんて言ってくらいで、私は、民事事件の事実認定が大変なのでは?と感じていたのです。

 

民事事件では、まず原告被告は、真っ向から違った事実の存在を言ってきます。証人本人尋問なんて、事実はひとつなのに、双方全然違うことを証言します。

これを依頼者から見れば、「嘘ばっか言って!」と頭に来るわけです。勿論、反対尋問の機会はありますが、最も良い反対尋問は、反対尋問をしないことだと先人が言われるごとく、理詰めで追い詰めようとしたら、反対に、相手方の主張を固めるだけになってしまうからです。

何処かで述べたと思いますが、裁判所は、それ自体が、また、存在する客観的証拠と照合して、不合理な弁明、証言は排斥します。そして、あるきっかけにより、『心証の雪崩現象』を引き起こして判決に至るのです。

 

さて、ある民事事件の判決で、裁判所の判決文に、41箇所間違いがあったと報じられております。主として判決文に添付する一覧表の数字とか、曜日の誤りで、判決内容には直結する誤りかどうかはわかりませんが、この誤記?多数の判決文を手にした当事者にとりましては、裁判そのものの信頼を失うのではないでしょうか。

 

この判決文を書いた裁判所は、判決を『訂正』するようです。 おそらくこの判決を書いた裁判官は、自分の意図したところと、判決文の表示が異なっていたのでしょう。

よく入札等で、1000円だと思って品物を買おうとしたとき、間違って100円と希望価額を書いしまったなんて事態はありますね。これは、表示上の錯誤と言われます。しかし、表示上の錯誤ではなく、完全な間違いをするケースもあります。

先日、テレビの法相談番組なんかによく出てくる⚪️⚪️女性弁護士と言われている方が、一緒に出演していた芸能人から、「無期懲役と言っても、15年くらいで出てくるんでしょう」と尋ねられて、これを肯定する回答をしたことが、ネット等で議論されています。

これは完全な誤りです。

 

細かい統計を見たわけではありませんが、この数年、裁判員裁判が始まり、有期懲役刑の最高が30年となりうるようになって、少なとも20年未満で、いわゆる仮釈放される受刑者はいないはずです。先の『30年』との均衡からか、30年以内で仮釈放された無期懲役囚がおられたならば、マスコミ挙って取り上げると思います。

「被害者の…」「遺族は…」 件の⚪️⚪️女性弁護士さんは、表示上の錯誤、すなわち、「言い間違えた」のではありません。本当に、無期懲役受刑者は、15年くらいで出てこれると思っていたのです。

 

しかし、ネット上のやりとりは、もっと私を驚かせました。ほとんどが、この弁護士さんを批判する投稿かと思いきや、そうではありません。 曰く、「30年でも早い」「無期懲役なんだから生涯入っているのは当たり前」「ここぞと言うときに『人権派』が出てくる」等等です。公共の電波から、間違った回答をした法律専門家をバッシングするのだろうと予想していたのですが、実に意外でした。

 

でも、無期懲役囚の方々は、飛んだとばっちりではないでしょうか。裁きを受けて受刑中ですが、また「そんな奴…」と非難される羽目になったのですから。

 

もっとも、受刑者の方々は、件の『法律番組』を見聞きすることはないですかね。

世の中の風潮として、テレビ番組等で発言する弁護士等法律専門家の見解が常に正しいと受け取る向きがあるのではないでしょうか。確かに、法律相談をしたいとき、『敷居が高い?』法律事務所をわざわざ訪ねずに済みますから便利ではあるでしょう。

そう言えば、当時弁護士だったマスコミによく登場する弁護士が、⚪️⚪️地区の番組で、ある刑事事件の弁護団を許せないなら所属弁護士会に懲戒申し立てしよう!と呼びかけたとかで、弁護士会には懲戒申立てが続出、当の弁護士本人も、所属弁護士会から、『弁護士として品位を欠く行動』だとされ、懲戒処分を受けております。

 

マスコミに露出する弁護士は、世間では応援され、弁護士仲間からは批判される例のようです。

おそらく「無期懲役囚は15年で仮釈放されて出れる」との見解を示した弁護士が、市民から、懲戒申立てをされることはないでしょう。

むしろ、所属弁護士会が、『無期懲役囚は、ここ数年30年未満で仮釈放されたケースはないのに、間違った情報を社会に広めた』として、不勉強ゆえにこの弁護士を懲戒処分にしたら、社会世間の皆様は、どうされるか興味があります。(極めて稀有な例ですが、)30年経ったら出れると説明(事実なのですが、)する弁護士会がおかしいなんてご意見が寄せられるような気がいたします。

事は、裁判官が、判決を訂正して済まされるようなケースとは異なった結果となると思われるのです。