JR千葉駅は、今年から3年かけて新しく生まれ変わります。

2016年10月25日
テーマ 
これから年末に向かう時期、道路工事が多くなる印象です。

これは3月末にも見られる風景で、予算を使い切る意識があると見られています。でも、12月とか3月は、各界とも慌ただしく、ときに工事は交通渋滞のほか、様々な経済上の影響をもたらすことがあります。このところ、街のあちらこちらに、工事の予告版が出てもいます。

長期間の工事となる場合はともかく、例えば戸建住宅の建設も、秋から冬、そして春先に向けての時期が多い気がします。職人さんは、暑さも寒さもたいへんですが、雨が降ると工事ができなくなり、また、寒さは体を動かして気にならなくても、やはり暑さは応える、特に熱中症の危険性が指摘されるようになってからは、従業時間も少しずつとなるからだそうです。

全てが地球温暖化ゆえとは言えないにしても、多少の寒さは可との業態もあると言えますか?

ところで、いつも、いつになっても工事していると感じられる場所ってありませんか?私が自宅から、かつての実家のあったところに行く途中、いつでも工事している箇所がありました。ときに道路を真っ直ぐに、ときに舗装を、ときに幅員拡張を、ときに橋の補強をと、本当にやってない日はないくらいです。

でも、同じ工事を繰り返しているのではなく、先のとおり1つの箇所で、いろいろやっているのです。ですから、ここを通る人車は、わかっているのです。どうせ渋滞するなと。

IMG_1538
私の行動範囲で、いつも工事していると言うか、いつになったら終わるの?と思う場所があります。ひとつは福岡空港、ひとつはJR千葉駅です。福岡空港は、国内線ターミナルが3つと国際線ターミナルがありました。国際線と国内線が離れているの羽田空港でもそうなのですが、国内線が分かれていて、特に第1ターミナルは小さく古くなっていて、JAL、ANAでも行き先によりターミナルが異なるなど、乗り換えに不便とも指摘されていました。

現在の福岡空港、年間の離発着回数は17万回以上、国土交通省が、円滑に離発着できる回数と指定する16万4.000回を超えて、慢性的に遅延が発生しています。そのために到着ゲートやターミナルが変更になるなど、よくわかっている利用者でも、混乱することがあるのです。新ターミナル着工は、混雑緩和と増加する海外からのお客様を受け入れるアジアのハブ空港とする目的があるとされています。平成25年から、本格的な工事が行われています。

でも、いつも行き来する者としては、この新ターミナル構想が持ち上がる前から、いつも、どこか工事していた印象です。例えば、取り付け道路駐車場入り口とか、国内線ターミナルの売店、飲食店の配置などかいろいろです。何か不便があると、小手先の済ませ方をしていると思われ、返って不便を感じました。新ターミナルは、平成31年完成の地上5階地下2階建てで、国内線ターミナルをひとつにまとめられるそうです。

工事が開始されて1年経過したところで、第1ターミナルは、閉鎖されました。さらに搭乗口は減ったでしょうか。混雑気になりますね。

でも、平成31年に完成するかどうか、福岡空港の関係者に聞くと、もっとかかるのでは?と答えが返ってきます。素人目にも、ホントちょこちょこやっている感があります。これだけ利用者が多いので、その目を縫うように、やらざるを得ないのかもしれません。この進捗に接すると、結構ストレスですね。

それと、根本的には、滑走路が1本である点で、混雑緩和は解決しません。紆余曲折あった末、平成37年には、現在の滑走路に並行して、2.5000メートルの滑走路が完成される予定ではあります。ただ、もと板付遺跡の一帯でもあり、現在行われている環境アセスメント次第では、さてどうなるやらと思ってしまいます。いずれにしても福岡空港の工事は、延々と続きます。

IMG_0807

JR千葉駅の工事は、いよいよ今年11月20日に、『一部』完成により、新駅舎が開業となります。県庁のある千葉市の玄関千葉駅は、房総への入り口でもあります。いっぽう、成田や潮来、銚子方面にも向かいます。それでJR千葉駅は、房総方面の内房線、外房線と、佐倉方面に向かう総武本線、成田線が分れるため、駅そのものが、『横広』となっています。要するに、歪なかたちとなっていたのです。それを駅コンコースを3階にして、改札口から各ホームまでほぼ等距離にして、並行感を持たせる造りとなって、生まれ変わります。

そして駅ビルの中に順次店舗他を入れて、ひとつの大きなターミナルとする構想です。開業は、3回3年に分かれるようですが、その第1期開業となる『ペリエ千葉、エキナカ』が、開業するとのことです。

千葉駅の工事、実際いつから行われていたか覚えておりません。ただ、はっきり言って、あまり便利な駅だとは思えなかったので、なんとなくいつも工事をしていた感覚なのです。これから3年間にわたり、駅ビルも含めて順次開業していくそうですが、そこを生活の本拠としていない者としては、単に駅が使いやすくなればよいのです。

工事期間が長い、いつも工事をしていると思えてしまうのは、そのを場所が不便だとか、通るのが面倒だとの感覚があったからではないかと考えられます。私が嬉々として行き来する福岡の入り口福岡空港もまた、工事は延々と続く気配ですが、大好きな福岡の一部、入り口と思えば、工事に携わる方たちのご苦労を思い、楽しみに完成を待つことといたしたいと思います。