東京に54年ぶりに雪が降りました

2016年11月25日
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勤労感謝の日の翌日、前夜から本州の南を通過中の低気圧の影響で、関東甲信では冷たい雨が雪と変わるとの予報が出されていました。真冬並みの寒気の影響で初雪になるかもと言われ、気になって眠れぬ朝を迎えた首都圏にお住いの方が、少なからずおられたのではと思います。そうなのです。遂に、本当に、朝から雪が降っていたのです。



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気象庁は、午前6時15分に、東京都内で初雪を観測したと発表しました。午前7時に家の外を見ましたら、積雪となっていました。私の家は23区外にあり、ひと冬のうち数回は、都心は雪がないのに、家の近くではうっすらと雪化粧することがあります。最寄駅まで歩いた午前8時には、あたり一面白銀の世界でした。午前中は多摩地区で仕事があり、雪道を歩行しました。午前11時に気象庁は、東京都内で積雪を観測したと発表したようです。確かに気温は低いです。

東京での11月の初雪は、1962年以来54年ぶりとのことです。そして積雪に関しては、観測史上初のようであります。元気予報は、朝からこの話題ばかりでした。雪は昼過ぎにかけて関東甲信地方の広範囲で降り、箱根、秩父のほか多摩地区でも、降り始めからの降雪量は、10cmに達すると予想されていました。東京で雪となれば、真っ先に浮かぶのが交通機関の乱れですね。

通勤時間帯で、都心に向かう私鉄や新幹線には遅れが出ていました。昨夜の段階から鉄道各社は雪の予報が出ていて、列車遅延や運転見合わせが起きる可能性を、駅の掲示板などで知らせておりました。量販店では、雪掻きグッズを買い求める人のため、スコップ等はすぐに品切れになってしまったようです。タクシー会社は、日頃の数倍の予約数となっていると答えております。最近は天気予報は当たるとされ、今回も、いくらか準備することが可能だったのは良かったです。

ラニーニャ現象で、今年の北国特に北海道は、大雪が予想されると申しました。でもまさか東京が……の思いです。朝から鉄道は遅れるし、都内で雪道に転倒するなどして怪我をした方も出て、いつもながらの雪に弱い東京を露呈したようです。ただ同じ都内でも都心部と都下多摩地区とでは、かなり様相が違いました。朝起きたときから積雪があり、午前中は多摩地区に用があったので、道路にも積雪を確認しましたが、午後事務所に着いたら、周囲は全く積雪はありませんでした。それでも電車遅延等起きるのです。

今日の東京は、気温も低く寒い1日でした。今日だけコートを着用しました。明日から仕切り直しとなるでしょうか。ネット上の意見として、日本には夏と冬しかなくなったがありました。それは極論としても、過ごしやすい時期が少なくなったとの声はよく聞かれます。全部が温暖化の影響だとは言えないでしょうが、 どうにも温暖化対策が進行しているとは思えません。パリ協定の発効の日に、TPPに関する委員会で『強行採決』が行われるなど、天は見ていたのではないでしょうか。

11月の東京初雪、これは異常気象の一例かどうかは別として、このところあちらこちらで発生する地震も気掛かりです。生態系の変化もつとに指摘されるところです。何か異変が起きないか心配です。心配ないのは内閣支持率だけでしょうか。つまらないひとりごとでした。