今、都内を歩いていると、2020年東京オリンピックのバッジを着けている人を見かけます。その東京オリンピックで、新たに競技に加えられる種目に関して、誘致応援活動がなされています。スカッシュ、テコンドー、ボウリング等が対象とされています。 その中で、もし正式に競技種目に決定されたら、日本代表の選考に、ユニークなやり方をする種目があります。ボウリングがそれです。要するに年齢問わず、誰でも予選に参加できるのだそうです。このニュースを扱った番組のキャスターは、「ピンが倒れる前に、ボウラーが倒れるのでは?」と、全然心配した感じなく、軽口をたたいておりました。 選考過程には、いろいろご苦労されるでしょうが、まず、正式種目となるための努力してるなと感じました。ボウリングと言うスポーツに、国民が注目する契機ともなります。そして、現在ボウリングをやっている方々に、やる気を起こさせるでしょう。「東京オリンピック代表予選に出た!」と言うのは、ひとつの勲章となるかもしれません。 『誰でも参加』は、よく聞く言葉です。でも、なんか自分には遠い存在と思って引いてしまうものでもあります。確かにオリンピックは、「参加することに意義 がある」と言われたものです。私も、自分はやっていないのに、サッカーの4級審判員の資格取得したときは、嬉しかったものです。 そのボウリングを普及しようとする全日本ボウリング協会の代表に、懐かしい顔を見つけました。 元自由民主党幹事長武部勤氏です。武部氏と言えば、小泉純一郎元内閣総理大臣時代に、郵政民営化を率先忠実に行い、郵政選挙では、造反議員の選挙区に刺客を立て、ご自身仰っていた『偉大なるイエスマン』は、当時の流行語にもなりました。 郵政選挙である意味敵を作ってしまったこの方、ある選挙区の応援演説で、『最初はぐー、斎藤健』なんて絶叫したところ、与党議員から『最初はぐー、武部はパー』なんてからかわれてるように、上司に忠実なあまり、生き生きとした表情をなされない印象がありました。本当に、真面目な方なんだなと思いました。 その武部勤氏、政界を引退後、久しぶりにお姿を拝見しましたが、いい顔していましたね。ボウリングをされていたからか、若返ったように見えます。あれなら、まだまだピンを倒せるでしょう。 マイクを向けられて、ご自分の意見を述べておられました。 さて、今、与党議員は、どんな心身の状況で、日々生活されているのでしょうか。あるいは、ガス抜きになっていたかもしれない国会、委員会でのヤジも、どなたかのヤジがきっかけで、国民的関心が持たれ、なかなか発せない心理状態になったと思われます。安全保障法案の件から早く解放されたい!とお考えかと推察いたします。 ただ、これから解放されたは良いが、武部勤氏のように、全部やり遂げて、自ら政界から引退するではなく、志半ばで、先の法案に賛成した、それは決して『偉大なるイエスマン』なんかじゃないとして、選良により、『引退』『失業』に追い込まれるかもしれません。 そんな余計なお節介までしたくなる武部勤氏の清々しいお姿でありました。