休日夜の飲食店レジでの出来事

2015年7月22日
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関東甲信越地方も梅雨明けし、このところ高温の日が続き、熱中症に注意が呼びかけられています。夏休みに入ると、行楽地は人人人になり、また、近場で外食の家族連れで、レストラン、飲食店 は、どこも満席となる例であります。

暦が休日の夜、車で15分くらいのところにある百貨店の入った複合ビルに、食事に行きました。遅い時間だったせいか、すぐに入店できましたが、帰りの会計、レジで、『あれは無いよ!』のシーンに遭遇しました。中年男の愚痴にお付き合いください。

よく、ファミリーレストラン等で、混雑時の別会計はご遠慮願いますと案内されています。店舗にとっては、回転を早くするメリットはありますが、基本は、お客様はお互い様、食事を楽しんだら、良い気分で帰りましょうの観点から、これもひとつサービスだと思っています。大人数でひとりずつ会計されては、後の一般客は、長く待たされて気分悪いですよね。

私にも経験があります。ある現場立会いを終え、昼下がりのファミリーレストランに入って食事して会計しようとしたら、何かの会合でもあったのか、オバ様たち10人くらいがレジの前で、あーだこーだと言いつつたむろしていて、私の姿を見るや、サッとレジ前に並んで、ひとりずつ会計をはじめたのでした。あまりジロジロ見てはいけないと思いつつも、ご裕福な方々なのでしょう、10.000円札ばかりのオンパレードで、ずいぶん待たされました。

レジ担当者は、クタクタの体で、なが〜く待った私が、つい「お疲れ様」と労いの言葉をかけてしまいました。

年相応のれっきとしたオバ様ですらこうなのですから、小さな子を育てるお母さんは、他のお客さんのことなど眼中に無いのは無理ないことかもしれません。私が「あれは無いよ!」と思えたシーンは、店のプレゼントを巡る子どもの要求と親の対応です。

この飲食店、何かの会員になっているお客様には、帰りにパン3個をプレゼントするシステムとかで、ちょうど私と家内が食事を終えてレジに行ったところ、このプレゼントのことで、小学生くらいの子ども2人連れたお母さんが、レジ担当者にあーだこーだと言っているのです。ちなみに、お父さんとおぼしき男性は、少し離れたところで、見るようでもなく眺めておりました。

要するに、このお母さん、プレゼントとして貰ったパンが、子ども
の好みとは異なったらしく、子どもが好きな物を選ばせてと言うわけであります。レジ担当者だけては対応できず、店舗内から応援を求めて、この家族のパン選びに付き合わされて、レジが機能しなくなりました。

プレゼントとは、タダで貰うものです。プレゼントに注文をつけるなんて聞いたことがありません。パン選びをしているこの家族の後ろには、食事を終えて帰りたい会計待ちの人たちが並んでいます。

万一にも、子どもが、タダでいただいたプレゼントに不満を言い、別の物が欲しいと言っても、これを嗜めるのが親の子に対する教育だと思うのですが。このお母さん、子ども2人と一緒になって、夢中でパン探しをしていました。

でも、凄いです。こうして選んだプレゼント?のパンは、どこそこかにおみやげにするらしく、このお母さん、綺麗に包装するようレジ担当者に求めておりました。こうなってくると退屈したのか子どもたちは、周りを走り回っておりました。

かくしてようやく会計できるようになって、この店舗の係員、なんと私たちにも、プレゼントをくださったのでした。よく見ると、件のご家族に本来お渡しするはずのプレゼントが、こちらに流れてきたのですが、まさしくプレゼントであり、有難く頂戴いたしました。


これから夏休み、日頃おじさん族が目にしない光景を見るかもしれません。