衆議院で、安全保障関連法案が可決された後、新聞各社でおこなわれた内閣支持率に関する世論調査の結果が発表されました。
複数の調査で、安倍内閣は、発足以来初めて支持率よりも不支持率が上回ったとの結果が出されました。
中でも、支持率が約36%、不支持率50%越なんて発表もありました。 ある意味、どのマスコミでも、同じような報道をするので、新鮮味はありません。そしたら、チョっと興味を唆られた新聞社がありましたので、ご案内します。
それは、『今、日本のリーダーにふさわしい人』の世論調査を行ったのだそうです。
この世論調査の方法•対象、その意図は、私にはわからないので悪しからず。
今、日本のリーダーにふさわしい人の1位に輝いたのは、安倍晋三日本国内閣総理大臣でした。
得票数26.1%で、他を大きく引き離しての堂々のお姿です。
ちなみに2位は、最近政界引退表明をした安倍晋三氏のご友人、橋下徹大阪市長でした。人気者の橋下徹氏をしても、11%だそうです。この新聞社は、『内閣支持率は、低下しているが、』有権者が、なお安倍首相に代わる指導者を見出せないと論評しております。
確かに、信長、秀吉、家康や、聖徳太子も伊藤博文も居なければ、吉田茂、田中角栄、小泉純一郎の面々も、世論調査の選択肢にはないのでしょう。この新聞社お得意の野党第1党に関する論評について、『この政党支持者の44.9%が、リーダーにふさわしい人はいないと答えた』と付記しています。
もっとも、集団的自衛権を行使可能とする安全保障関連法案を巡る一連の安倍晋三氏の有り様が、リーダーにふさわしいと映ったのかどうかはわかりません。
そんな報道を知ってテレビをつけましたら、これまたあるテレビ局が、衆議院での採決後、安倍晋三内閣総理大臣に単独インタビューしたところが、放映されておりました。
内閣支持率が39%、不支持率が56%となった理由について、この局のアナウンサーが、安倍晋三氏に対して質問したところ、安倍首相は、「戦争法案などとレッテルを貼られたこと」を理由に挙げておられました。
こ自身の応援団が、マスコミを懲らしめるとか、マスコミを叩くとか発言して、国民•国会に対して遺憾の意を表明されたばかりだと言うのに、実に意外なご発言であります。
ても、こうして逆風の中、安倍首相の表現の自由をきちっと守るマスコミがあるのですから、なにをしても、安倍首相の評価が下がるような心配には及ばないと思います。