暑さの中で自分を知る、身の程をを知る

2015年7月31日
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7月を1週間以上残した時点で、今年都内で熱中症で亡くなった方が15人を超えました。

 

台風が沖縄九州付近を通過しているこのところ、湿った大気と張り出した太平洋高気圧の影響で、関東地方は、連日猛暑続きです。

今日も昼前に、東京都内は35℃を突破したようです。 熱中症の危険性は、大量の汗をかかないのに、平熱を超えて身体が熱くなっているため、脳が体温を下げるよう指令できない状態に至っていることがよく言われます。

外でスポーツをしている人は、汗をかきますし、最近では、試合中にも給水タイムが設けられますので、熱中症にはかかりにくいとされます。特に危ないのは、室内にいる高齢者だとされます。 高齢者は、一人暮らしをしているケースが比較的多いので、誰かの手を借りて身体を冷やすとか、水分を補給する機会が失われがちではあります。高齢者は、皮膚の温度感受性が鈍くなっていて、あまり暑さを感じにくい体質になっていることや、汗をかきにくくなると同時に、脳が、体温を下げるよう指令する能力に劣ってくること、若者と違い、高齢者は移動が少なく刺激もなく、喉の渇きを感じにくくなっていることなどが、脱水症状になりやすい理由と言われます。

 

年をとると小食になり、もともと体内に水分や塩分が少ない状態なので、発汗等による体温調節機能が奏功しないのです。

 

私は、皆さん驚くほどの暑がりです。ロクに運動しないのにいつも大量の汗をかき、事務所内の私の執務室は、知った人からは『冷蔵庫』と陰口を叩かれております。

猛暑の時期は、家にいても暑いので、土日はラフな格好で、誰に気兼ねなく、事務所の『冷蔵庫』で休んでいます。

 

従って、夏季期間の事務所の光熱費は、信じられない金額になっています。

でも、水分の摂取量ともあいまって、私は、おそらく熱中症にはならないでしょう。

 

自分を正しく知ることが、『事故』から身を守る基本だと思います。私は、運動オンチを自覚しているので、例えば、雪に弱い東京として報道される凍った雪に足を取られて転倒などしたことはありません。

ほとんど毎年出張する札幌市など北海道でも、転んだことがはないのです。歩き方は、心得ているつもりです。

また、少しでも走ると息切れするので、電車などは、予め時間を調べて利用しますし、駅の階段等では、可能な限り、手すりの近くを歩行します。なんだかお年寄りのようですね。

備えあれば憂なしの言葉があります。備えとは、『武器』を意味するものではありません。自分を知る、すなわち、『身の程を知る』ことであります。

 

「世界の……」「唯一の……」「最大の……」なんて言葉を発する方は、その中身を備えておられるのか、裸の王様になっていないか、お考えになられるべきかと思うこの暑さです。