福本悟が最も気になる7月15日が今年もやってまいりました。

2016年7月14日
7月15日は、博多祇園山笠の最終日、クライマックスである追い山が行われる日です。7月15日と聞いてこれを直ぐに挙げる人は、福岡博多に関係する人、また、『山のぼせ』と言われる人たちです。

博多で大きな盛り上がりを見せていたこの日、1960年7月15日は、岸信介内閣が、総辞職した日でもあります。60年安保に反対するデモ隊が国会に乱入し、当時東京大学に在学中の女子学生が亡くなったあの事件です。

あれから56年、岸信介氏の孫安倍晋三氏は、磐石な政権を確立し、憲法改正を成し得る力を獲得しました。岸信介氏の念願、自らがA級戦犯とされた先の大戦の総括をし、『戦後レジームからの脱却』の到達点日本国憲法の破棄は、安倍晋三氏によりもはや達成目前のところまで来ました。1960年当時は、学生や組合等の組織による抵抗がその大半でした。しかし昨年あたりから声を上げ、まとまりを見せた市民連合、そしてこれに押されてひとつになった野党連合等どこ吹く風、安倍晋三氏には向かうところ敵なしの様相です。

昔と今とを結びつける何かがあるのでしょうか。同じ7月15日に、引き継がれたものがあるようです。1949年7月15日、いわゆる三鷹事件が起きました。これは無人電車が暴走して死傷者が出た事件で、同じころに起きた下山事件、松川事件とともに当時の国鉄に絡んだ謎で、共産党関係者に嫌疑がかけられましたが、いずれも無罪もしくは迷宮入りしています。三鷹事件は、後に被告人の無罪が確定するのですが、1983年7月15日には、いわゆる免田事件で、免田栄氏が、再審を行った熊本地裁八代支部で、死刑となった確定判決を取り消し、無罪判決を受けた日でもあります。

なんか明るくないことばかりではないかと指摘されそうです。

でも、元気を貰える話題もあります。今ちょっとした時の人となっている小池百合子前衆議院議員は、1952年のこの日、お生まれになりました。読売巨人軍と阪神タイガースの前身となる東京巨人軍と大阪タイガースが初対戦したのは、1936年のことでした。また、スポーツ選手で7月15日生まれの方は、結構おられるようです。


『アビスパ福岡』を応援する私は、いくらかサッカー選手を知っているつもりですが、元日本代表の主将柱谷哲二氏、現在の日本代表武藤嘉紀氏は、この日誕生日です。私と同世代、学生時代の箱根駅伝、そして福岡で司法修習中の私に、福岡国際マラソンで強烈なインパクトを残した瀬古利彦氏もまた、7月15日生まれだそうです。医学的に根拠があるのかどうか知りませんが、夏に生まれた子どもは、体力があると言った人がおりました。
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7月15日は、ほとんど日本国内は梅雨の最中、特に大雨となるときでもあります。今年もまたその傾向が続きそうです。既に梅雨前線と湿った空気の影響で、九州には活発な雨雲がかかっています。長崎県対馬市では、50年ぶりと言う大雨記録を塗り替えてしまったようです。

引き続き北部九州では、大雨の警戒が必要です。博多祇園山笠はいつも雨、特に追い山ではほとんど雨の記憶です。でも、勢い水と言う水を沿道からぶっかけられますから、雨かどうかはあまり関係ないのです。

このところ鬱陶しい、あまり嬉しくない話題が多いと感じるのは梅雨だからでしょうか。

でも、どなたかが仰っていました。夜明け前がいちばん暗い。これから日本の夜明けを迎えることを信じたいです。その兆しは、ほんの少し、微かに現れていると思います。鹿児島県では、脱原発知事が生まれました。これは川内原発の再稼働を決めた政治に対する抵抗です。辺野古沖移設問題に翻弄される沖縄県では、先の参議院議員選挙で、沖縄県選出の沖縄北方担当大臣は落選しました。また、岩手、宮城、福島では、与党は議席を獲得できませんでした。


言うまでもなくこの3県は、東日本大震災で大きな被害を受け、復興が望まれる地域です。これは、政治の世界が、苦しい方々の痛みがわかっていない、何が〇〇〇ミクスだ!でしょう。そしてまた、我々日本人は、本当に辛い思いをしている方々、弱者と言われる方々に、目を向けてきたのか問われることだ思います。自分がそんな状態に至らない限り、他人事であってはなりません。このことを気づかせた参議院議員選挙でもありました。夜明け前と思いたいです。

私は、雨上がりの街が好きです。


実のところ完璧な雨男なので、なにをいうか!ではあります。雨は嫌なものを流してくれます。雨上がりの街は、潤いを増して元気を齎します。7月15日博多祇園山笠の追い山が終わると、暑~い夏がやってきます。首都圏では水不足が心配されています。水がなければ生きていけません。

しかし水も時には人間にとって脅威となります。雨と水、そして潤いを国民にと願い、過去の、日本の7月15日を想うひとりごとであります。