このところ、舛添要一東京都知事をめぐる報道がない日はない感じです。今月22日に公示される参議院議員選挙にも、影響が出るのではないかと特に与党は気がかりな様子です。
私ならずともほとんどの都民、また前知事の辞職に端を発した2年前の都知事選、政権与党が、安倍晋三総理総裁が、舛添要一氏を支持したことは覚えているでしょう。特に定数が6に増えて、自民党そして民進党が、2議席を狙う参議院東京選挙区では、舛添要一氏の去就から、目が離せないところだと思います。
ここに来て、都議会与党の自民党公明党も、舛添知事批判に回りました。これは、党中央からの要請があったことは明らかですね。都民の多くは、舛添要一氏が辞任するまで許さない考えであり、政治とカネの問題が広がって、参議院議員選挙に飛び火したらたまらないのでしょう。
でも都議会野党が提出すると言われる知事不信任案に対する対応、どうするんですかね。 日曜日12日になって、自民党幹部より、都議会与党自民党公明党は、不信任案に賛成する可能性を示唆しました。そうなると、不信任案は可決されますから、知事選、都議会議員選、あるいは知事は、議会を解散して辞任する、しかし選挙に関しては、そのいずれもが行われる可能性があります。
特に東京都知事選は、参議院議員選挙と同日となる可能性があり、投票率も上がり、参議院東京選挙区への影響は避けられないでしょう。
それよりも、今舛添要一氏が都知事を辞めたら、次は誰でしょう。この話題が政局との絡みで、外野はあれこれ言っていますが、現実的には、自民党公認候補者は、出しにくい状況でしょう。知名度だけなら当然可能な人材は揃うでしょう。しかし、新知事は、2020年の東京オリンピック直前に任期満了となるので、当然オリンピックを任せられる東京の顔、日本にとって恥ずかしくない人?を立てる必要があります。
前回も、前知事の突然の?辞職により、自民党は、公認候補を立てられず、元自民党参議院議員で、厚生労働大臣だった舛添要一氏を支持して、勝ち馬に乗ったものでした。もし自民党、舛添後の知事選、その候補者を立てられなかったら、参議院東京選挙区から回るであろう民進党参議院議員に、知事の座を明け渡す可能性大だからです。
しかし、都議会与党自民党が、舛添要一東京都知事を庇うような、まして不信任案決議に反対するようだと、参議院議員選挙は、与党には厳しい局面が予想されます。不信任案に反対、それはあり得るかもしれません。舛添要一氏、東京都民に対して示した公約を反故にしたわけではありません。
ただ、公私混同、お金に汚い、ケチだったことが問題でした。別に『ウソつかない。ブレない。』と言ったわけではありません。ましてウソついても、『新しい判断』と言っているのではありません。
このように考えると、舛添要一東京都知事、自分はウソついていない、選挙のときに言っていないことをやったわけでもない、都民との約束を守っていないわけでもないと、堂々と言い放つこともありかもしれません。
東京都知事選挙と参議院議員選挙のダブル選挙も望むところの方は、おられかもしれませんよ。もう、飽き飽きした、しかし目が離せない舛添要一東京都知事に関する政局とその動向です。