人を大切にしない企業は生き残れない。

2015年4月9日
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今年も4月1日、フレッシュマン新入社員が迎え入られました。

この日各社で入社式、歓迎会が行われたようです。 毎年大学生に人気上位企業として知られるANAホールディングス株式会社では、新入社員1187名を迎え、羽田空港で入社式があったようです。

この日新しく就任した代表取締役社長より、初仕事として辞令と祝辞がありました。いっぽうで、国内第3位のスカイマークは、今年の新入社員は11名でした。

民事再生法の申請が決まって代表取締役となった社長は、こんなときにスカイマークを選んでくれてありがとうと述べておりました。

報道を聞く限りではありますが、会社員経験がない私からすると、随分不思議な光景だなと感じるところがあります。

スカイマークの井手社長は、「家族からスカイマーク入社を反対された人は挙手してください」と言いました。挙手する人がいると思っていたのでしょうか?

もし、挙手されたら、どうするつもりだったのでしょうか?マスコミに囲まれた中で。

また、円安等により、業績良好のある企業では、甲子園の選手宣誓のような新入社員代表による大声での誓いが述べられておりました。

何に、誰に、誓うのでしょうか。

新しい門出の式典があるいっぽうで、非正規雇用が4割の現状を、忘れてはならないと思います。

正社員でも、残業代の支払いは受けられない、金銭『補償』と引き換えに、解雇される時代が到来するかもしれません。

昨今報道されたところでは、何十年ぶりに、単独で法案を提出出来る議席を獲得した野党が、企業献金禁止の法案を提出する準備に入ったようです。

ブラック企業対策にもなるとして、他の野党にも賛同を求めるやに言われておりますが、おそらく賛成21名で終わりでしょう。

民主主義とは数で決まるから仕方ないと諦めますか。 今年入社した若き人材が、安心して仕事が出来る環境が約束されることを願うものです。

 

私は、人を大切にしない企業は、信頼されないと思っています。