統一地方選挙は、第二弾に入りました。
各地の首長や議員を選ぶ選挙です。東京は、4月26日が投票日とされています。
地方自治の重要性を否定するものではありませんが、盛り上がりませんね。
もっとも、『アベノミクスを進めるか後戻するか』が争点だったとされる昨年末の衆議院議員総選挙も低投票率でしたから、そんなことを言えば、地方で真面目に活動する議員さんやその候補者から、批判を受けそうです。
でも、第一弾として行われた各地の選挙結果を見ますと、無投票当選だったり、ある政党を除く相乗りだったり、住民にしてみれば、さしたる緊張感もなく、関心を持てないのはやむを得ない気がいたします。
国会議員の定数削減の話は、本気がどうか、実現するのかどうかは別として、しばしば議論はされております。
地方議員はどうでしょう。
無投票当選ではありませんが、都内の多くの選挙区では、7.8割の候補者が当選する実情です。
数を減らすことで競争が生まれ、品質が向上するなんて考えには、さらさら同調する気がない福本悟を知る方々からすると、『?』と言われるかもしれません。
地方議員の定数多過ぎないですか?人口10万人にも満たない私が住む自治体の議員定数は、優に20人を超えています。当選するのに1000票要りません。通勤電車で眺めらる23区内のある自治体の立候補者のポスターを貼る掲示板は、電車一両の半分くらいを占める巨大なものであります。
より本質的に言えば、議会での決議は、いつも同じ方々が同じ賛否をされるので、もう、やる前から結果はわかっているからです。
私の住む自治体では、国政でいつも『⚪️⚪️を除く』と言われる政党の方プラス1ないし2のグループ、それ以外の約20名のグループに分かれています。
極めて乱暴な意見を言えば、定数を5くらい削減しても、その結果、自治体野党の議席がゼロになつても、与党側が削減の割りを食っても、影響ありません。
4月になると、最寄駅などに、立候補予定者が立つています。
もちろん、日頃から議員活動の報告をし、また、ペーパーなど発行される真面目な方もおられます。
でも、ほとんどの方が、政策の説明なく、名前を連呼するだけ、また、何も言わず、タスキをかけて頭を下げるだけであります。特に、この数年気になるのは、国政の実力者のポスターを横に並べて、ただ立っているだけ……。
選挙やる前から、全然緊張感ありません。私が住む自治体は、幸い?固定資産税や市民税が年々増収にっているにも関わらず、予算は削減されるのですが、その理由はわかりません。
大勢いらっしゃる議員の先生方から、毎年財政が厳しい、予算は削減して無駄を省いたと言われても、今一つ実感が伴わないまま、今年も投票所に向かうことになりそうです。